Lay It Down Slow (Prison Break)

今、プリズンブレイクを見終わりました。
シーズン1だけ早くに見ていて、2,3,4は一気に。
はあ〜
戦いに疲れ果てました。
4年後を繰り返し繰り返し見ました。
Spiritualizedのこの曲良いですね。
癒されます。
ソフィアはパリに行けたんかな〜?
やっと日常に戻れます。

今、プリズンブレイクを見終わりました。
シーズン1だけ早くに見ていて、2,3,4は一気に。
はあ〜
戦いに疲れ果てました。
4年後を繰り返し繰り返し見ました。
Spiritualizedのこの曲良いですね。
癒されます。
ソフィアはパリに行けたんかな〜?
やっと日常に戻れます。

なぜこの会社はモチベーションが高いのか/坂本 光司(2009)
この著者の前作「日本でいちばん大切にしたい会社」と同じ事を実例(15社)を取り上げているものです。
皆を幸せにする会社をが良い会社です。
これにて基礎はばっちり。
後は応用力、発想力、文化とデザイン。

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法/勝間 和代(2007)
とても解りやすく、平易に基本的に押さえるべきところを再確認。
暫く、著者の各著を追いかけそうです。
それに参考文献も。

統合失調症―正しい理解と治療法 (健康ライブラリーイラスト版)
伊藤 順一郎 (2005)

統合失調症―患者・家族を支えた実例集
林 公一 (著) (2007)
とても解りやすい入門書の2冊です。
今だに誤解、偏見が多いですね。
国や地域や、はたまた時代に関係なく100人に1人の割合で起こる病気です。
病気は適切な治療によって治るものですね。
と、こんな社会的な、真面目な事も取り上げつつ、ブログは続きます!

2009年9月13日(日)14:00~ ジュンク堂書店千日前店
いや〜なんか久しぶりに人の集まる所に出た感じ。
なんせ2ヶ月ほど籠りっぱなし。
やっと出来たネットショップ(さあ、宣伝宣伝!)。
クラブクアトロみたいに蒸し暑い非常階段に並び、サインを待つ。
100人超ぐらいかな?

そうそう、ずっと思っていた事。自分の名前をどのように書いたら格好よく書けるか(書く機会はないけど、サインなら、とても格好よく書ける!)。未映子さんが私の名前を書いてくれたとき、これだ、と。
路傍の石の作者よりとった名。そして姓。若大将!
早速練習して、これだ!
文学的な氏名(と言ってた)もこれで完璧!
絨毯おばちゃんの話も出来たし!
単行本版はまだ読みはじめたところですけど。
やっぱり、凄い。
では、また。

東京ガールズブラボー/岡崎京子(1992~1993)
1980年代の寂しさと裏腹の高揚感。
根拠無しに暴走する快感。
乱交。
虚無。
思いを馳せます。
音楽界はろくでもなかったな。
いや、よくよく思うと刺激的なニューウェーブやパンク。
主人公のさかえちゃんがスージーアンドバンシーズの香港庭園を歌いながら登校する、って最高じゃん!
後書、浅田彰さんとの電話放談がもう、めちゃめちゃ面白かったです。
今、万年筆ですよね。

そこで、ラミーのサファリ。しかもレッドクリップ。
レッドクリップはスウェーデン発の限定品でっせ。

といっても万年筆なんか買ったの初めてかな?
持つのも、手にするのも、雑誌「中一時代」年間予約の特典の万年筆以来かな!

次は、嬉しがりのデザイナー御用達、ぺんてるマルチ8。
透明ボディは海外仕様。逆輸入品!

打合せ時の図面にちょこちょこと指示を書く。
これでりっぱなデザイナー!

でも貧乏性ですから愛用品はこれ。
某100円ショップヒット商品(?)、4 in 1。
シャーペンと3色ボールペン。
グリップのラバーが持ちやすいし、もうグ〜ッド!
現代は良い時代ですな。
見たいと思えばすぐにネットで、さくさくっと。
おませサンやったのか、この時代は同級生も見ていたのか分からないけど夢中で見ていましたね。
石立ドラマシリーズ全部。

十一さん好きでしたね。

夏代さんめっちゃ好きでしたね。

主役から一転、脇役に廻った阿万里ちゃん可愛かったね。
そして、涙腺にぐぐっとくる音楽は大野雄二。
幼少期の情報ってすごいもので、微々細々、覚えていましたね。
今まで、思い起こせば、こんな「十一と夏代の恋愛ごっこ」ばかりしていました!
みんな晩年はなんか不遇でしたので(大野さんは今でも活躍中)、チー坊だけはいつまでも活躍して欲しいね(今でも魅力的)。
追悼
…

ジオラマボーイ パノラマガール
岡崎 京子 (著) 1989
(いつになく画像が悪いけど、ご免な…)
ほんとこの人の作品、ツボにはまります。
脱力系というか、なんだか。作者自身も気合いが入ってないようで…
っこんなの、好きですね。
ハルコと神奈川君。
そして、まゆ子ちゃんとの「パン屋襲撃」のエピソード、最高だわ!

知識デザイン企業 (単行本)
紺野 登 (著) 2008
簡単に云うと経営学の本なんですが、もう超面白かった。
知識デザイン=アートカンパニーという企業モデルについて書かれている訳ですが、狭義の意味でのデザインやアートではなくて経営全般にわたるベースになる、または相互に連携されたような物。
と上手くは要約出来ないけど、成功の一例としてアップルが取り上げられている事もあり、本当にあ、あ、あ、と唸る事しきり。
今の世界同時不況が始る前に書かれた本ですが、見事に予見されたような内容。
成功例として取り上げれている企業は今も元気、若しくは生き残っています。
またあまり評価されていない企業は…やはりいろんな事態に陥っています。
そして、話は広がりますが、こういう感覚を身につけるには地頭力を鍛えなあかんね。
フェルミ推定にフレームワーク、論理思考に仮説思考力。抽象化に直感力でどうだ!
それに何よりも身につけたい対人感性力。
そうなるともっと哲学書を読まなあかんね。
そして心理学書。
もっと、もっと、
絵画や書。
結びつけるは、リズムやハーモニーやメロディー。
そう、音楽。
お後が宜しいようで…

川上未映子/ヘヴン(2009)
至って、読みにくい大阪弁とは違って普通の文体。
そして長編。そして、ドラマチックに流れるリズム。
ロンパリで苛められっ子の「僕」、14歳。
同級生で苛められっ子のコジマ。ごわごわの毛で不潔で貧乏な女の子。
苛めっ子のひとり、百瀬。
コジマの論理や百瀬の論理に振り回されながら自殺まで考えた「僕」はやがて「ヘヴン」を見る。
なにかタブー的なある一線を超えちゃうんじゃないかと読者をはらはらさせながら、がつんとなにか硬質なものを無理矢理つかまされ強引に押し込められた。
そして、たった一つの「僕」の涙ですべてを終わらせちゃうところが凄い。
圧倒されました。感動しました。
推敲前の800枚の原稿も読みたいところですね。

わたくし率イン歯ー、または世界/川上 未映子(2007)
喪があけました。
開けさしました。
というか、ビデオとか色々見てたりして、やっぱりミサワが男子レスラーでは一番凄いな、強いなーとか、あの馬場さんが試合を解説しながらあまりに激しい試合やったから泣いたり、いやアナウンサーがゆうただけで、画面では笑うてはったり、そうそう見飽きた頃に、そうや、女子レスラーでは一番強いのは誰や?、と思うたら、それはやっぱり北斗晶!
全盛時の映像ってやっぱりなんか存在自体がめちゃ怖くて、みんなこんなんとよう試合できんなーとか思ったり、アジャやブルや神取に比べたらえらい細いのに、殺気がそれ以上。って。今のテレビでの活躍ぶりはとても想像できんかったよね。
じゃなくて、この小説。
自我のさらけ出し方が凄くて。分け分かんなくも凄い。
後半、クライマックスあたりの熱の帯び方、激しさに嗚咽し、また泣き笑い。
笑ったのは、とてもマイナーなローカルな実際にあった事件?が書かれていたから。
大阪は天王寺駅構内やその周辺を毎日徘徊していた絨毯おばちゃんの事。わたしも毎日会っていました!
髪の毛が踵まで伸びてんねんけど、その髪が絨毯のようになっている。ほんで絨毯(パリパリの毛布?
)を抱えて徘徊。異様な匂いを漂わせながら。
それだけの事やけど。
そして、そのおばちゃん、確か最後に見たときに髪を切ってこ綺麗になっていたと思います。その後、ぱったり見なくなったんだけど。
どうしはったんかな〜

透き通ったタマゴ (単行本)
篠崎 未知佳 (著) 1994
日本の少女たちの精神的な虐待をテーマにした8編の短編集。
日本の現実がとても良く分かります。
躾だったりとか過度の勉強の強要だったりとか親も本人もひどい事をしたとかされた、とか思わないし、訴えても分かって貰えにくいとか。
そして、そういう親たちって教師だったり医者だったりで世間の信頼は厚くって、厚い故に世間体を第一にしていたり。
そんな幼いときに受けた傷、大人になってもなかなか癒されない傷を心理学的な側面からとらえたとても良く出来た話ばかり。
そう、これはすべてノンフィクション。
きっと有名な人のご子息だったりするのかな?
たしか…
作者さんは出版社に勤めていて、色々取材をするうちに「彼女」の中に住んでいた彼女たちの話。
出版が決まり、ようやく世間の人たちに旅立っていく彼女たち。
喜ばしい事であるはずなのに、なにか別の思いがけない気持ちに駆られ戸惑ってしまっているそう。
やはり作者自身もそういう幼いときに受けた傷があるそう。
でもいつまでも蝉の抜け殻のままでもいられないと。
「彼女たち」と共に歩んできた日々を本書に託し、それを機に、明日からはまた新しい一歩を踏み出していきたい、と。
本文はもとより、とても良いあとがきでした。

乳と卵 (単行本)
川上 未映子 (著) 2008
東京の夏ちゃんの部屋に、姉である巻子とその娘緑子がやってくる。
その3日間の話。
母子家庭の母巻子は豊胸手術を受けるために。
娘緑子は心の病で言葉を発しない。
筆談のみ。
へたな関西弁と読点ばかりで句点がなかなか現れないへんな文章。
所々で挟まれる緑子の日記の文章もだらだらとした関西弁。
やがてさめた夏ちゃんの前で母娘は心情を吐露し帰っていく。
つまんない話…
数日後、何となくこの本を思い出す。
いろんな場面を思い出し、それぞれの癒されないもの、不可解なもの。
ずっと抱えていく、誰もが持っている心の片隅にある闇。
買ったけど使われる事のなかった花火。
その花火の事を思うと、つらつらと。
つまり、後になってめっちゃ感動したわ!
未映子さん、先に歌手でデビューしてたんですね。

「瞳ヴァイブレイション」のPVのメイド、めっちゃエロイゼ!

「悲しみを撃つ手」のPV、ドラマチックだぜ!

宗教なんかこわくない! 橋本 治 1995
オウム真理教事件を契機に書いたという宗教入門的な解説書?
一つのメインのテーマはやはりオウム真理教のことで、日本の現代の状況、精神的な幼さ、つまりACだと、そんなことかと思います。
もう一つのテーマは宗教とはなにか?と。
日本人にとって仏教とは、神道とは。
またキリスト教にまで論じている訳ですけど、もう目からウロコ落ち!
こんなこと言っても良いのか、そう、そうだよな、みたいな。
なるほど、なるほど、と。
しかし相変わらず独特の文章。
捻くれているというか、頭良すぎ、というか。
そういえば20数年前の学生の頃、講演会を見ました。
京大の大教室で(注:私は京大生ではありません)。
とても面白かって、未だにいろいろ思い出します。
未知のものを既知のものにするのが知識だ、みたいな固い話だったんだけど、話の展開とかがとても面白くて。

いい会社をつくりましょう。
塚越 寛 (著)2004
「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業の塚越社長の、経営哲学の本です。
いい会社とはどういうものか。一番は社員の幸せだと。そして周りの全ての人が幸せになる会社だと。
急成長など望むべくもない。
緩やかに末広がりの成長。
経営はもとより、道徳観、人生哲学としても非常に参考になる本ですね。
夢なき物に計画はなく、計画なき者に実行はなく、実行なき者に成果は期待できません
と云う事ですよ。
いい本ですね。

クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋 二人 (著) 2005
凄い本です。面白い。SFでミステリーで現代若者文化の象徴です。
「クラインの壺」ってネットで調べてみると色々おもしろいことが出てきます。
あのメビウスの輪の立体盤ですね。
本書ではゲーム作家志望の青年の処女作が採用される事に。
そのプロジェクトがバーチャルリアリティーシステムの「クライン2」。
そしてそのモニターを引き受ける。
そのカプセルに素っ裸で入ると全ての感覚がシュミレートされる。現実と全く区別できない。
RPGゲームを実体験のように味わえる。
それを一日3回、何日も繰り返し、繰り返し。
ふと、アレっと。
昨日駅での待ち合わせ。
あれは現実?ゲームの続き?
そういえばポケットにあったものが、さっきはなかったのに、今はある?
とか。
まさしくバーチャルとリアリティーがごっちゃに。
ストーリーは意外なあっと言う展開に。
そして衝撃のエンディング。
現実とは何なんだ?
現実認識とは何なんだ?
今の日本のゲーマ世代。
こういう状態になっているよね。
「クライン2」なしで。
てね!

リバーズ・エッジ
岡崎 京子 (著) 1994
高校生の青春謳歌物語!
河口近くの淀んだ川とそこに掛かる橋での場面が印象的。
セイタカアワダチソウが茂る川原には3人の宝物が。
腐乱死体。
ゲイのいじめられっこの山田君。過食嘔吐を繰り返すモデルの後輩。そして、私、ハルナ。
それを取り巻く友人たち。事件。
誰もが彼女の代表作と言い切る作品、だそうです。
確かに面白いけど、先の2作品が強烈すぎたので。
私はそれほどでもありませんでしたね。

Pink (MAG COMICS)
岡崎 京子 (著) 1989
一体全体なにがどうしてこんなに面白いのかわかりませんが、何回も何回も夢に見るほどおもろい。
OLのユミちゃんはアフター5はホテトル嬢。だいたい全ての仕事は売春だし。愛なのよ、と。
おまけにお父さんから部屋代まで貰っている。
それを持ってくるは、嫌な奴、継母。実の母は、しあわせじゃなくなってパンストで首つり自殺。
好きなものはバラの花束とピンクとワニ。
そんな訳で一日10kgも生肉を食らうワニを飼っている。
ワニさん近眼なのか眼鏡をかけています!
妹のケイコちゃんは継母の娘。
ぶちぎれたユミちゃんが継母を殺しかけたとき。
おねちゃん、やめて!!
こんな業の深いやなオンナでもあたしにはお母さんなんだもん。
って。
学生のハルヲ君は継母の愛人。
ほどなくユミちゃんと同棲状態に。
そして、ハルヲ君の適当に書いた小説が桜桃賞をとることに。
賞金3000万円。
幸せと夢とスリルとサスペンス。
さあ、エンディングは、
ハッピーエンドなのか?
バッドエンドなのか?

今、大阪の国立国際美術館で開催されているので見に行ってきたんでけど、あの有名な海景シリーズが「U2」の新作のアルバムジャケットに採用されましたね。今、ブレイクの旬ですね。「ボーデン湖 ウッドヴィル」ですか。先の投稿に関連する「カリブ海 ジャマイカ」なんかが有名ですか?それで今回の展覧会では、数10メールの幅の円弧上の壁の凹部に9点の海景が展示されていました。1.5mぐらいの大きな写真が規則的に。展示場は真っ暗。そこに浮かび上がる9枚の写真。全て同じ構図。丁度真ん中に水平線があり、海または湖と空だけ。海は全て凪ぎ。全ての波紋は深くて尊くて神秘的。それぞれが違う表情。地に足がつかなくなり吸い込まれそう。近づくも近づくも遠い。離れるばかり。とてつもなく広い。ちっぽけな自分の存在なんて、あっというまに水平線の彼方に消え去り、無になっちゃいます。それぞれの凪の波紋を間近で見るとはっきりと、そしてボヤケ波打ち、息も絶え絶え。はぁ〜。

会場は真っ暗だし、迷路のようだし、油断すると「海景」コーナーは見過ごしちゃいます。
あと、有名建築シリーズもあるジャン。
安藤忠雄。ル・コルビジェ。フランク・ロイド・ライト。
しまった!安藤忠雄さんとの企画対談もあったんだ!

それから今回は展示されていなかったけど、有名な作品で「映画劇場」シリーズがあるじゃん。
その中の1点。
ゴチック建築の映画館。客席にはたった一人の女性の観客の後ろ姿が(この画像は、ネットで探しても見つからんかった…)。
画面のイメージはベルベットの臙脂色。(でも本当は白黒写真ですよね。)
そして、彼女の名前はイザベルユペール。
若い頃の可憐な彼女。
フランス映画でイザベルアジャーニが主演の「パッション」(かな?)で共演していた可憐な彼女。アジャーニのじゃじゃ馬ぶりに見事に対比した可憐さは魅力的でした(でも私は、本当はじゃじゃ馬が好きなんだけど…)。
確か、フランス映画で「緑の地平線」というマイナーな映画があったよな。
良かったよな。また見たいな。DVDとか出てない?

海と少女 (ヤング・アダルト図書館)
ピーター・ベンチリー (著), 井上 一馬 (翻訳) 1985
作者はあの「ジョーズ」を著者ですが、本当は海と海の生物をこよなく愛する人だという事がよくわかります。
主人公はカリブ海の漁師の村に住む16歳の少女、パロマ。
彼女は見つめます。
灰色の空がゆっくりとオレンジ色に染まり、それから火の球ゆらめく最初のへりが世界の唇にそっと顔を出すさまを…
事故でなくなった父のジョビムは漁師。たったひとりで海の掟、人と海の関わり、自然保護の概念まで悟ります。そのすべてを、泳ぎの出来なかった弟のジョーではなくパロマに伝え導きます。劣等感を持つ弟と姉の仲は最悪です。
パロマはいつも、沖の秘密の海山で過ごします。
そこである日、出会う巨大なイトマキエイ。文面から察するとオニイトマキエイ(マンタ)でしょう。
マンタは網にかかったのか、大きな傷口にロープが絡み弱っています。
パロマは恐る恐る、慎重に近づき、ロープを取り、傷口を手当てします。
そして、心の通い合い。

パロマの秘密の海山はやがてジョーに見つかってしまいます。彼らは無益な必要以上の殺傷を繰り返そうとします。止めようとするパロマにも情け容赦ない殺傷をしようとします。そこに現れるはあのマンタ。パロマはマンタの上に乗り二つの角を操り、網を引きちぎり、船を転覆させるの大活躍!
ジョーと仲間たちは命まで奪われる事はなかったのですが、とてつもない恐怖感を味わい、もうこりごりでしょう。そしてパロマの事もこれからは一目置く事でしょう。
海山の方も最小限の被害にとどまり、ほどなく回復する事でしょう。
そして、去っていくマンタ、もう戻ってくる事はないだろうと確信するパロマは最後に一言「ありがとう」と。

目出度し、目出度し。
でも、ベンチリーさんの文章は必要以上に叙情的になる事なく、あくまでもノンフィクションタッチで、マンタやその他の生物を美しく生き生きと表現し、海への愛を憧憬させるもの。

ありがとう、ヘンリー―自閉症の息子とともに育った犬の物語 (単行本)
ヌアラ ガードナー (著), Nuala Gardner (原著), 入江 真佐子 (翻訳) 2008
重度の自閉症の息子を抱えた母の著作。
そして、自閉症児が社会に適応できるまでの手助けをしたゴールデンレトリーバーのヘンリー。
息子が生まれてから、そしてヘンリーがなくなるまでの5+12年間の日々の戦いを記録したもの。
不妊治療等の様々な苦労、努力をして生んだ妹がこれまた、凄いことに。
とても辛い内容でしたが目出度し目出度し。
母は今や、自閉症児を助ける犬を訓練するプロジェクトに関わっており、デール(息子)は大学に行き、将来は犬の育成プロジェクトに関わっていきたいと思っているそうです。
翻訳もあのトリイヘイデンのシーラの訳者で問題無し。
でも、この本は第3者のプロのライターが書いた方が良かったかも…

ヘルタースケルター (Feelコミックス)
岡崎 京子 (著)2003
なんだか、もう見事な傑作。
ビートルズの「HELTER SKELTER」若しくは、一連のソニックユースの退廃的な曲をBGMにするとぴったり。取りあえず、大音量でソニックユースに浸りました。
世間でも大絶賛のようで!あらすじやら感想はそこかしこで出ていますのでそちらでどうぞ。
単行本化になる前に、作者さんは酔っぱらい運転の車にはねられ、重体となり、リハビリ中に刊行されたようです。
よって思うような加筆修正が出来なかった模様。
天才的な台詞とコマ割り、ストーリーの中でふっと意識のずれ、悪く言えば手抜き的なところあり。
そこに重要な意味が込められているのか、なんなのか?
その部分ていうのが、逆にリアリティあり、フィクションじゃないのか?
でな感じで冷え冷え。
凄いです。
一気に読み進めるが、絶望ばかりで、淵を、淵の周りをフラフラと。
最後にベティブルーみたいになっちゃって(これは言ってはいけない!)。
でも、なんだか最後の最後はみごとにハッピーエンドみたい。
天才的な心の描写力。
見事です。

母は娘をどれほど利己的に愛するか、娘は母をどれほどひたむきに愛するか、という究極の虐待本です?!
小さい頃から絶世の美女とうたわれた銀幕の女優が、美貌の衰えに恐怖し、怯え、ある計画を立てます。
行きずりの男と関係を持ち、娘を生みます。
成長したら自分の脳を移植し、もう一度若さと美しさを取り戻すために。
舌なめずりしながら成長を見守り、娘が小学生も高学年になった頃、とうとう手術を実行し、成功。
物語はまだ序盤の起。まだまだ恐ろしい話は、承、転、結!
まさか、まさかの結末。

ハッピーエンド…
めっちゃ、面白い(きっぱり)。

建築家 安藤忠雄(安藤忠雄)2008
美人系で揃えて、
いや〜、いきなりこんな顔をアップするのも…
いや、すいません(反省)。
とても感銘しました。
180度、畏怖、尊敬の念が変わりました。
いや、すいません(反省)。
(思い起こせば、書いたことがあったかもしれないけど)
OMMのビルのエレベータで偶然居合せ、同僚、弟子の女子2名の態度が急に変わり、なぜ目を輝かせていたか。
ほんのわずかながら安藤さんの設計の極々端緒の設計を手伝わせて頂き(このときは会わず仕舞い)、いつもながらのワンパターンか、と思ったこと。
いや、すいません(反省)。
生き方、人生論だったり、誰よりも日本人の日本文化の行く末を案じたり、人となりの哲学書。
今、ほんと数分前に1回目を読み終えたところなので大したことは書けませんが、目の前が開けました。

アトリエですか?蔵書の量が凄いです。

黒鳥―ブラック・スワン (白泉社文庫)
山岸 凉子 (著) 1993
こう、心の内と外の葛藤とか、せめぎ合い。
巧いこと表現します。興味深いです。
偉大なジョージバランチン後添え。(貴船の道)
父娘の近親相姦に直面する保健教師。(緘黙の底)
母と兄の共依存を見つめる妹。(鬼子母神)
こう、最期にはわずかに光が見えたり、見えそうで、巧いです!

毎日かあさん1から4までです。
全部読んでから書こうと思っていたのだけれど、4でコーンタイプのお香のように燃え尽き、灰になりました!
いや、感動しすぎて。
もう2ぐらいで相当きて、4でもう、鴨ちゃんの最期で…
家族とは何か、子供たちは宝、そんなん!
産經新聞から毎日新聞に変えました。
ただ目的は、日曜版の「毎日かあさん」読むだけで。
産經新聞はネットビューをまだ契約していますから、毎日見ています。
日経ポッドキャストも毎日聴いています。しかし、4月から装いも新たに有料になるってさ(つまり別の配信方法になる)。
アラタニスなんかも毎日見ているし。
でも、やっぱり産經新聞が一番面白いです。
そして、4月からは「毎日かあさん」がテレビ番組に。
大阪では、テレビ大阪で毎週19時より。
前宣番組が、3月29日16時55分からだよ。

ふたりの老女
ヴェルマ ウォーリス (著), Velma Wallis (原著), 亀井 よし子 (翻訳)
アラスカインディアンである著者が、遥か昔から、世代から世代へ、人から人へと語り継がれ、やがて母の元に届いた話を書き記したもの。
ある部族で、ある冬、飢饉を逃れるために役に立たないばあさん二人を残してキャンプ地を旅立ちます。(つまり、ばあさんを捨てちゃいました。)
そこからばあさん二人の物語は始まります。
愕然とした二人はいろいろ熟考。
今までは若いもんに甘えてた。こんなかわいくないばばあじゃ嫌になるのも納得だよなぁ〜と。
でも、どうせ死ぬんなら精一杯歯向かってがんばってみようぜ!と。
日々、力を振り絞って生き延び、日が暮れ、くたくたになって寝床に入る。
やがてがんばりが身になり、ほっとして寝入るそのひとときのなんと充実感のある幸福。
人間がこの世で果たすべきことをする能力には、限界などないこと。
だれにも驚くべき可能性が息づいていること。
人間の高潔さを示す物語。
最後には、ばあさん二人には願ってもない幸福が訪れ、天寿を全うしたとさ。
目出度し目出度し!
Velma Wallis のホームページもあるでよ。
http://velmawallis.com/
いろいろ読書、大作をいろいろ。
たまには、更新。
昨年、源氏物語(紫式部)の所縁の地をいろいろ巡り、スタンプラリーを満了して、台紙を送ると当たりました。

「紫式部ゆかりの むらさき抄」

金粉入りのきれいな飴でした。限定品です。

(画像は原著です)
die geschichte von herrn sommer
ゾマーさんのこと (単行本)
パトリック ジュースキント (著), Patrick Suskind (原著), 池内 紀 (翻訳), ジャン・ジャック サンペ (1991年)
どちらかというと児童書ですか。
120ページほどの、そして、サンペさんのとても淡い水彩画が一杯挿入されている、話。
語り手が木のぼりをしていた頃から、それを卒業するまでの思い出話。
そして、村一番の変人ゾマーさんの話。
ゾマーさんはとにかく歩く。毎日毎日一日中。雨が降ろうと、風が吹こうと、雪が降ろうと、雹が降ろうと、黙々と。
背中にはバターパンだけ入った殆どからのリュック。手には身長より高い瘤のあるステッキ。
誰とも話さない。誰も訳も知らない。慣れてしまってただ風景のよう。
ぼくが車で父と出かけての帰り道。大嵐。雨がやがて雹に変わり、やがて霧雨。
そんな中、やはりゾマーさんは歩いていた。乗りなさいと、声をかけたところ。
”ゾマーさんは右手のステッキを左手に持ちかえた。こちらに向き直ると、挑みかかるようでもあれば、絶望的とも見える仕草でステッキを何度も地面に突き立て、声を荒げて、はっきりと言った。「ほっといてもらいましょう!」“
格好いい〜…
ほくが木のぼりをしなくなった頃、ぼくは偶然に目撃する。
ゾマーさんが湖の真ん中に向かっていつものようにずんずん歩いていくところを…
じっと見送った。
そして、そのことは誰にも話さなかった。
ゾマーさんは不安定なアイテンティティだったり、ACだったりの象徴?
そんなのを背負って消えていったゾマーさん。
そして、ぼくは思春期を卒業する。
そんな、感じ。
ちょっと、西原理恵子さんの「いけちゃんとぼく」に趣が似ている気がします。
全然違うところのほうが多いんだけど。
二重丸の名作です!

11人いる! (小学館文庫) 1976年
続・11人いる! (小学館文庫) 1977年
萩尾 望都 (著)
主人公のうちの一人にフロルという子がいて、彼(彼女)の星では、思春期が来るまで男女どちらに変化するのか分からないという両生体の種族です。
そんなフロルが男として生きたいとか女になりたいといろいろ揺れ動く、突き詰めて男とは何か、女とはなにかというアイデンティティが裏のテーマになっています。
表面的には全然話が変わる続の方でもそういうテーマは貫かれています。
(続の方が面白かったです。)
そのテーマは、Gender=ジェンダーですよね。生物学的性(sex)に相対するもの。
社会的・文化的な性のありようといった意味合いで、
決して社会的文化的性差とかいった差別的な意味ではないということ。
を学びました!

懲りない・困らない症候群―日常生活の精神病理学
笠原 敏雄 (著) 1997
この本とても面白かったです。
圧倒的な心理学、心理療法書。
心の病気の様々な症例が紹介されていますが、多くのページを割いているのは「幸福の否定」をいう現象。
誰もが幸福になりたいと表層では思っている訳ですけど、「内心」つまり幸福を否定しようと意志が内在する層があるとの理論を展開しています。そして、その下に「本心」があると。
例えば長年夢に見ていた希望がとうとうかなうとなったときにパニックに陥るとか、つぶしちゃうとか、逃げるとかの否定行動。幸福になる過程にこそ意味があるのか、はたまた自分は幸福になってはいけないんだとか…
凄く専門的なことが書いてあるんですけど面白い。
そして、興味深い。
フロイト否定論も分かりやすく書いてありました。
また、現代日本(1997年当時)がどれだけ病んでいるか。
格好よくいえば未だ人類は本当の文化、文明を築いていないのか、と!
こういう分野では、今現在も進歩していないのか?
まあ、人間は複雑、だということです。
そんなメールが来た。海外から!
近頃、スパスメールが携帯にもパソコンにも一杯くるから、その類いだと思って削除しようとすると!
文ちゃん!
本当の妹じゃん!(異母兄妹の)
本当に、血の繋がりって凄い。地に足がつかず、どうしようかと思っていた矢先。
ずっと、どうしてるかな、思いつつ…
めっちゃ感動した。
ちょっといろいろあって辛いときに。
本当に、もう〜、ホロホロ…
女神様〜
ちょうど聴いていた

Keyshia Cole
めっちゃ感動した。
文ちゃん!
ありがとう…
P.S.
ところで、このページはググったんか!

青い鳥(ブルーバード) (PFコミックス)
萩尾 望都 (著) 1991年
相変わらず、心理学的な側面のある作品をいろいろ読んでいますが。
萩尾望都さんのクラシックバレエ&AC関連、癒しシリーズのひとつです。
中国系ダンサーのヤンと、白人ダンサーのアシュアの話。
ヤンは、彼が見たアシュアの舞台の「青い鳥」が忘れられずダンサーになった。
現実をうまく捉えられないヤンは、まわりの本当に生きている人々との距離感がうまくとれず、本人もまわりにも混乱を引きおこす。アシュアに依存している状態は最後に明かされます。
アシュアの彼女であるチャーミアンの、自殺未遂後の言葉も象徴的です。
誰からも必要とされないのが嫌なの。必要だと思われたいのよ、と。
ヤンが去って、アシュアのつぶやき。
誰も、誰かの青い鳥にはなれない。
舞台の上にだけ永遠が住む。
ヤンは青い海を越えて飛んでいった、と。
青い鳥症候群です!
今の自分は本当の自分ではない。
いつまでも夢を求めて、理想を求めて…

果しなき旅路 (ハヤカワ文庫 SF ヘ 8-1 ピープル・シリーズ) ゼナ・ヘンダースン 深町 眞理子 (文庫 - 2000)
Zenna Chlarson Henderson (1917~1983)
Pilgimage: The Book of the People (1959)
目一杯詰まった小さな文字で433ページ。
ハードで地味な内容でした。
彼らは宇宙を旅する途中で遭難し、地球に散らばった遠い星の種族です。
空中飛ぶことが出来、それぞれが特殊な超能力を持っています。
テレパシー、サイコキネシスものです。
でもそういう異質の存在は疎まれるものです。
化け物扱いされ無惨にも殺されたりします。
遭難時もあるものは炎に揉まれ死んだりと。
特殊な能力を持っているために、そういう記憶も共有しています。
でもそんなエピソードはちょっとだけ書かれているだけで、ほとんどは心の内面描写ばかりで哲学的で地味です。彼らのいろいろな心の問題、引いては地球人の問題でもあるのですが、ACだったり、アイティンティティ、共依存だったりがだんだん癒されていくという話。
孤立感、孤独感、不安で不幸で、でも、救われ、解放され、幸福になる、という話。
でも、途中で2回ほど大感動の場面がありました。
とても悲惨な事故や事件が起こり、最終的には圧倒的な超超能力で回避される、または回復する、のです。
SF的な場面ですが、作者の意図は、人のとても大きな愛、前向きな思い、真摯さ表現するための一つの表現法だと思います。そして、そう思ったことにまた大感動。大切なことを学んだような気分。
作者も自信も、癒し、癒され…
で、エンディングも、もうひとつ!
急いで書かれたような、とってつけた感じ。
題材的には良かったので、もっと話を膨らませていれば…
しかし、でもいくつかのエピソードは、そりゃ、絶品もん!
ゼナさんの写真、凄いよね。

なんちゅうか
…
なんちゅうか
…
なんちゅうか
本中華!!

なぜ女は男をみると痴漢だと思うのか なぜ男は女の不快感がわからないのか―痴漢大論争! (2003)
蔦森 樹 (著), 池上 正樹 (著), 長崎 満 (著), 北原 みのり (著), 石橋 英子
なんでこんな本を?
ですけど、理由はこの前取り上げた「石橋英子」さんでした。ミュージシャンの。
でも、同姓同名の別人ですよね!
が、とても興味深く最後まで一気に読めました。
結構違和感があるところや、同意するところもあります。
というのもそれぞれの著者が本音で深く考察して語っているのでとても参考になりました。
痴漢を題材にしていますが、社会構造の矛盾点、人間的な文化的社会のこれからの有り様等々を本気になって考えさせられます。
一番考え方に共感を覚えたのは「北原みのり」さんの文章でした。
フェミに共感を覚える訳ではありませんが。
絶えず問題の本質を見据えようとする姿勢。その恐怖。
様々な社会構造の中で間違った相手と戦っていることをしむけられている、ということを分かっていらして。
どれだけ、みんなが勘違いしているかと、いうことを。
…

★源氏物語千年紀記念〜ゆかりの地をめぐる
さあ、去年の一大イベントの事です。
忙しさの合間を縫い縫い!行ってきました。
紫式部、流行りましたね!(流行ってたかな?)
いろいろ取り混ぜると京都府内の20カ所ぐらい。
特別観光パスポート(特典付きガイドブック)を買うと(実は貰ったんですけど)いろいろなおまけが。
各施設の割引や、特典が。
特別しおりや、お守りや、一筆書帳や、嵯峨野トロッコ列車の特別デヴイデーやら。
スタンプラリーも無事満了しました。
宇治市の源氏物語ミュージアムなんか良かったです。
ここでしか見れない映画「橋姫」を見れたし、図書室も凄い。
源氏物語に関するあらゆる書籍が揃っている様。
貸し出しは出来なくて、閲覧だけですけど。
いろいろ面白い事があったんですけど、またの機会に。
さて、次は、いつもの2008年のまとめを。
今更ですが、一応。

変光星―ある自閉症者の少女期の回想
森口 奈緒美 (著) 1995
もう1丁、去年の暮れに読んだ本です。
高機能自閉症者の著者の中学生時代までの話しです。
自閉症は、自閉的性格や引きこもり等とは全く違うんですね。
脳の機能的な障害が原因の、コミュニケーション不全。
人と関係するための回路が機能不全を起している状態なんですね。
学校でのいじめで「死ね」とか言われた時。
ローマ字で書くと「Shine」。
つまり、輝け、と自身を励ましていたそう。
ちょっと分かりにくい所、理解しにくい所もありますが、とても興味深く一気に読みました。
最後の河野万里子さんの解説もとても参考になりました。というよりこの解説でこの本の価値が、より上がったような気がします。
この本の続編「平行線」、
この本のマンガ化「この星のぬくもり」、
彼女の音楽活動「モな〜Q」、
とかも興味があります。

シルバーハラスメント―長寿社会の“見えない現実”
安藤 明夫 (著) 1995
またまた、去年の暮れに読んだ本です。
重い内容の本ですが、とても興味深く読めました。
著者は新聞記者なので、一定の距離を保ちながら、必要以上に情に溺れる事なく。
老人虐待ばかりでなく、児童虐待や、妻への虐待等にまで繋がることまで。
それらは、家族関係の中で起きる病気、と考えられて来ています、と。
また、この本の執筆途中に阪神大震災が起き、非常時の弱者の現実なども伝えています。
最後にアメリカの現状。
こう云う問題の救済のための様々なネットワークが作られている事も書かれています。
この本の刊行から13年ほど。
日本にもそんなネットワークが進捗しているのでしょうか…

湖畔のテラス (集英社文庫)
赤川 次郎 (著) 1988
また、去年の暮れに読んだ本です。
十何年か前に「三毛猫シリーズ」に嵌っていましたけど、赤川さんは久々でした。
ウイットに富んだ軽妙酒悦な文章。文句なしに面白いです。
特に印象に残ったのは「離婚案内申し上げます」。
娘も嫁ぎ、中年夫婦の二人暮らしになった。
そのとき、旦那の会社に奥さんから離婚通知が届く。
大恥をかかされた旦那が、かんかんになって家に帰る。
落ち着き払った妻は、それはね〜と言って分厚いノートを取り出す。
そこには旦那の罪業がつらつらと。
新婚初夜から現在まで。
あんたこう言ったでしょ、こんな事したでしょ。
いやそれは〜違うって〜
帰宅すると毎夜毎夜。
旦那はいつしか罪の意識と、また逆になんだかその話しが面白くなって来て。
毎日寄り道もせずにそそくさと帰宅。
この辺のやり取りがとても面白い。
そして、エンディング。
奥さんがこんな事を初めた理由が間接的に語られる。
もうびっくり。やがて哀しきの感動もんでした。

連舞 (集英社文庫 97-A)
有吉 佐和子 (著) 昭和38年
去年暮れに読んだ本です。
設定は日本舞踏界。家元の愛人である舞踏家の長女。
しかし、名門の血を引くのは異父妹の千春。
その姉の秋子が主人公です。
体型も着物には似合わない(実はナイスバデ〜)もので、踊りも上手くならず、小さい頃から虐げられます。
唯一の理解者の母親の弟子も去ってしまい、孤独な日々を送ります。
が、物語は中盤から動き出し、秋子は、駐留米軍相手のヌードダンサーの才が芽生え、それが終ると新家元と結婚し、流派に代々伝わる名「梶川月」を襲名します。
でも、まだまだ苦難の日々は続くのですが、やがてハッピーエンド。
こう、全体に流れるテンポが日本舞踏を見ている様で、ある時はゆったりと、あるときは激しく。
和楽器の伴奏が聴こえてきそうで、間の手の様なものも感じられ、中盤から夢中になって読みました。
すごく映像が浮かんでくる文章に。
すごく、なんか、新鮮で面白かったです。
続編の「乱舞」も読んでみたいと思います。

上京ものがたり/西原理恵子(2004)

女の子ものがたり/西原理恵子(2005)
相変わらず読み続けています。
毎日見たり、読んだり。
彼女の叙情派路線の2冊です。
予想の範囲内を超えるものはなかったけど。
なんで結構最近のこんな時期に、初心に戻るような物語を書いていたのでしょう?
絵のほうもいつもと違うような、絵も初心に戻ったような?
いろいろ研究しがい、探りあいがあります。
ユリイカの特集号でも揃えたいと思います。

魔女の論理-増補改訂版 (1984年)
駒尺 喜美 (著) オリジナルは1978年
文学等の評論集です。
もう、これ、とんでもなく名著だと思います。
フェミニズム的視点とかウーマンズリブとか言われているみたいだけど、そういう面もありますが、もっと人間の原点というか、なんと云ったら良いか分からないけど。
すごく人間をいうものをわかっていらっしゃる文章、考え方です。
なんと云ったら良いか…
生き様のバイブルにもなりうるような本。感動しました。
男女間のこと。
妻であったり、娼婦であったり、強姦についての考察であったり。
智恵子抄の事も面白かったし。
永井荷風の評論だったり。
吉屋信子の評論だったり。
本当に男らしいのは、石原慎太郎か五木寛之か、だったり。
圧巻は、夏目漱石論。
上手く説明出来ないけど、どれもこれも面白かったです。
ある1編の「エロスへの渇望」。
なんか読んだような気がしていたら、30年前以上前の「野生時代」での文章らしい。
確かにそのころ欠かさず読んでいましたからね。
彼女の他の著作も気になります。
特に、紫式部の事。

魔女と呼ばれて (集英社文庫)
フェイ ウェルドン (著), Fay Weldon (原著), 森沢 麻里 (翻訳) 原作:1983
まずは、アマゾンの解説からどうぞ。
〜
ルースは身長185センチ、体重90キロの大女。夫のボッボより10センチも背が高い。黒髪で目はぐっと引っ込み、長く突き出た顎に毛の生えたホクロが3つ、見事な醜女だ。有能な会計士であるボッボは、若気の過ちで彼女と結婚したことを、もちろん後悔している。ロマンス小説のベストセラー作家、メアリ・フィッシャーが原因だ。彼女は美しい金髪で、ボッボより15センチも背が低い。夫は彼女との愛の生活にのめりこみ、海が見える灯台の塔の家に住む。ルースはくやしい。しかし、どうすることもできない。ある日、夫がへまばかりのルースに怒りを爆発させ、「おまえは魔女だ!」と怒鳴る。その瞬間、ルースはメラメラとめざめた。もしわたしが魔女なら、わたしはなにをしてもいいんだ。ふたりに対するルースの復讐がはじまる…。フェミニズム文学の最高傑作。
〜
人間はやる気になればなんでも出来る、いや、悪魔に魂を売れば、復讐心から何にでも変われると、いう凄い話しです。
今までは何の取り柄もなく愚鈍な主人公ルースは、復讐心故に突然変わります。
夫と愛人を陥れるために。
頭と才覚が突然発揮されて、地下組織から、牧師や検察官や刑務所にまで精通し、あらゆる人に信頼されていき、莫大なお金を手に入れます。
(このへんのストーリーがホントに面白いけど書き出すと終りそうもありません。)
夫は云われのない罪で刑務所へ。愛人は失意のうちに死んでしまいます。
ルースは見かけも変わります。顎の骨を削り、足の骨を削り、あらゆる所を整形。
身長も20センチあまり低くなり、顔はメアリーフィッシャーにそっくりになります。
そして、復習の最終段階です。
あの灯台の塔の家を買い、夫を刑務所から出し、一緒に住み始めます。
夫はあまりにも不遇な人生故にもう鬱病でほとんど正気じゃありません。
ルースはある時は甘い誘惑で誘い、ある時は徹底的にいたぶったりし、夫は精神的にずたずたにされていきます。
我、復讐、完了なり。
と、云う話し。
怖いです。
もう、すっごいです!

鳥頭紀行ぜんぶ (朝日文庫)
西原 理恵子 (著) 2001
昨晩のトップランナーは面白かったですね。もっと爆発して欲しかったけど。
しかし、この前のトーク・サイン会でもそうだったけど、思わずメモっちゃう言葉が出て来て。
勉強になりました。
そして、この文庫本。
虫眼鏡を駆使して必死で読みました!
大変だよ!
そして、いよいよ鴨ちゃんの登場。
そして、勝谷氏も。
近頃、土曜の朝の番組で毎週見てます。
それと後書きの穴吹史士の文章。
本気か冗談か、とても蘊蓄ある文章でした!

サイバラ茸
西原 理恵子 (著) 2002
あ、失敗しました。
イロイロからの寄せ集めで、マンガが全部載っているけど、対談等の文章部分は省かれているのね。
ほとんどのページを割いているのは「恨ミシュラン」。
丁度、2年目の日本版のミシュランが刊行されるのでタイミングが良いけど。
徹底的にほとんどの名料理店をこき下ろすもの。サイバラ流で(実名で)。
印象に残ったのは、知り合ったばかりのさん青木光恵(漫画家)をこき下ろす。
でぶ、でぶ、でぶ。あんたぐらい太っていたな死ぬな。さいてい。
ジミー大西に似ててすごくいや。
って。
青木さんはアホーと言いながら泣いて去って行くもの。
落ちなし。
何遍読み返しても落ちなし。
でも、その後も仲良くやっているみたい。
さすが、サイバラ流!
今夜のNHK、0時10分からのトップランナーは「西原理恵子」ですよ。

溶けゆく日本人 (扶桑社新書 27)
産経新聞取材班 (著) 2008
美しき日本は何処いったんでしょう?と云う本。
風景とかではなくて内面の、道徳心や心の問題です。
ずっと産經新聞に連載されていて読んでいましたが、単行本になった事を知り手に取りました。
第1章 モラル破壊の惨状
かつて「菊の優美さ」にたとえられた高いモラル観が、小泉八雲が礼賛した美しい礼節の数々が、日本人から急速に失われようとしている。
第2章 過保護が生む堕落
過保護—。大辞泉には「子供などに必要以上の保護を与えること」とある。必要以上に歪んだ愛情や遠慮が。子供の、後輩の自立や成長を阻害し、結果的に不幸な道を歩ませている事が少なくないようだ。
第3章 人間関係の不全
親が子を棄てる。教師が生徒に敬語を使う。隣人は知らぬが顔の見えない人との「会話」に夢中になる…。人と人との「距離」が目に見える形で変質している。距離を見失った結果。ときに「個」に逃げ、また過度に密着し。あるいは上下関係を否定する日本人がいる。
第4章 快適の代償
日々に向上する便利さの半面で、皮肉な現象が次々に起こっている。そんな「代償」を追う。
第5章 大丈夫か日本語。
…
この本からは言いたい事が(同意する事)が山ほどあって、書き始めると終りそうにないので、それぞれの章と前文を書き連ねてみました。
まあ読んでいっても、楽しくはなくて、腹立たしいばかり。
ほんとかよ?まさか、本気?等々。
極々一部の人たちの事だと思いたいですね。
総理や政治家から、一般市民から、大人から、子供から、大丈夫かよ?

春にして君を離れ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー (著), 中村 妙子 (翻訳) 原作:1944
さすが、大英帝国勲章授けられただけの作家です。
とてもよく出来た名作です。
主人公のジョーン・スカダモア夫人は娘の見舞いにイギリスからバグダットに向かいます。
何となく娘夫妻に素気なくされ、その帰り道、砂漠の真ん中で、列車の故障に遭遇し、足止めを食らいます。
何と1週間。
あるのは駅舎と質素な宿だけ。あとは砂漠、砂漠、また砂漠。
砂漠って、それはそれは恐ろしいものです。
今までは隠れていた心の隅々まであからさまにします。
何もする事のないジョーンは、今までの生き方にいろいろ思いを巡らせます。
優種な女学生時代から妻として、母として。いつも完璧な私…と。
物語の大半は、砂漠の真ん中での思いを巡らす場面です。
女学生時代の校長の言葉、友人との会話、夫婦の会話、娘や息子との会話。
相手の事を思い、よかれとしていた事。
あれ?と。
何か違和感。
まわりの人たちは、私と接する事によってみんな不幸だった。
私は本当に相手の事を思っていなかった。満足していたのは自分だけだった。
しかも、本当の自分を考える事から逃げていた。
と悟って、分かってしまう。
砂漠って哀しいものです。恐ろしいものです。
つまり、彼女は、自分を必要としてくれる人を必要とする依存、共依存だった。
そして、夫、娘二人と息子は、「分かっている人」だった。
そして、彼女は悟り、決心し、家路につく訳です。
今まで、30年間の許しを請うために…
でも、びっくりするエンディング!
この家族もなんか、酷い。
旦那は、プアリトルジョーンと言うばかりで気づかせてくれないし。
子供達も当たらず触らず。
彼女のような人、まわりにもぼちぼちいますね。
男でも、女でも、老人でも、若者でも。
これは心の病気なのか。
いや、そうではなくて、そんなことを分からなないほうが幸せなのか。
この小説自体、分からないほうが良いのか?
読み進めるほどにだんだんと深く深く、苦い感動。
最後の、旦那の独り言。
酷いよ…?
彼女の人生は、そして続く。

まあじゃんほうろうき (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
西原 理恵子 (著) 1996

まあじゃんほうろうき (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
西原 理恵子 (著) 1996
毎日、何があろうと必ず読んで、見ています。
まあ嵌りまくっているので、文庫本の表紙の表情を見ただけで、なんか抱腹絶倒!
とにかく、印税を全部ギャンブルにつぎ込んで。
優に1軒、家が建つぐらいに。
やっぱり読み進めるほどに抱腹絶倒!
そして、私、偶然にも小島先生の「麻雀・最強の打ち方」本を持っています!
で、エンディングでは…
これがまた、なんか嗚咽してしまう。
だな…
だな…
だな…
っよ!
ムーミン谷の十一月 (講談社文庫 や 16-8)
トーベ・ヤンソン (著), 鈴木 徹郎 (著), Tove Jansson (著)

ヤンソンさんに、ムーミンは動物ですか、人間ですかと聞くと、こう答えるそうです。
Varelser (パーレルセル)
つまり「存在するもの」
言い換えると
「たしかに、いることはいるんだけれども、なんといいあらわしていいのか、わからないもの」
あらゆるところに、なにかの意味を込められた哲学的じみたものがあって、凄い話し。
ムーミンシリーズの最後の1巻らしいですが、ムーミン一家は留守でいません。出てきません。
お馴染みのメンバーが三々五々、留守宅に集まってきます。
それぞれ個性的な、ちょっと問題を抱えたメンバーが。
何かを求めて。
そんな中心にいるのはフィリフヨンカ。
やはりムーミンママに救い、またはすがりたいがためにやってくるのですが…
最後には留守宅でみんなでディナーパーティー。
そして、皆、ムーミンパパ、ムーミンママ、ムーミントロールのパーレルセルに癒されて、帰って行くのです。
そして、フィリフヨンカも生きる事に悟りを見いだすのです。
そして、海の向こうにはムーミンパパのヨットのカンテラの灯火が見えてきました…(エンディング)
パーレルセル
BGMはスナフキンのイメージ

Neil Young / Harvest Moon (1972)
P.S.
あかん!
急いだから、全然上手い事、書けんかった…
まだまだ絶好調!

怒濤の虫 (双葉文庫―POCHE FUTABA)
西原 理恵子 (著) 1993(初出)
サイバラ式 (角川文庫)
西原 理恵子 (著) 1992(初出)
読みました。
まだまだ行きまっせ!
いや、すいません。
ちょっとバタバタしてるので…
もう1冊。
読み終えたのでさらっと書きます。

バタードウーマン―虐待される妻たち (単行本)
レノア・E. ウォーカー (著), Lenore E. Walker (原著), 斎藤 学 (翻訳), 穂積 由利子 (翻訳) 1979(原著)1997(和訳)
直接的には私に関係ない事なんですけど読みました。心理学的な理解を深められるものに興味津々なので。
多くのバタードウーマン(虐待される妻)とバタラー(虐待する夫)の事例と、心理学的な考え方が網羅されている本です。
ひどい事例がたくさんありますけど、こんなことはたいした事じゃないのでは?
と思っていたりして、認識を改められました。
タイトルがハードで、もっと手に取りやすいタイトルにすれば良かったのではないかと思いますが、参考になる人にとっては、とても良い本だと思います。
〜
話しは変わりますけど、ちょっと前にあった、思い出した事。
夫婦繋がりで。
ある女性アーティストのライブに行ったとき、知り合った野郎。
その女性アーティストへの入れ込みようは半端じゃなく凄いもの。
流石の私も降参です、でな感じ。
その彼と別のライブでばったり会いました。
とても仲良さそうしている連れの彼女。
彼は、「これ、うちの嫁です」と。
嫁さんの顔を見て、内心びっくり!
あの女性アーティストに瓜二つ!そっくり!
わざわざ見に行かなくても家にいるじゃん!
例えば、関係者にこのことを言って良いのか、悪いのか。
どういうことか、どういう心理状態なのか、
分かりません?
謎です…
なんか、なんか凄い事実でした。
まだまだ忙しく、すっかり寝不足が過ぎて、スリーピングハ〜イッ。
そんな中ライブにも行ったので書かないといけないけど。
その前にこれを書かずには居れまへん。

消えた娘 (新潮文庫)
クレイ レイノルズ (著), 土屋 政雄 (翻訳)
THE VIGIL / CLAY REYNOLDS (1986)
この本、超感動しました。名作です。凄いです。
(1回読んだだけで、見直しもせず一気に書くので、一部誤認があるかもしれません…)
大金持ちだが家を顧みず愛のない夫に愛想を尽かした妻イモジンは、18歳の娘コーラを連れ家を出る事を決意する。
車を上手く自分名義に変え、上手く理由をつけ、たった2500ドルほど夫からくすねたイモジンは得意げ。
そして、ブロンドの超美人の娘には、私が私がと世話を焼く典型的な共依存状態。
何千キロか離れた姉の家に向かう途中の町アガタイトで車が故障する。
役所前のベンチで修理を待つ二人。
コーラが5セントを持って、むかえのドラッグストアにアイスクリームを買いに行く。
そして、コーラはそのまま戻ってこない。待てども、待てども。
ドラッグストアを睨みつけながら、そのままベンチで待つ事30年!
そして、今もベンチに座っている…
30年。いろんな事がありました。多くの周りの人も死に、町も変わってしまいました。
でも、イモジンはそのまま。まるでタイムマシーンに乗っているように時が移ろって行きます。
凄い!
この話しは本当に面白いな、と思い、のめり込んだ場面、描写。
中盤頃、町に夜中に到着する貨物列車の音が遠くから聞こえてきます。
ふと、イモジンは思い込みました。
ああ、やっと戻って来てくれるのね、コーラと。
そんな訳も書いてないし、あり得ないのに、なぜか…
なんの理由もなく思い込みます。
化粧をし、服を正し、身支度を整えます。
許してあげるわ、なにも聞かないし、ただ抱きしめて。
と思いながらベンチに座っているイモジン。
到着する音。
荷物を運ぶ音。
人の足音。
立ち上がるイモジン。
さあ、
さあ、
さあ、
いよいよこっちに向かってくるわ、と。
…
そして、落胆。
この場面の迫力の文章に圧倒されました。
あきらかに幻想で勝手な思いなのに、こっちまで、まさか、本当に?
どきどきし、本当に?、こっちまで落胆させられました。
もう一人の主人公。
アガタイト只一人の保安官、エズラ。
いろいろイモジンのことを気に掛け、世話を焼きます。
エズラは妻に先立たれ、子供は…、独り身です。
やがてエズラは、同情心が、否、そんなことではなくイモジンを愛するようになります。
でもイモジンにとってはそんな事はどうでもよく、嫌悪感ばかり。
エズラの夢のシーン、回想シーンも凄い迫力で、読み応え抜群。
暗い過去が暴露されます。
エズラはイモジンを愛する証に、引退前に一つの事を実行します。
それは結局、イモジンに知られる事はなかったのですが、凄い事です。
とんでもなく。感動しました。
30年。
ハローウインで子供達にいたずらされ、生卵まみれになったり。
マスコミがアメリカ中から来て話題になったり。
宗教関係者がきたり。
もちろんお金もつきます。
暫くは教会の施しを受けたりします。
でもやがてみんなから忘れられ、口もきく人もいません。
どんなときでもイモジンは毅然たる態度。
きりっと、ベンチに座り、前方のドラッグストアを睨み続けています。
パートで皿洗いをするようになりますが、アパートも借りているんですが、やはりほとんどの時間はベンチで。
ほどなく病気になり入院。そこで莫大な借金。アパートの大家は泣く泣くイモジンを追い出します。
季節は冬に向かっています。一息つけるのは皿洗いの時の温もりだけ。
ガタガタ震え朦朧となりながら、イモジンは呟きます。
今夜は、もう、こせそうに無いわ…
イモジンは誰にも助けを求めず、情けも求めません。
でも、ほんのちょっと自分を必要としてくれる人。
必要とされる人。それもほんのささやかな事。
同情心とかはまったくなくて必要とされること。
それを求めていた。
最後の最後にそんな奇跡が起きました。
奇跡と言ってもほんのささやかな事。
なんとか食べて行けるだけですが、生活出来るようになって行きました。
そして、エンディング。
仕事場に行く途中、通りを隔てた広場を、彼女のベンチを見つめながら…
「いい人生だった」
と思う。
んですよ!
そして、ふと呟かれる。
「ありがとうよ、コーラ」
と。
つまりですよ。
物欲にまみれた生活を送っていて、夫には冷たくされ、共依存の娘は消えてしまい、なにもかも無くしてしまった。
70歳手前になるイモジンはすべてから解放され、今から人生の居場所を生き甲斐を見いだした。
今まさに癒される時がきたんですよ。(と、たぶんそうだろう!)
そして、この瞬間、私は、初めてイモジンの顔を直視出来ました…
良い表情をしていました…
そして、また明日からもイモジンは、彼女のベンチに座る。
だってこれが彼女のアイテンティティだもの!
めっちゃ、面白かった。
感動した〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
P.S.
娘のコーラがどうなったか知りたかったら本を読んで下さい。
名作です。
ちぃ、時間かかった、仕事、仕事。
寝不足、快感〜〜〜
西原理恵子 トーク、サイン会
2008年10月19日
タワーレコード梅田NU茶屋町店6Fイベントスペース
今晩送る仕事データ、明日でも良いですよね?
ちょっと、緊張が途切れたから、ね。
…
「ちくろでお願いします。」
「え〜。覚えてるかな〜、こんなん?」
「もう、ばっちりです!」
凄い人数なのに、一人一人あんなに丁寧にマンガを書いてくれたら
もう、後は何も言えません。我がまま言ってすいませんでした。
詳しくは、そのうち…

これは、アップしても良いかな?

はれた日は学校をやすんで (アクションコミックス)
西原 理恵子 (著) 1995
初期の作品集です。
これかって、もう、とても良かったです。
思春期のデリケートな女の子の気持ち。
小さい頃の男の子や女の子の気持ち。
学校のこと。ペットのこと。友達のこと。
そして、現在のサイバラさんのこと。
等々。
なんか、とても自身の小さい頃の寂しい思い出。
悲しい思い出。みんなの思い出を一身に背負って書かれたような。
すっごく良いです。
(特に私は、ペットの、犬の話なんかは弱くて。ぼろぼろになってしまいます。)
みんなの、それぞれの「はれた日は学校をやすんで」(の所収)物語が出来ちゃいそうです。
そして、ナイーブにひっそりと書かれていることは、学校の問題。
社会の問題。
あの子もこの子も、歪んだ教育システムの中で、必死に我慢してやっていってる、ということ。
そんなこんなでサイバラさんのコミックを読んで頭から離れなくなった言葉。
最近、一日中、唱えています。

クン、クン、クン。
ゲロ、ゲロ、ゲロ〜。
orz
P.S.
最近、読書ばかりで仕事をさぼりまくりです。
金ありません!
これから2週間ほど連日連夜仕事します。
ので暫く投稿を休みます…

石の原野 (トーベ・ヤンソン・コレクション)
トーベ ヤンソン (著), Tove Jansson (著), 冨原 眞弓 (訳) 1984
ムーミンでお馴染みの彼女の中編小説です。
貧相な小男ヨナス。辣腕で名を馳せた新聞記者。だが、たかが一介の新聞記者。
それに対しYは堂々たる体躯の新聞王の名声をほしいままにした希代の成功者。
退職したヨナスはYの自伝を書くために「石の原野」に滞留する。二人の娘の世話を受けながら。
Yの義憤に満ちた闇をエゴを暴くために。
しかし、それは薄やみに沈むネガティヴな自分自身を投影したもの。
自身の内への闇を暴くばかり。
ヨナスは仕事一辺倒で家族を顧みることもしなく、なにも知らなかった。
別れた妻がどんな思いでいたか、娘達が何を考え、どういう生活をしているか。
娘がどんな仕事をしているのかさえも。
エンディング間近の嵐の夜、娘マリアとの諍い。マリア爆発。
圧巻でした。
初めてこのとき、父は初めて、やっと本当に自分に直面する。
辛辣な言葉を武器に、ごまかしで固めた自分自身に。
彼は石の原野に全ての原稿を埋めてしまう。
娘には手紙を認めたが、書けたのは—愛するマリアへ—だけ。
「ありがとう」…
象徴的な石の原野。片付けられていない森。フィンランド風のサウナ。
鱈の、雷鳴伴う嵐の海。フィンランドの自然。
そして、最後にヨナスは癒される。たぶん…
ほんの100ページもないほどの中編小説。
いままでこんな文章に出会ったことがない、というほどの、なんか凄いもの。
簡潔だけど、とんでもなく深い。
だから1回読んだほどでは、まったく分かっていません。
なんか凄い。所収している短編2編も間接的に繋がりのある話しなので読んでおくべき。
こんな、凄い文章を書くトーベさんに俄然興味あり。
ムーミンもアニメしか知らないけど。
とにかく、なんか凄いです。

ちくろ幼稚園 (Young Sunday comics)
ちくろ幼稚園 (続) (Young Sunday comics)
ちくろ幼稚園 (さいご) (Young Sunday comics)
西原 理恵子 (著) 1991、1994、1995
最初の数ページは絵本風で、主人公のりえちゃんのカットばかりで、話しの内容もおじいちゃんの葬式のようだし、また御涙頂戴もの、と思ったら。
いじめ、いたずら大パレード。おにいちゃんのいじめ。でも全然こたえません。
同じ園児の、りえちゃんに片思いの中川くんの弟、まだ乳児の「おとうとくん」に対するりえちゃんのいじめ。
でも、おとうとくんは、りえちゃんが大好き。あらゆるいじめや虐待にあい、三途の川辺りまで行きますが、こたえません。
それに下ネタ満載。りえちゃん、どこでも○んこ。ネタにこまると○んこ。
ちくろ幼稚園(続)も中盤になると、もっと強烈なキャラクターが仲間入りする。
関西弁の園児しほちゃん。妙に大人びた話し振りで。
人生の何たるか、女の道の何たるかをりえちゃんに教えてくれます。
そして、いたずら、一緒におとうとくんを虐待。
ますます、もうほとんど下ネタ、エッチネタ。
話しは限りなくエスカレート。
忘れた頃に、ほんのちょっとだけ、暖かい話。
みんな愛情溢れる素晴らしい人物ばかりです。
かな?
おまけのページもぶっとび。
2ページぶっちぎり本人入浴シーン。
おひな様に変身。
生ゴミに変身。
ペンギンのかぶり物。
しほちゃんサバイバルすごろく。
魔法の白いくすりをさばいてお金持ちになろう!!
「血管の中に小さい虫がたくさんいる。3回休み。」
「女の秘技を教えてもらう。2こま進む。」
とか
ぬりえの付録は、こんじょうやきと、ぼこ。
人生の何たるかを教えてもらい、本当にためになりました。
かな?

ゆんぼくん (1) 〜 (5)(ばんぶーこみっくす)
西原 理恵子 (著) 1990〜1997
相変わらずのサイバラさんの叙情派路線のコミックです。

母子家庭で貧乏。
母と一人息子の子育てマンガです。
自分は可愛がれなかった母。溺愛しながらも突き放すことも忘れずに。
いたずら好きで、時には我がままな母。
感受性の強い、優しい息子ゆんぼくん。
同い年の友達同士との共感と友情の物語でもある。
唯一の息子、只一つの希望である息子を育て、いつかは子供から自立しなければいけない。
自分自身を叱咤激励する母親の子離れ物語。
1〜4巻までは、そんな日常がつらつらと。
暖かい触れ合いや愛情、でもなんだか寂しくて。
3巻のゆんぼの初恋物語なんかとても良かったですね。
〜
ある日、突然引っ越して来た。
村の外れの、とても人が住めるような状態じゃない小屋に。
父と娘と小さな男の子。
そして、あっと云う間に引っ越してしまう。
〜
この場面凄くいいです。
(以下、ちょっとネタバレ!)
5巻目は急展開。
ゆうぼはどんどん大きくなって反抗期や、数回の家出や。
悩み多き思春期。自分探しで悩み、ぐれて、暴れて、母ちゃんと大げんか。
母ちゃん、ゆんぼを、包丁で、刺します。
プチッと!
そして、最後の家出でゆんぼは数年間どん底の暮らし。辛い日々を過ごしています。
また、エンディングも良かったです。
最後の6ページ。
ゆうぼも母ちゃんも出てきません。
出てくるのは年上の彼女とその子供。
山のかたち。
や
川の水。
ゆんぼの足。
遠くに見えるは育った家。
明かりがついて湯気が出てる。
毎度、毎度、感動しました。
P.S.
画像は表紙や裏表紙からトリミングしたものです。

アカシアの道 (コミック)
近藤 ようこ (著) 1996
大学に入学と同時に家を出、8年間ほぼ絶縁状態だった母と娘の美佐子。親一人、子一人の母子家庭。
そんなある日、美佐子のもとへ叔母が訪ねて来て、母がアルツハイマー型痴呆症になっていると告げられる。
美佐子は家に帰ることを決意する。
それからは日々苦悩。とても暗い雰囲気。いろんなことが起こりどんどん落ち込んで行く。
そして、精神的に追いつめられ、絶望し、とうとう最悪の事態に…
でも間際で見知らぬ青年に助けられる。
その青年は、いつぞや母が徘徊していた時に、家まで送ってくれた青年だった。
彼も父のことで精神的に追いつめられた過去を持ち、ある事件を起したことがきっかけで生きる希望をなくしていた。
二人はお互いの悩みを打ち明け、ほんの少しずつ希望を見いだして、前向きになっていく、と云う話。
作者は、後書きでこんなことを言っています。
「子供の頃に親に虐待された人は、親が老い衰えたとき、親にどう接するだろうか」
と云うテーマにもとに書かれたそう。
つまり、表向きは老人問題なのですが、実は子供に対する虐待の話です。
話しの中で、たんたんと子供時代のことが描かれています。
おもに精神的な虐待。どこにでもあるようなほんの些細なことが詰みかさって、それが子供に凄い痛みを与えることが淡々と。
つい最近まで子育て本では是とされていたが、最新の勇気ある!子育て本では非とされていること、そんな些細なことです。
美佐子は、やはり虐待の影響で、家を出てからもぎこちない生き方をしていたが表現されています。
終盤彼女は、痴呆症の母に接しながら、時にはかの青年と近況を語り合ったりしながら、また少しずついろんな人と接しながら、少しずつ少しずつ救われて行く。
一コマ、一コマ。
一言一言。
ゆっくりと噛み締めながら読みました。
P.S.
画像は、この本の表紙に「ニセアカシア」の画像を合成したものです。

真夜中の相棒
テリー・ホワイト (著), 小菅 正夫 1983
天使のように人を殺めるジョニーとその相棒、マック、そして追う刑事サイモンの物語。
本編は3部構成になっています。
1部はジョニーとマックの出会いから現在まで。
ベトナムの戦地で出会います。帰国してからは身寄りのない二人は、一緒に暮らし始めます。
ジョニーは自閉症で少し知恵の遅れた金髪の綺麗な美青年、愛読書はテレビガイド。
テレビを見て、たまに西部劇の映画を見に行き、アイスクリームを食べること。それと拳銃の腕前が凄いこと、それだけ。
中年マックは、賭博場へポーカーをしに行き、女を抱くだけ。それだけの破滅型。
やがてマックに言われるままに、ジョニーはにっこりと(マックに従順に、嫌われないために)人を殺し、殺し屋家業を始めます。
二人して、強烈な共依存関係。特にマックの救われない共依存。こいつには俺が必要なんだ、と。
2部はバカな刑事、サイモンが主人公。
ジョニーが殺すのは暗黒街のボスのような人物ばかり。
その中の一人を殺したとき、潜入捜査をしていた刑事、サイモンの相棒を殺していたんです。
全く手がかりはないのにも関わらずサイモンは捜査に没頭します。
その捜査の異常さは常軌を逸したもの。やがて警察は首になり、家族からも家を追い出されます。
でも狂気の捜査が実って、二人の手がかりをつかみます。
3部はとうとう犯人と出会うサイモン。
そして、結末。
意表をつく衝撃的な結末です。
ばかなマック。
もっとバカなサイモン。
可哀想なジョニー。
こいつには俺が必要なんだ…、と(by サイモン)。
この作家は女性だと、読んだあとから知って、びっくり。
粗野で荒っぽい男性の内面描写に多くのページが割かれていて精細、とても面白かったですね。
思い返してみると、その描写は、細やかな神経が行き届いていて、リアリティーに溢れている。
すさんだ世界を鷹揚に包み込んだその描写は、血生臭くない透明感は、女性の目だからこそ、とも思えて来ます。

いけちゃんとぼく
西原 理恵子 (著) 2006
サイバラさんの B5サイズ大の綺麗な絵本です。
2007年にテレビ番組で最も泣ける本の第1位になったらしい。
ほんとは事前には情報を持たないで読むつもりだったけど、その情報だけ見てしまいました。
めちゃめちゃ期待してしまうじゃん!
学校に行き始めたばかりぐらいのぼくが主人公。
その相棒はいけちゃん。いけちゃんは得体の知れない何か。
おたまじゃくしのような、おばけのような。
画面に出てくるのは、ほとんど二人だけ。そんな二人の触れ合いの物語。
それに、この話、ある意味老人問題本ですね…
(詳しく言ってしまうとネタばらし…)
いけちゃんは「ぼく」の過去も未来も知っているみたいで、一緒に遊んでくれて、またいろんなことを教えて、指導してくれる。
悪いことをしたら、止めなさいとか言って頭を丸ごと齧られる。もっと悪いことしたら、顔ごと齧られる。
いけちゃんの言葉は教訓的で、愛だの哀愁を感じさせるもので、綺麗なカラーの風景も心情によって変わる。
いけちゃん自身も、ピンクや紫や青や赤やオレンジに変わる。おまけに小さくなったり、大きなったり、うじゃうじゃ増えたり。
いけちゃんが落ち込んだり、困っている時は、大好きと言ってあげる。
「ぼく」もすっかり大人びてきて、男の子が終わった時、いけちゃんはお別れの時が近づいたことを悟る。
「ぼく」が生まれた時から今までのことが走馬灯のように蘇る。
さよなら。
こういう風に叙情的で愛に溢れた作品は、ホノボノと淡々として終わるんだよなぁ〜
ギャグも交えて可笑しい所や、いじめいじめられのエピソード。
お父さんの葬式のエピソードなんかサイバラさんらしい書き方でほろっと来るし。
その後、よくわからないけどお母さんも死んだの?
妹は?
それにいけちゃんの独り語り。
綺麗な景色をバックに語っていて、詩的でとても愛情溢れるものだし。
全編に流れる澄み切った空気、霞んだ遠くの風景良かったな。でももう、さらっとエンディングか、と思った。
でも
さよなら、って書いてあったページの、次をめくると一転。
1ページを全面使ったカットはセピア色。
…
…
…
あ、と思って読めた。今までも、このページの意味も、次のページも。
全てを悟って、あ。あぅ。あぅ。あぅ。
グテングテン、ボロボロ、グチャグチャ…
になった。
もちろん人前でなんか読めないし。
暫く、出先とかで思い出したら、どうしましょ!

鴨志田穣・西原理恵子ラストコラボレーション 戦場カメラマンの唄
シアターブルック, 大工原享, おおはた雄一 , SOI 2008
サイバラさん関連はこれからじゃんじゃん取り上げることになりそうですが、これは1週間前に発売されたばかりのCDブックです。
中心になっているのは鴨志田氏の5編の詩。彼の戦場カメラマンとして見聞き体験したこと、西原さんとの出会いから現在までのこと、家族への愛の表現。
そんなのが全て網羅されています。
そして、その詩に触発されて出来た5曲。ロックンロールからインストからフォークまで。
戦場での写真は子供の笑顔ばかりが出てくるような。
関係者の贈る言葉の数々。
西原さんの漫画は二人の子供を描いたもの。さすが、この両親の子供、遺伝子を引き継いでいることがよくわかります。
特別おまけに、スペシャルトーク&サイン会参加券。
行ってきます〜
これからじゃんじゃん出てくるのでさらっと、書き渋り…![]()

童夢 (アクションコミックス)
大友 克洋 (著) 1983
すごい老人問題本です。
感想は、赤木かん子先生の書評を、以下引用します。すいません。
「マンモス団地住まいの老人チョウさんは、人の手を煩わすことのない程度にそこそこ健康、友達はいないからモメ事も起こさない、といった具合に、周囲から疎外されている。で、無視され忘れられているやり切れなさが、彼の超能力を暴走させるのだが、事件を何度起しても、彼を犯人だと思ってくれる人は現れない。
登場人物の心理をセリフでなく、建物の破壊、空気の振動で描いていく技術はさすがに大友だ。だからこそ、さらっと読めば、超能力の壮絶バトル、で終わってしまいかねないのだが、底冷えのように心に残る恐怖感は、やはり老人の孤独感の描き方の適切さから来るのだろう。たった一人、本気で長さんの相手をしてくれた少女のお仕置きの有効性が、老人との関わり方について考え込ませる。」
引用、以上。
主人公の内田長二郎さんは家族に捨てられて、置いていかれて、団地で一人住まい。その団地に引っ越して来た明るい、人懐っこい少女。その少女が、実はスーパーサイキック少女で、チョウさんの正体を見破る。二人のバトルは、団地モロごと崩壊させてしまうほどのもの。でもそのときのチョウさんはとても楽しそう。バトルは母親や警察の介入によって一時休戦。しかし、ほどなく少女はチョウさんに引導を渡す。
そのときのチョウさんの顔が上図です。レタッチしすぎました!

押し入れ (講談社コミックスアミ)
山岸 凉子 (著) 1998
より、「メディア」の話です。
夫は愛人を作り家に寄り付かない。夫のほうから離婚を迫られるが、頑として受け付けない。
そんな母親は、一人娘に強烈な依存状態。
ジャニーズ系のボーイッシュな短大生の娘のためにお弁当を作り、旅行や食事に出かけることが唯一の楽しみ。
娘が、夜遅く帰るとひどい落ち込みよう。
ある晩、娘は夢を見る。二人で行く予定の沖縄の海で熱帯魚になった母親をずたずたに切りさいてしまう夢。
娘は決心する。このままの依存状態ではいけない。隠れて、アメリカに語学留学することを決心し、準備を進める。
やがてばれて、猛烈に反対し、母親は落ち込んで寝込んでしまう。
でも、発つ前々日、頼るべきものがなくなることを悟った母親は突然。悲劇が訪れる…
そして、よく短大の授業の場面が出てきます。女性学とかいう心理学の授業。
日本の夫婦関係と欧米諸国の夫婦関係、他、いろいろと為になるようなこと。
その一節。
日本において大人とは、迷惑をかけない人とか、我がままをいわない人云々。
それに比べ欧米初め世界の先進国では、何に対して、イエスとかノーと思っているか、はっきりといえる人間のこと云々。
奇しくも先日読んだ、「変わった子でいいよ」のアンドレア・ハーシッグさんと同じことを言っていましたね。

キャプテン (創元ノヴェルズ)
セイモア シュービン (著), 押田 由起 (翻訳) 1982
キャプテン(ニックネーム)は、かつて特捜隊の名警部として名をはせ、いまは高級ナーシング・ホーム(特別擁護老人ホームの様なもの)で暮らす身となった76歳の老人。
キャプテンは3人の子供の家をたらいまわしにされたあげくに、自らの意思に反してナーシング・ホームに入れられてしまいます。彼はホームの生活になじめず、老人達をやっかいな物体とみなし、機械的に処理していく病院のスタッフに憤る。そして、老人をないがしろにする世の傾向にしたいに怒りをつのらせていき、それが異常なまでに昂じて、とうとう恐ろしい行動に走ることになります。
殺戮者となるキャプテン。ピストルを隠し持ち、車を盗み、町を走ります。でも老いは辛いもの。相手の名前を忘れたり、ピストルの隠し場所を忘れたり、過去と現在の記憶の見境なつかなくなったり…
書きようによったら面白おかしく書けるような場面でも、作者はけっして文章をくだけさせることなく、真っ向から老人の心情を書き綴ります。
かつての面影がなくなったキャプテンは殺人者でありますが、現実の高齢者社会に追いつけない制度や、老人をないがしろにする人々の被害者、である老人の代表者でもあります。
やがてエンディングを迎えますが、良い終幕だったと思います。もちろん犯罪者は救われることはないのですが。
作者の真摯な文章と、読者への問題定義のしかたといい、名作です。

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (3) (スピリッツとりあたまコミックス)
西原 理恵子 (著) 1998
只々唖然、とするほど強烈で凄いですけど、この最終巻、もう人生の指南書です!
なんでしょう? この感じ、とっても辛い話なのに晴れやか。
涙するほど笑った。
とんでもなく辛かった。
乾いた涙の後に、やっぱり笑った。
そして、なんだかウズウズ。
なにかしたい。なにかしたい。
なんだかそわそわ。
なにかしたい。なにかしたい。
なにか人のためになる、道徳的な良いおこないしたい!
私は〜偽善者?
さいばら、すごい〜
りえぞう、すげぇ〜
二太のお母さん代わりの神子(かのこ)ねえちゃんすげー
二太はきっと凄い大人になることでしょう。
全体の流れとは外れるけど、あまりにも強烈で笑って泣いた6ページを紹介してみたいと思います。
第12話から第14話です。「生きていく中華料理店」の話です。
〜
町内に1軒だけある中華料理店。絶対に休まない店。
おすすめメニューは「ブタ肉キャベツいため」。
安くて量が多くて、ここ3年のうち食ったもんで一番まずいって、大の大人がゲロゲロしながら涙ぐんでゆう。
それでも客はたえない。
この店のカンバン娘はじゅんこちゃん。
5年ごしの青春シンナー中毒まっさい中。どんなフラッシュバックがきても店の手伝いは休まない。
ある日、髪を振り乱し大声を上げ、店に放火して、1/3も燃えてしまう。
その火をも利用したおっちゃんの「ブタ肉キャベツいため」はここ10年でも最高の出来だったそうな。
ゲロゲロゲロ〜
ここの長男はけんちゃん。
生まれた時に頭に虫がわいていたと評判の息子で、出前に行ったきり、よく帰ってこなくなる。
3つ以上角を曲がるとどこかに行くことが多いので、常連さんは出前を出前に行く。
けんちゃんー、ここよーって。
60年ぶりの大型台風がやって来たときも出前に行ったけんちゃん。
けんちゃんは3日後にどんぶりに土砂をもってやってきたそうな。
まいどーって。
けんちゃんが出前を終えて店に帰ると根こそぎ飛んでいた。
でも店は休まない。
「生きていく青空中華料理店」
おっちゃんもまた。
目のつぶれそうなメチル焼酎を飲んじゃ、料理をいため。
ぐっぽん。ぐっぽん。
かっぽん。かっぽん。
飲んじゃ、いため。
ぐっぽん。ぐっぽん。
かっぽん。かっぽん。
たまに打ちーの。
(注射器をもって店の隅で)
ちう〜。
この店のただ一つの良心。おかみさん。
ある日、突然倒れる。
この世のものとも思われない、力強い線で描かれる泣き顔のアップ。
おっちゃん。じゅんこちゃん。けんちゃん。
おかみさんの最後の言葉
はようはよう店開けんと。
人生とあきないは止まらん列車やから。
〜
ってこんなん読んでもダメだよ。
コミックを読んでくれなきゃ!!
さあ、インストアライブ。
おおはた雄一と来て(まだ書いてないけど)、
プリシラッ・ア〜〜〜〜〜ンと来て(まだ書いてないけど)、
りえぞおのインストアライブ行くぞ〜
(at タワーレコード)

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (2) (スピリッツとりあたまコミックス)
西原 理恵子 (著) 1997
只々唖然、とするほど強烈で凄いですけど、その中にリリカルさが加わってきました。
どんなに馬鹿な子でも、どうしようもない親でもやっぱり家族は愛し合っているんだなー、とか云うテーマが全編に表現されています。
こんな一節。
シャブ中のおっちゃんには娘がいた。
こういちくんにはねあさんがいる。
今日ぼくはわかった。
人は
一人では
生きてられない。
ますます風景も綺麗。
海と、空と、山の風景をバックに、こんな一節。
サンマのけむりは細いけど
すうっと空の上のほうまで
のぼって、
秋が来たんだと
ぼくにもわかった。
二太が幼なじみのさおりちゃんちに行く。
強烈な匂いがする。
公園で寝ているおっちゃんの、もうすぐ死ぬ匂い、と同じ。
薬のやり過ぎでおとうちゃんは死んだ。
さおりちゃんは、ぎゅっと目をつむって寝た振り。
翌日、おとうちゃんが運ばれていった後、二太とさおりちゃんがめしを食べている時の、一節。
かなわんなー。
え。
息するたびにな、ノドの奥に小石みたいのがたまるんよ。
食いもんの味わからへん。
建物も人もボロボロの数十件の飲屋街(売春宿)。
公衆便所で営業する年老いた夫と若い嫁。
20人ぐらい子どもを捨てたねこばあ、とその葬式の賑やかなこと。
どろぼう家業のどろくそ。
薬で死にかける女の子は夜鷹。
全て2ページ完結の全38話ですけど、こんなに書いて良かったかな…

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (1) (スピリッツとりあたまコミックス)
西原 理恵子 (著) 1996
只々唖然、とするほど強烈で凄いですよね。
山と海しかない静かで貧乏な人々の暮らす町、その一番貧乏なはしっこに住む二太の物語。
貧乏だけど人に優しい、バカだけど洞察力に富んだ人々。
ネガティヴなことばかりだけど、ポジティヴに生きる人々。
そんなポジティヴさは風景に表現される。山や海のカラーがとても綺麗で染み渡ります。
んな訳で、是非ともカラー板を見るべき。
3年前に二太と一太の元から買い物に行った、かあちゃんが、おねえちゃん(神子)を連れて帰ってくる。
フツー3年も家出したら、妹か弟こさえて帰ってくるもんやろ!
逆や。
おかあちゃんは、おねえちゃんの家を家出してたの。
またすぐにおかあちゃんは、家出。
2ヶ月後に帰って来たと思ったら、次の日家出。
家の権利書を持って。
でも神子ねえちゃんが母親変わり。
家事して、ピンサロで働いて養ってくれます。
何何何、ピンサロってなーに。
…
禁止用語連発
…
二太、ええかあ、泣いたら世間がやさしゅうしてくれるかあっ。
泣いたらハラがふくれるかあ。
泣いてるヒマがあったら、笑ええっ!!
ボコッ、ボコッ、ボコッ。
いつもにこやか神子ねいちゃん。
二太のおさななじみのさおりちゃん。
酒乱で薬中で定職なしで虐待するおとうちゃんと二人暮らし。
ニコニコしながら、
おとうちゃん、はよ死んだらええのになあ。
死んだら死んだ人のこと。悪うにゆう人はおらんからな。
愛憎入り乱れる!
こういちくんのおねえさんは、暴力ホテトル嬢。
かあちゃんも似たような現役嬢。
鉄くずを売って生計を立てている鉄じい。
とろ箱をかき集めて貸す仕事をしているとろちゃん。
4年にいっぺんくらいしかシャバに出てこないオリンピックの安藤くん。
全て2ページ完結の全38話でした。

絶対安全剃刀—高野文子作品集
高野 文子 (著) 1982
本の感想ばかりでなく、いろいろ書く事あるんだけど…
1977年から81年に発表された高野文子さんの作品集です。
「田辺のつる」という作品が所収されています。
ボケ老人とその家族の話。
ぼけているので精神年齢が後退していて、話し方や仕草も幼女の様に可愛い。
だから描き方も、おかっぱの幼女のように描かれていて、画期的です。他の家族等はリアルに書かれているのに、つるさんだけ単純な線で非現実的な幼女。
そして孫に冷たくされたときに、出てくる言葉。
…
家族の暗い過去、暗部(だと思う)がぽろっと出て来て怖いです。
「ふとん」という作品。
こちらは、本物の!おかっぱの幼女が主人公。
お通夜の様。お葬式の様。そしてお墓に埋める。
彼女の。
観音様がとても、とても優しくお出迎えし、お相手し、連れて行ってくれます。
「ねえねえ、かんのん」
「あれ、ほしい、これ、ほしい」
…
「買ってやるよ」
画風も作風もばらばらなのが並んでいるんだけど、彼女と作品だと分かるような。
どれもこれもさっと読むと分からないような地味なものばかりなんだけど、風刺に満ちて、とても個性的でした。
面白いです!

ヒルダよ眠れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 64-1)
アンドリュウ・ガーヴ (著), 福島 正実 (翻訳) 1950
これがまた凄い話でした。
夫が自宅に帰ってみると、妻ヒルダがオーブンに頭を突っ込み、部屋にガスを充満させて自殺していた。
警察を呼び、調べていくと他殺の疑いがあり、夫が逮捕される。状況証拠だけだが確実に裁判では有罪になりそうな気配。
そこへ夫の戦友の友人が偶然帰国し、彼の無実を信じ、真犯人を探す調査を始める。
そして、妻ヒルダの独身時代からの交友関係等を洗っていくと、彼女の赤裸々な姿が浮かび上がってくる。
ここからが凄い。
彼女は、厳粛な家庭環境の中で母親との共依存関係の中に育ち、それが高じてとても歪んだ性格異常者になっていた。
そして、子どもにも共依存関係を強いて、一人っ子の娘は精神病院に入っている。
でも、この作品が書かれた時代はまだ共依存とか、ましてやACの影響等の考えがまだなかった様です。
そして、後半(いや大半)はいろんな人が語るヒルダの異常性格について延々と語られる。
…
で、その内容を書こうと思っても中々書けないです。
ほんのちょっとしたいたずらのようなもの。
ほんのちょっとした意地悪。
もちろん法に触れるような事はしない。
とても些細な、それでいて相手が一番嫌なポイントを付いて、つけ込むのが天才的。
精神的に揺さぶりを掛け、相手をとことん追いつめ自分の思い通りにする。
ヒルダ自身は、他に趣味も楽しみも関心事もなく、ただ人を追いつめる。
弟にも身内にも知人にも関わる事を恐れられている。
とにかく内容は凄いんですけど、ほんのちょっとした事の積み重ねだから、読んでもらうしかありません。
そして、犯人であるヒルダと関わりのある人物は、一生彼女の毒牙から逃れられない事を悟り、衝動的に殺してしまう。
読者もヒルダの描写に、性格(最初はたいした事ないな、とか思っていたのに)にだんだんと追いつめられ、この犯人と一心同体に…
現実にも、ヒルダに似通った性格の人がいそうです。
とても、とても怖い話でした…
No Tears For Hilda

消えた娘 (桃源社)
三橋 一夫 (著) 1960
間違って借りてしまった本。
読まずに返そうと思ったけど、ちらっと読んでみたら結構面白かったので最後まで読破した、そんな本。
主人公の新宿太郎こと杉田三太郎は、銀座にある貸しボート屋の主人。
元屑屋のおっちゃんとその小学生の息子とで住込みで営業している。
彼は、城南大学ボート部出身の白皙童顔偉軀の無邪気な好青年。
ある日、馴染みのお好み焼き屋に入ると、女子大生風の女の子が中年男にヒツコくせまられている。
その娘を助けた事がきっかけとなり、二人で飲みにいく事となる。
何件が行った後、料亭でその娘がトイレに行くと行ったまま消えてしまう。
それからなぜか新宿太郎も遁走。食い逃げ!
翌日、朝刊を見ると、昨夜その料亭で心中事件があったそう。
そして、そのときに注文だけして消えてしまった不審な若いカップルがおり、警察では行方を追っているそう。
心中事件と見られたものは不審な点がいくつかあり、その女の人は、新宿太郎が一度見かけた事がある人でした。
これがきっかけで新宿太郎の探偵物語が始まります。
探っていくうちにいろんな事実や謎に突き当たり、あの女子大生風の女の子も見つけ出します。
見つけたとたん、その娘は殺されそうになり重傷。
新宿太郎が犯人に祭り上げられそうになります。
でも、やがて新宿太郎が事件を無事に解決する、そんな話。
銀座の川縁に貸しボート屋があり、トロリーバスが走り、都電も走る。そんな昔の風景。
主人公は楽天家でいつも無邪気に、のほほんと笑っている。殺人事件や暴力沙汰もありますが、全然緊迫感がありません。
それに推理小説としては手練ていない文章。
それが面白くて魅力的!
たぶんこの作家の代表作の「ふしぎ小説集成」なんか、きっと面白いんだと思いますよ。

こころの傷を読み解くための800冊の本
赤木 かん子 (著) 2001
そうそうこの本がきっかけでした。近頃の圧倒的な読書量の訳。
心理学のコーナーにてフロイトとかヴィゴツキーの本のついでに借りたものです。
なんせ、800冊もの興味深い本ばかり紹介されているんですから大変です。
章ごとのテーマは、「ACとは何か」「アイテンディティ」「依存」「共依存」「虐待」「癒し」と分かれています。
それぞれの本の紹介文を読み進めていくと、そのテーマの大まかな意味が分かり理解が深まるように上手く書かれています。
その紹介文がまた面白くて、嫌が応にもその本が読みたくなります。
ミステリーからノンフィクションから児童書からコミックから写真集や画集まで。
「〜だよ」「すごわよ〜」「〜はダメよ」とか馴れ馴れしい文章で最初は引きましたが、的を得ているので納得出来るし、中高生当たりにも読んでもらえるように、そんな書き方をしている感じです。
なんだかこの本は、こう云う分野のバイブルになりました。
この本は買い直して、ポストイットとアンダーラインの山、山、山。
好きな本の紹介ページまで覚えつつあります。
そんな訳です!

「変わった子」でいいよ―アンドレアのニッポン出産・育児日記
アンドレア ハーシッグ (著), Andrea Hirsig (原著), 佐藤 由紀 (翻訳) 1997
米国人の女性が日本で日本人と結婚し、妊娠、出産、子育ての2年間の記録です。
彼女は、高校生のときに交換留学生で日本に来て、ニューヨークの大学を卒業し、また来日し、英語教師、翻訳会社、バーテンダー、そしてフリーランスのジャーナリストにと多彩な経歴。
それが、妊娠をきっかけに180度生活が変わり、文化の違いを痛感する。
日本の社会の問題が露になったり。
親の教育に対する心構えの問題だったり。
義母に、子どもが出来たら当然仕事はしないんでしょ、に対する答えは。
〜
だって、ポッピー(生まれる前で名付け前の子どもの愛称)に「つまらないやつ」と思われたくないもん。
と、思い。
子どもはハーフになる訳よね、に対する答えは。
〜
ハーフは半分という意味でしょ。ひとりの完璧な人間じゃないような、半分だけ人間という感じ。
日本のあ母さん達は、赤ちゃんへの希望を、大概、こんな感じで言う。
「勉強のできる子になって欲しい」
「ちゃんと『ありがとう』と『すいません』がいえる子に育てたい」
等々。
それに対するアンドレアの意見は。
…(この本をお読み下さい。74ページです!)
ここだけでも読む価値がありました。
でもタイトル(邦題)が今ひとつですね!
さて、老人問題です。

やっとかめ探偵団危うし (光文社文庫)
清水 義範 (著) 1989
この作品はシリーズ化されていて、第2弾だそう。
名古屋での話。名古屋弁ばかりのミステリー。
地元ではアニメやドラマ化もされているみたい。
人がいい故に少し頼りないような刑事をサポートするのはやっとかめ探偵団。
メンバーはお婆さんばかり。
出てくる人も爺さん婆さんばかり。
被害者も勿論老人。
犯人は?…
メンバーのリーダー格は、駄菓子屋「ことぶき屋」の女主人、波川まつ尾婆ちゃん。
頭も切れるし話も上手い。
そんな彼女達は、ほんの自然に、他人の話の輪に入る事にも長けていて、聞き取りには持ってこい。
話は健康ランドでの連続殺人事件。
健康ランドの実態がよくわかりました。
24時間営業のそこでは、ずっと連泊しているお年寄りがいるそう。
また毎日、朝早くに来て、夜遅く迎えが来るまでいてる人等。
そんな老人達が、そこで次々に殺されていきます。
探偵団が聞き取りを進めていくと、被害者、残った人たち共々様々な問題を抱えている。
いろんな理由で家族と一緒に居れない人。天涯孤独な人。
老人ホームよりてっとり早い等々の理由でそこにいる老人達。
そして事件は解決する訳だけど、そこには、やがて哀しき…
淋しいから人が殺されるなんて…
老人の痛い、辛い思いが満載。
でも名古屋弁共々ユーモアを交えた話の展開は、良いクッション材になって読み進められました。
「やっとかめ」というのは「やっとかめなだも」と使い、「久しぶり」という名古屋弁らしい。
いまではほとんど使われていないそうですが。
八十日目(やっとかめ)が由来との説があるそう。

ロストハウス (Young rosé comics DX)
大島 弓子 (著) 1995
収録作品は5編。
「青い 固い 渋い」
「8月に生まれる子供」
「ロストハウス」
「クレイジーガーデンPART1」
「クレイジーガーデンPART2」
どれもこれも面白いんだけど、特に、表題作の感想です…
(以下は、あらすじと勝手な深読みと感想が入り交じったもの…)
(ちょっと長いよ…)
主人公の「実田えり」は一見普通の女子大生。
でも、ちょっと心が病の状態です。
親しい交友関係もほとんどありません。
家に帰ると叫びと消音枕の日々でした…
「閉ざされてしまった世界」です。
そんな彼女がある日、理工系2年生の男子学生にナンパされます。
すげなく断るも、幾度も幾度も。
一悶着があり、やがて彼女が条件を出します。
1ヶ月間、あなたが自分の部屋の鍵をかけないですごしたら許してもいいわ。
そしてその間、あたしがいつなんどき部屋に入ろうとあなたは完ぺきにわたしを無視してすごすの。
それができたらね。
そして、話は「実田えり」の保育園時代に変わります。
アパートのお隣の住人、鹿森さん(わたし的にはホントの主人公!)は独身でかけだしの新聞記者らしい。
いつもかけあしで出て行く。
ちょっと鹿森さん、鍵かけ忘れてますよ!
あっ、いいんです。とられるものなにもないし。
えりちゃんはこっそり覗き込んで汚い〜と。
幼稚園から帰って来てこっそり忍び込み片付けようとするも、よけいに散らかしてしまう。
大声で泣いている所にお母さんが仕事から帰って来てお目玉。
鹿森さん(本主人公)は、うちで遊んでもいいよ、と。
お母さんは絶対入ってはいけませんよ、と。
つまれてくずれた本。
飲みのこしのコーヒー。
灰皿の灰。
堆積したほこり。
型をくずしてつりさげられたジャケット。
蜘蛛の巣と蜘蛛。
不思議な開放感。
持ち望んでいた「解放区」
ただつもるようにつもるチリ。
なるようになるのさ、というからまった電気コード。
両親は共働きの様。
一人っ子の様。
我が家はきちんと整理され清潔だけど、なんか息苦しくて、窮屈だった様。
なんだか本当の親子の触れ合いは少なかった様。
エリちゃんは毎日、鹿森さん(本主人公)の部屋に入り浸ります。
もちろん親には内緒で、おやつ持ち込みで。
「解放区」
やがて、鹿森さんに彼女が出来、一緒に住むようになります。
やがて変化。
ドアを閉じたのは、鍵をかけたのは彼女。
彼女は、在宅でタイプライターに向かって仕事をしている様。
「閉ざされてしまった世界」です。
重いくるしい。
重いくるしい。
ある日、ドアが開いています。
彼女がエリちゃんに言います。
あたし、あの蜘蛛よ、と。
そして、入り浸りの日々が戻ってきます。
戻って来た「解放区」
突然、彼女が交通事故であっけなく死んでしまいます。
蜘蛛が死んだ。
蜘蛛が死んじゃった。
蜘蛛が死んじゃったあああ。
えりちゃんは男の人が慟哭するのを初めて見ます。
やがて、つもりゆくかなしいチリ。
ほどなく良いマンションが見つかったエリちゃん一家は引っ越します。
エリちゃんの思いを聞く事なく。
しばらくしてエリちゃんはアパートに戻ってみます。
鹿森さんは引っ越していました。
大家さんも行き先が分からないそう。
永遠に失われてしまった「解放区」!!!
そして話は大学生時代に戻ります。
そこでは理工系ナンパ君の耐える日々が続いています。
毎日来るエリちゃん。でも話しかけてはいけません。無視しなけりゃいけません。
ある事件がきっかけでエリちゃんから話しかけ、お茶を飲みにいくことになります。
そこで、理工系ナンパ君のバイト先での話。
上司の同僚で部屋に鍵をかけた事のない変なやつがいたとの事。
そいつは頭も切れて、仕事も出来たんだけど。
昔、恋人に死なれてから結婚も考えなかった様。
その上司はある日、町でその同僚がある状態になっているのを見かけた様。
上司は思ったそう。
ああ、彼はついに全世界を自分の部屋にしたのだ。そしてそのドアをあけはなったのだ。
鹿森さん!
エリちゃんは一晩中、鹿森さんを探しまわります。
明け方になりエリちゃんは感じます。
わたしの前で世界のドアがとつぜん開け放たれていくのが。
この世界のどこでも自由に遊んでも良いのだと。
心が病の状態から本当の癒しが訪れたのでした。
つまりですよ。
ちょっとしか出てこないけど、わたし的に、本当の主人公は鹿森さんでした。
やはり何らかの心の傷を負っていた鹿森さん。
恋人に死なれより深く傷ついた鹿森さん。
でもやがて悟りの境地に入り、癒される。
この世界は素晴らしいんだ、愛おしんだ、と。
そして、周りの人をも癒してしまう。
この着眼点というか、なんというか凄いです。
この文章じゃ分かりにくいと思うので是非、是非読んで下さい。
もう、感動しました。

さすらいの孤児ラスムス (岩波少年文庫)
アストリッド リンドグレーン (著), Astrid Lindgren (原著:1965), 尾崎 義 (翻訳)
小学4・5年生以上向きの本です!
孤児院を抜け出した9歳の孤児ラスムスの大冒険です。
孤児院には時々、商人など子供に恵まれない人たちがやって来て、子供を貰っていきます。
でもいつも貰われていくのは、ちぢれ毛の女の子ばかりで、ラスムスのような針毛の男の子は人気がありません。
これではいつまでたっても里親なんか見つけれないと思ったラスムスは、孤児院を抜け出し、自分で里親を捜し出す旅に出ます。
抜け出した次の日にひょんな事から出会った風来坊オスカル。
オスカルは手風琴を持った門づけ音楽師。僅かな報酬でその日暮らし。
子供好きで陽気なオスカルとすっかり意気投合したラスムスは、一緒に旅を続けます。
あるとき、強盗事件に遭遇し、犯人に追いかけられ危機一髪。
でもラスカルは機転を利かせ、犯人を捕まえる大手柄。
旅を続ける中でのスウェーデンの田園風景の描写。様々な草花の描写がとても綺麗で詩的な表現。
やがて理想的なお百姓さんに出会いラスムスは貰われることになります。
でも、でも、オスカルの人情にベタ惚れのラスムスは、その生活よりもさすらいの旅を選んじゃいます。
でも、でも大どんでん返しでラスムスは暖かい家庭の貰い子になってハッピーエンド。
孤児というのは親がいない事であって、はっきりと愛情不足の子供。
今では親がいても愛情不足の子供達が一杯いてます。
愛して欲しいと願う子供達の心情、痛々しさが明快に描かれています。
風来坊ってなんだか懐かしい言葉です。
何処からともなくやってきて定まった居所もなくぷらぷらしている人!
現代社会にも似たような人が一杯いますが、ちょっと違う。
きっとオスカルもラスムスのような子供を探して旅を続けていたんだと思います。
愛すべき風来坊でした。
子供向けの本って純粋に感動しますね。

テレビの金曜ナイトドラマです。
早くに書こうと思っていたんですけど、書くのをすっかり忘れていて、とうとう明日が最終回!
菊川怜さん扮する小峰ルリはある日、打撃人類として覚醒してしまう。
許せない悪人を見ると、拳が震えだし悪を撃つ。
ひとたびその拳が悪人の顔面に繰り出されると、顔は陥没し、心をも打ち砕き、廃人にしてしまう。
「ダッシャ〜」と言いながら打撃。
普段はおどおどしててドジばかりする小峰ルリは、ひとたび覚醒するととても強い。
そんな役柄に菊川怜さんがぴったりで良いです。
そんなキャストの中で光っているのは池畑慎之介(ピーター)。
幼少時代にトラウマのあり、執拗に打撃人類を追う刑事、神取役です。
なんか、やたら格好良いです。見直しました。
いよいよ最終回ではルリと神取の対決がありそう。
楽しみです。
残念なのは、原作のコミックはずっと読んでいたんですけど、ルリが原作と違う事。
原作では、打撃を撃つ前に空中で1回転したとおもったらスッポンポン。
スッポンポンで「ダッシャ〜」。
ドラマ見始めたとき、打撃の場面で、ドキドキしながら期待していたんだけど…

タイガーと呼ばれた子―愛に飢えたある少女の物語
トリイ ヘイデン (著), Torey Hayden (原著), 入江 真佐子 (翻訳)
1995(原著)、1996(日本語訳)
「シーラという子」の続編です。
タイガーは勇敢な子と云う意味ですけど。
突き動かせるままに書くからネタバレだし!
前作の別れがあって、音信不通だったシーラとトリイは7年ぶりに再会します。
オレンジ色に髪を染めたパンクファションの少女。
「もう、そんな昔のことほとんど覚えていないよ。」
「あんたのこと、全く知らない人同士って感じ。」
このとき、トリイは「シーラという子」の原稿を書き終えた所でした。
出版する前にシーラに見てもらおうと思って。
「べつにどうでも良いよ。ほとんど覚えていないし。」
1週間後。またシーラの所に来たトリイに言います。
「ザケンじゃないよ。嘘ばっかりじゃん。トリイはいっつもピリピリカリカリしてたじゃん。こんなに優しくなかったじゃん。あたしはあのときいっそう酷く傷つけれた。そして捨てていったんじゃん。お母さんと一緒じゃん。」
(ちょっと脚色してしまったかも知れません。でもよくトリイはここまで書いてくれました。)
そしてまた戦いの日々です。
またまたいろんなことが起こります。
それにいままで明かされなかったシーラの辛い過去も晒されます。
詳しくは語られなかった辛い過去も。
一番小さい時の記憶。母に捨てられた事。
その次の記憶。殺人未遂を起した事も。
おまけに作者は、自身の幼少時代の事までも書いています。
全編500ページ。
一気に読みました。
辛くて疲れました。
でも良かった。最後の方で救われるかどうかのポイントでのトリイの行動力がとても。
ハッピーエンドで。
シーラは言います。
トリイが昔言ってた言葉。
読者もトリイも忘れていた言葉。
今なら分かると。分かりかけたような気がする、と。
物事をあるがままに受け入れる。
あなたが悪かったからじゃなくてただそうなってしまっただけなんだから、と。
だからそのことを無条件に許して、と。
そして、手放してやる、って。
シーラの感性の豊かさに感動します。
そして、シーラの支えになった本は「星の王子様」と「アントニーとクレオパトラ」
「受け入れて、許して、それから手放してやる」
最後の言葉がポイントです。
これ、自分探しのキーワードだよ!
そして、最後にシーラから自然に、ほんの自然に、初めてトリイ向かって言う単語。
「ねえ、お母さん、あたし、自分のなりのやり方でやらなきゃいけないだよ」
トリイはその呼び方を否定し、戸惑い、シーラの瞳をずっと見つめて。
確信を持って、依存しているのはなく、自立していくことを悟ります。
あなたを信頼しているから。
「ありがとう、あ母さん」
が、本文最後の言葉。
某会社(本文では実名)に就職して10年経ったシーラは幹部職まで登り詰めましたとさ。
でも、幼少期の傷は簡単に癒されないこともお互い分かってもいるんだけど…
その後、彼女の作品は多数でていますが暫くは読む気にならないでしょう。
シーラだけのトリイでいて欲しいと思うからね!…
それにそうそう人を癒すことは簡単なことじゃなく。
人を癒せた、と生意気なそういう思い込みはとても危険。
と肝に銘じて…

「シーラという子」one child

「タイガーと呼ばれた子」the tiger's child

家族の中の迷子たち―児童精神科医たちが診た衝撃のドキュメンタリーコミック
鈴木 雅子(作画)、 椎名 篤子 (椎名篤子)1998年
この本は椎名篤子さんの児童虐待コミック第3弾になります。
前作までは具体的な肉体的虐待、つまり、暴力が中心でしたが(らしい)、こちらは精神的な虐待ばかりが取り上げられています。
内容は6話からなり、それぞれの児童精神科医等が様々なケースを扱ったお話です。
ほんの昔の子供社会では、ガキ大将がいる縦社会で、人間関係の基本を学んだ一時でした。
それが今では奇妙な横一列社会。友達と目を合わせたり、けんかをしたりしません。
それと偏った偏差値至上主義。
核家族化。
親子崩壊。
そんな中の子供達からのSOS。それはその親のSOS。
急激に変わっていく社会のなかで、自分の力では抜け出せないぐらいに複雑な問題が発生しています。
医療現場の問題も取り上げられています。
乳幼児精神科医、児童精神科医、そして小児科医たちが従来にシステムに組み入れられてて上手く連携出来ないこと等。
心の相談にのれる小児科医をもっともっと必要としていること。
つま先を地面につけて歩けない、とか、ずっと帽子をかぶっていないとイライラしていられないとか。
理解不可能なふざけているとしか感じられないケース。
知識のない親や身内は対処しようのないもの。
そういう絡まった糸を精神科医達は解いていきます。
知ると知らぬは大違い。
日本の将来を憂うわよ!
知識は力よ!

シーラという子―虐待されたある少女の物語
トリイ・L. ヘイデン (著), Torey L. Hayden (原著), 入江 真佐子 (翻訳)
1980(原著)、1996(日本語訳)
6歳の少女シーラがとんでもない事件を起し(とてもここで書く気が起きないような)、新聞に載る。
生まれてからずっと肉体的にも精神的にも虐待され、笑うことも知らずに泣くことさえ知らずに。
結局どんなことがあったのか多くのことは謎のまま終わってしまうのですが。
そんな少女が、あらゆる障害児教室から見放された子供達を抱えるシーラの教室にやって来たことから始まるノンフィクションです。
やはりとんでもない子で動物的に暴れるばかりで全く手に負えない。トリイが辛抱強く接していき、ほんの少しずつながらも心を開いていくシーラ。
そんな過程の中でシーラがずば抜けた知能の持ち主であることが分かる。IQ180以上の、ほぼテストではこれ以上測れないようなもの。
なんかそれだけにシーラの心の闇、苦悩はより重いものかと。
物語も中盤に順調に回復している中、またもや、より大きな事件が。とても辛くて書けません。
そんなこと嘘だろ。いい加減にして。もう読むのを辞めよう。辛すぎる。
…
シーラは生死を彷徨うような重傷。それよりも心の傷。
もう、立ち直れない。
でも、健気にもなんとか立ち直ります。
でも、記憶は消せない。
やがて、そのクラスはいろいろな理由でなくなることに。
5ヶ月間ともにした出会いにも、別れが来ます。
「ううん、これ、あたしからのお誕生日プレゼント。こうしてればもう今日は面倒なことを起こさなくてもすむから」
…
「悪い子になってやるっていったけど、本気でいったんじゃないんだ。いい子にするから」
「トリイのために」
「いいえ、私のためじゃないわ。あなたのためにいい子になるの」
終わり間近のシーラの言葉は、優れた知能を持つだけ合って、他人を思いやりとても大人びたもの。
ほどなくハッピーエンドで終わります。
トリイの対応や言葉に、自分なりにそれは違うだろうとか、そうじゃない、とか。
シーラは今、何を考えている。廻りの対応は。
とか、いろんなことを物語以上に、こうじゃない、ああじゃないとか考えました。
読んだ後も四六時中、場面を思い出したり、考えたり。
ハッピーエンドで終わったけど、その傷はそんなに簡単に癒えるものじゃないし。
とても辛く、憤り、哀しみ、そんな話。
取りあえず、書いて、吐き出しました。
本国では15年後に続編が刊行されたそうです。
日本語版は翌年刊行されたそうです。
そうそう、お盆ですけど、なかなか始まらない仕事を待っていたら突然キャンセルになりました。
それで一気にいろいろ映画をみたり、あばれたりしていました!
頭がボーッとなりました。
!
●「ドラゴン・キングダム」ジャッキー・チェン、ジェット・リー
面白かった!
●「崖の上のポニョ」宮崎駿監督
面白かった!
●「男はつらいよ 寅次郎の青春 」
癒されます。
中年になってからの風吹ジュン、良いです!
●「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」
癒されます。
新世界と懐かしの関西芸人!
●「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」ジョニー・ディップ
3作目をだけを見ていただけだったんですが、もうかなりジャック・スパロウ船長がお気に入りです。
●「スター誕生」ジュディ・ガーランド
最高に良かった。やっぱり古い名作は。
スターになっていく過程は静止画を効果的に使ってスピード溢れるものに。
その後の苦悩の場面はじっくりと。
一つ一つのこだわりのカット。
心情表現をすると色使いやぼかし。
エンディング間近やエンディングも素晴らしいもの。
3時間近くの間、酔いしれました。
ほな、また。
世界中で大ベストセラーになった本を読みました。

アルケミスト―夢を旅した少年/パウロ コエーリョ (1994)
とても面白く一気に読みました。
感動はアマゾン等のレビューで書いている通りです!
あまりにも壮大で面白いストーリなのに200ページ弱(文庫本で)だし読みやすいし本当に一気に。
もっと、もっと事細かに他愛の無いエピソードも、大きな出来事も微々細々あれば…
もっと、もっと長い時間この文章に浸っていたかったですね。
そう、砂漠の女、ファティマのことについても詳しく書いてほしかったです。
この「ゆる体操」関連の本を初めて手に取りました。

「ゆる」身体・脳革命 不可能を可能に変える27の実証/高岡 英夫(2005)
身体をゆすってゆるめること、もしくはそのための体操「ゆる体操」について書かれた本です。
足ネバネバ歩き、腰モゾモゾ体操、すねブラブラ体操、膝コゾコゾ体操、手首プラプラ体操、等々。
変な名前の体操ばかり。
とても簡単なもの。
ある人は、またある一流スポーツ選手などは無意識にやっているようなこともある。
この体操を意識的に継続することにより、痩せたり、若返ったり、数々の病が良くなったり、精神的なものまで改善されるそう。
画期的です。
例えば、直接習った訳でもないみたいですけど、イチロー選手(3000本安打おめでとう)、北島選手(金メダルおめでとう)、野口みずき選手(出場どう?)等が自然に実践していることだそうです。確かに北島選手はよく「手首プラプラ体操」している姿を思い浮かべます。
すごいです。
早速実践です!
ちょっとお口直しにどうぞ!

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール / 野口 嘉則 (著) (2006)
噂には聞いていたけど。
とても良いですから是非読んで下さい、と。
とにかく読んで下さい、と。
四の五の言わずに読んで下さい!!
読みました。
嗚咽しました。
短い物語の中に、宗教的な事、哲学的な事、そして一時、考えさせられます。
良い人生の指南書となる事でしょう。
全てに人が読むべきです。
もちろん、これだけで人生のどんな問題も解決する訳ではないですけど。
これ、非難じゃないですよ。
書きたくないけどケジメとして書きます。
こう、今では誰でもブログ、インターネットで情報発信が出来て、専門家でもないのに、ああだこうだと好きな事を自由に発信できます。
そんな中で素人風情で、探求する事なく批判的な文章を書くのは嫌いです。
でも、今回の表題の本は全然だめです。
科学捜査も各々の言葉や証言も上の空。
途中から腹立ちながら最後まで読みました。
エンディングもあって、ないようなもの。
…
(思い出したくもないけど、ちょっとは具体的な事も。)
解離性同一性障害のことは、変な先入観にとらわれて書いているし。
脳腫瘍の事も誤解を招くような表現だし。
どちらも中途半端な記述だし。
おかしい所、中途半端な所、解決しない所、一杯あるし。
…
さいなら。
サラバじゃ…
(ご免なさい。)
patricia D.Cornwell / TRACE(2004)
(パトリシア・コーンウェル/痕跡)

検死官シリーズ第13弾
まだまだ評判悪いのに懲りる事なく、一気に続けて読んでいます。
今回の作品は、全く盛り上がる事なくあっさりと終わり、しかも、なんだかエッチな場面で終わっちゃいました。
久々に出て来たような気がする科学捜査の詳細な場面はとても興味深かったです。
そして、多くは人間描写の場面ばかり。
トラウマを持った人物や、奇人変人の大集合です。
全く不適格な、バージニア州検屍局長に新しく赴任したジョエルマーカス。トラウマの固まりの彼をもっと描いてほしかったです。
今だに副検屍局長のフィールディング。すっかりネガティヴな人物になっていました。
フランクポールソンの変体ぶり。
スザンナポールソンの変体趣味。
不適格者、ヘンリ。
アーネットの奇人ぶり。
お金持ちの哀れみ、ケイト。
警察やFBIの捜査官もちょっとまともではなく。
ルーシーも益々磨きがかかって。
スカーペッタも理性と様々なネガティヴな面がつらつらと。
様々な苦悩を抱えつつポジティブに生きるマリーノが格好悪くとも、なんとも魅力的。
こんなまったくミステリーじゃなくなった話に懲りずに読んでいる私って。
変体…
面白かったです。
さあ、次!
patricia D.Cornwell / Blow Fly(2003)
(パトリシア・コーンウェル/黒蠅)

検死官シリーズ第12弾
とても評判の悪い作品なので期待しないで読みました。
でもやはり面白かったです。
作者にとっても主人公のケイにとっても、とても重い辛い作品なので3人称になってしまっただろうし。
合計、124章もあり、凄いテンポで話はトントン。
いつもの最新の科学捜査やコンピューターを駆使する場面もなくちょっと残念。
3人称なので悪い奴らの内面にも入っていき。
でも彼らの心情は分かるはずもなく、あっけなく最後を迎えます。
しっかし、生き残るものもいて、まだまだ話は続くのか?
ケイが年齢詐称?
いや、意味なく若返りました。
まだまだ書きたい事があるので、あえて作者は、ブーイングの中、そうしました。
別に将棋をする訳ではないんですけど。小学生ぐらいには結構指していましたが。
ずっと見ようと思っていて、なかなか家にいなかったり忘れていたりで。
昨日、やっと2回目を見ました。

テレビドラマ「ハチワンダイバー」。
超臭いド派手な演出。鳥肌立ったり笑えたり。
男性もイケメンで女性も可愛い子ばかりで。
今時のドラマはこんなんか!とか。
めちゃくちゃ面白いですね。

もちろんヤングジャンプに連載中のコミックも欠かさず見ています。
コミックの方は菅田を初めとしてとてもださい面子。
というか、最初の印象は、とても絵も下手で、ストリー展開もださくて、すぐに終わるだろうと思っていたのに、回を重ねるごとに夢中に。
で、コミックの方はやっと鬼将会にたどり着いた所なのに、ドラマの方が先に進んでいます。
この辻褄は、コミックはどうなるの?
将棋をする訳ではないんですけど、NHK教育の「将棋講座」は欠かさず見ています。
出だしだけですけど。
室田女流初段のおとぼけぶりがとても面白くて…
その番組の前には出来るだけ「題名のない音楽会」も見ています。
さあ、今日は山下洋輔さんがゲストですね。
patricia D.Cornwell / The Last Precinct(2000)
(パトリシア・コーンウェル/審問)

検死官シリーズ第11弾
益々面白く一気に。
この作品はケイの感情面の移ろいに焦点を当てた作品で、誰も彼もが信用できなく、精神的にも窮地に陥る作品。
そんな場面での文章に多々感情移入できる所が一杯あって、興味深く読み進めました。
例えば、
いやなことは聞かれない。
ケイは、そういうシグナルを出している。
黙っていてほしいときに、質問されないときにそうなる。
自身が巧みに誘導していることにだれも気づいていなくて。
そういう技術に精通するようになったのは子供の頃。
父の事をクラスメイトから聞かれたくなかった。
人に話さない事、そして聞かれない事が私の習性になった。…
云々。
もう、いろいろ同感…
そして物語は、いつものように!急展開で解決。
一応!
最後まで信用できなかったけど、ニューヨークの敏腕女性検事、ジェイミー・バーカー。
格好良かった〜
感動した〜
さて、次回作はとても評判の悪い作品。
どうかな〜?
patricia D.Cornwell / Black Notice(1999)
(パトリシア・コーンウェル/警告)
検死官シリーズ第10弾
順調よく、また。
インターポールに呼ばれていったフランスで。
逆上したマリーノと慰めるケイのやり取り。
エンディングでのルーシー。
諭すケイ。サポートするマリーノ。
全編を通じて、そういう会話とか、やり取りに感動しました。
それにしても、まさかまさかの大情事…
びっくりした〜
それにしてもコーンウェルさん。
サイン会に自身の操縦するヘリコプターで颯爽と現れて去っていくそうな。
格好良すぎて、もう。
びっくりした〜
patricia D.Cornwell / POINT OF ORIGIN(1998)
(パトリシア・コーンウェル/業火)
検死官シリーズ第9弾
続けて。
今作はちょっと一気に読み終え、とはいきませんでした。
なんか前半はだらだらと。
でも後半になると、一気に。
とんでも無く悲しい事や、スリル満点に。
最後はケイとルーシーの乗るヘリコプターと犯人の乗るヘリコプターの大空中戦に、と大盛り上がり!
やはり、最後は電車に乗るときにも、車に乗るときにも、歩くときにも読んでしまいました。
調子にのって一気にどんどんいきたいと思いますが。
patricia D.Cornwell / Unnatural Exposure(1997)
(パトリシア・コーンウェル/接触)
検死官シリーズ第8弾
いつの間にか前作を読んでから1年8ヶ月も立っていました!
その時ぐらいに、もう残りのほぼ全部を買っていたのに、箱に入れたままでした!
というのも、今、テレビで「新・科捜研の女」って云う、私が行っていた高校のすぐ隣にある高校(ちょっと賢い)を卒業した「沢口靖子」が検死官の役をしている、番組をちらっと見て。
あ、忘れてるわ、てな具合で。
やっぱりこのシリーズはめちゃくちゃ面白く、もう一気に読みました。
毎回、毎回これでもかと云う難事件を解決していく。
天然痘に極近い、それでいて新種の未知のウイルスが、何者かの手によって意図的に広められていく、というもの。
相変わらず、突然くるエンディングに緊張感ばっちりで。
それに最新のコンピューター技術や、最新の科学捜査の専門的な記述もとても面白く、知識欲も駆り立てられます。
事件解決後のエピローグでも衝撃の事実が出てきたり。
もう、はやく新作までどんどん読み進めていきたいと思います。
KKKベストセラー(朝日新聞社)/中原昌也(2006)
下らなくて、下らなくて一気に読んでしまいました。
破り捨てたい衝動に駆られながら。
それでも目は活字から放すことが出来ず。
つまり面白い。
(詳しいレビューはアマゾンででもどうぞ!)
BGM用のCDも付いています。
自身の演奏の様。
これがまた爆音ノイズミュージック。
まるでこの前見た大友良英さんのソロパフォーマンスの様。
本の紹介を10冊連続で、と思ったけどこれにて打ち止め。
つまり※
よくビジネス書のベストセラーで〜術とか〜の仕方とかのHow To本とかがあるじゃないですか。
ついついタイトルとか帯とかみて数冊買ってしまいます、じゃないですか。
出だしは面白くて、ホウ、ホウ、ホウ。
読み進めるうちに、?、?、?。
下らない…
この本の方が数倍…
※ということです。
打刃物職人―手道具を産み出す鉄の匠たち (ワールド・ムック )
三原 久明 (著), 服部 夏生 (著) (2004)
圧倒的な存在感を持つ大工道具の数々。大工道具鍛冶、千代鶴是秀の作品。
現代の打刃物職人の人と作品。
鉋鍛冶。
玄翁鍛冶。
鋸鍛冶。
大工鑿の鍛冶。
鉈鍛冶。
包丁鍛冶。
花鋏鍛冶。
鑿鍛冶。
日本剃刀の鍛冶。
和鋏鍛冶。
誂え鑿鍛冶。
ラシャ切り鋏の鍛冶。
彫刻鑿鍛冶。
バール専門鍛冶。
日本独自の打刃物の数々。
この本だけでは全てを、全く網羅されていませんが。
癒されます。
その数々の写真をスキャンしてアップしようと思いましたが、
ページ全面のはみ出すほどのアップ写真ばかりで、
本が傷みますので躊躇しました。
よって何とも中途半端な投稿に…
小説です。
幸田文-ちくま日本文学005/筑摩書房の文庫(2007)
この中に入っている作品に「鳩」があります。
昭和25年、46歳の時の短編です。
異色の作品です。
主人公は「倉」という唖で聾の不具の男の子。
そんな倉が街を徘徊する日常。
鳩とのふれあい。
徘徊先の屋敷の家事婦スエとのふれあい。
そして、突然のエンディング。
なんか「倉」という男の子(か?)は幻で、倉庫のことを擬人化してるのか?
日の傾きによって倉庫の陰が移動している様子をあたかも人のように扱っているのか?
鳩はどういう象徴?
スエが幸田さん?
いろいろ謎?
(それとも単純な実体験を元にした作品?)
なんとも不思議で深い作品。
面白い!
ネットで解説をさらっと探してみたけど解説とかありませんね。
入門書です。
気功入門−からだの自然が目を覚ます/天野泰司(2004)
そう、丁度時間が合わなくなって今は行っていませんが、去年は行ってました。
気功のレッスン!
何気ないポーズや動作。意識してゆっくり吐く息。
みっちり1時間のレッスン。
体全身から心から癒しの色が湧き出ます。
〜
そんな気功の入門書。
ほんとに基礎の基礎だけしか載っていません。
ほんとは、いろんな面白いポーズとかあるんですがそんなのは載っていません。
でも気功のなんたるか、一番大事なことが書かれています。
〜
レッスンでいろんなポーズや動作の意味もわかりだし、没頭して始めた頃だったのに。
先生の教え方も上手いし、面白いし、なにせ彼女自身が自分の言葉に没頭していたレッスン。
ちょっと時間も取れるようになったので、まだ同じようにレッスンは開講しているので。
また!
続けて本の紹介です。
本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術(知的生きかた文庫)
成毛 眞(2008)
170ページぐらいですけど読みやすい文章なので一気に読めます。
副題の「本を読まない人はサルである!」という書き方通りの文章です。
なるほどと思うところと、言い過ぎな、断定的なところも多々あり。
本は同時にたくさん、それに時間がなくても隙間の時間でいくらでも読めると。
最後まで読む必要も無いし。
ホワイトカラーよりも「クリエイティヴ・クラス」なろう、とのこと。
そんなわけで10冊ぐらい続けて本の紹介してみようかな!
ドラッグストアでちょっと目について買ってみました。

「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」花王
※特許取得済です。
※登録商標です。
目を冷やすのは聞いたことも試したこともあるけど。
良いのかな〜
目を温めるって気持ち悪そう。
早速寝る前に試します。
すぐに温くなってきます。そしてわずかに蒸気も。
目熱っ〜。
目溶けそう〜。
そしてすぐに、数分で深い眠りの中へ。
(こんなことしなくてもベットに入ると数秒で寝てまうけど。)
目の疲れが取れているのか、良いのかあまりわかりませんが、深く安眠出来て、目覚めも良いです。
ちょっと癖になりました。
目熱っ〜。
まあ、年末頃からいろいろ、いろんな新しい興味深いことが多々あって。
その一つ(その他もまた書きたいです)。
今年からセミナーに通っています。
その名も「パテントセミナー」!
商標とか意匠とか特許、まあ実用新案も。そんなのを含めて知的財産にとても興味深くて。
きっかけは、試しに、というかちょっと商工会に相談しつつ商標登録して。
それに意匠では登録したいのが一杯あったりするし。
ゆくゆくは特許…
よって、その辺を知識をしっかりもっておこうと思って、セミナーに通っています。
無料だし、貴重な話が聞けて結構面白いです。
そう、うまいこと云って(ガッポ、ガッポ…)…
そういえば、ほんの昔、ドメインがオークション等で高額にやり取りされていた頃、一つのドメインを取りました。
今だに持っています。だれか買ってくれないかな(これは一度書いたな)。

写真は、ずっと書きたいと思い、久々に旅愁かき立てる思いの一こま。
あけましておめで…
いや、もうそんな時期ではないほど更新が怠りました。
なにせ年始は忙しく、それどころじゃありませんでしたから。
そう、仕事も一杯詰まっていた中、正月早々救急医療の現場に深く潜入しましたから。
地元、大阪府の場合ですが、年間の救急搬送回数は、各市で数千件から多いところで4万件にのぼります。
その中で搬送拒否件数(多くの市ではまだ公表していませんが)は、5病院以上に拒否された、が多いところでは千件以上、10病院以上の拒否でも2百件以上。ある市では31病院に拒否された例もあります。搬送にかかる時間が3時間21分かかった例もあるそうです。
府内では、年末年始もそんな中、搬送途中で亡くなってしまうケースがありましたね。
とにかく、テレビ等でもよく取り上げている通り、全国の自治体で搬送困難な状態が恒常的に続いています。
一体全体、国会は政治家は何をしているんだ!という日本の現状です。
そして、私の体験したこと。
(ここから、今までのようにギャグまじり…)
なにせ昨年は馬車馬のように仕事し、ライブも含め遊びましたし。
とうとう限度を超え、ダウン。
風邪気味と過労による急性胃腸炎。下痢と嘔吐と微熱により、まる2日間。
食事はもちろん、水分もとれない。
こりゃ、死ぬ。
そうそう、昔よく付き添いで行った親切な救急病院が電車1本で行けるとこにあったな!
死ぬ。行こ。
やはり、夜といえども正月早々混雑しています。
本日の当直は、内科と外科の先生の2名。
待合室の横手で急患の患者が、せわしなく運ばれてきます。
また入院患者で容態が急変した様で、先生が慌ただしく病室棟のほうに向かいます。
看護士さん達もあっちに小走り、こっちに小走り。
職員の人が待合室で待っている人たちに言います。
「すいません。今、先生は容態の急変した入院患者の治療に行きました。どれだけ時間がかかるかわかりません。もし、急を要しないのなら明日でも出直してくれませんか?」
その場の空気は変わり、質疑等。
「いや、今はどれくらいで先生が戻ってくるかわりません。もうちょっとしてからまた確認してみますので、お待ち下さい。」
そんなに待つこと無く先生は戻ってきてくれました。
私の場合。
「はい、点滴お願いします。たんまりと。はい、トッピング(追加の栄養剤や胃薬など)もタップリと!」
お忙しい中、1時間あまりベットを占領してすいませんでした。
すっかり元気になりました。
いや、なにが元気になったかって、ムカついたからですよ。
こういう現場には欠かせない肝の座った明るい先生。
そのおばはん、いや先生の言葉。
「へぇ〜2日間もなんも食べてへんの!ずっと寝てたん!大変やったねぇ〜フフッ(鼻で笑う)」
どうせ私ら周りの患者さんに比べたらたいしたことおまへんわ。
お邪魔しました!
P.S.
掲載写真と本文とは関係ありません。
「Adobe Stock Photos」より拝借しました。

もう1冊本を。
NOAHを創った男―三沢光晴の参謀/仲田 龍 (著), 本多 誠 (著) (2007)
週刊プロレスに連載していたもので、ずっと楽しみに読んでいました。
それで買うまでもないかな、と思っていたのですが、和田京平と仲田龍の対談を是非読みたいと思い、買った次第です。
そして、全編読んでいくとやっぱり面白い。
第1章でジャイアント馬場の秘書時代の数々のエピソード、彼の人となりで大いに感動し。
全日本プロレスから退団し、ノアという新しい団体を軌道にのせていき東京ドーム大会を成功させるまでの話。
最後の項は、全日本プロレスに残った和田京平と、三沢光晴(私と誕生月日が同じ!)とともに新しい団体を作った仲田龍の対談。
お互いを理解尊重しつつ深い友情で結ばれていました。
プロレスの話より、人間関係の繋がりや、会社を経営していくことの考え方、ノウハウなどが一杯詰まっていてとても面白かった訳です…

年の瀬なんで書き急いでいます!
今年感動した本のことです。
今度は先生!の方です!
森の中のカフェテラス/橋本一子(1994)
今年の初頭に手に入れて、これは面白いと何度も何度も読み返し、数ヶ月。
おかげで買ったのに読んでいない本が多々。
そして、本のページには付箋の山、また山。
感想を書こうと思って、また読み返し、不眠。
どんな内容かと云うと、また読み返し、不眠。
(そんな、こんなで数ヶ月…)
だから本の内容は、手に入れて読んで確認してください!
この本は、図書館(大阪市立)にもありました。
もう一つの著作「フレバリーガールはお茶の時間に旅をする」も書庫にありました。
こちらの方は手に入らず、借りて読みました。こちらも面白い。
で、自分のブログの記事の文章でも影響を受け、その最たるものが「木立の中の音楽室」という記事でしたな。
また、来年にはライブに行かないとな。
ああ、マリア…

今年感動した本のことです。
東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編/菊地 成孔, 大谷 能生(2006)
めちゃめちゃ面白くて、これを参考に数々の音源を聴いて、歴史編とか他の著作を読まないとな、と思いながらまだこれだけです。そういえば肝心な「Albert Ayler」も聴いていませんね!
音楽理論とかジャズ理論をある程度知っていて、楽器もある程度出来ないとわからないところが多々あると思いますが、私はある程度知っているんで…
第1章でブルースの特異性(短3度と長3度が同時に存在することとか)が書かれていて、バークリーメソッドでも完全には解明されていないそうな。
それが第4章では、ゲストを濱瀬元彦氏が音響学かなんかの理論を交えて解明した場面は、思わず拍手喝采でした。
その他面白いところが多々ありました。
あんまり取り上げていないけど今年はジャズを聴きまくった1年でした。
まだ先ですが、来年の3月に神戸のクラブ月世界で「菊地成孔ダブ・セクステット」がライブをするので是非行きたいと思います。一度行きたいと思っていたクラブだし。
誰か行けへん?
この土日は東京に行きました。
目指すは六本木。
「六本木アートトライアングル」です。
まずは東京ミッッドタウンにある「サントリー美術館」です。
隈さん設計の和風とモダニズムの融合です。
そして、「国立新美術館」です。
黒川さん設計の巨大な波打つガラスの迫力に圧倒されます。
最後は、六本木ヒルズ森タワー53階にある「森美術館」です。
リチャードさん設計の大胆なスペースです。
そんな中で楽しみだったのが森美術館での「ル・コルビュジエ展」。
めちゃ面白くて土日の2日間も行っちゃいました。
DVD付きの本も買っちゃいました。
「だまし絵フィギュアコレクション」のガチャガチャもしました。
+1は芋洗い坂にありました。
私が昔つとめていた会社(大阪)の東京本社。
もう、今はなくなりましたけど、そのビルはまだありました。
サインデザインの会社です。
先の3つの物件にもその会社の出身者が少なからず関わっていることでしょう、確か…
でもメインの「六本木トライアングル+1」はその土曜の夜にありました。
また、今度。
アレ!
バックの底にこんなチケットが(偶然)!
音楽室、と云う言葉がとても好きです。
通っていた中学校の風景です。
右手に2つの池を見ながら歩いていきます。2つの目の池を半周ほど回るとそこに正門があります。
古びたコンクリートの柱と錆びた門扉。生い茂る草。
…
正門の風景。
お昼前に行くと、母親がホカホカのお弁当を持って立っています。
なんせ夜の仕事をしていましたから、早朝は起きれなかったんです。
小学生から知っていた女の子がある日、尋ねます。
なんで姓が変わったん?
「…」
…
門を過ぎても木々が茂っています。桜やクヌギ。時々カブトムシなんかも見つけられます。
もっと早朝に行くと、クワガタムシなんかも。
右手の少し小高いところには、古風な屋根のついた土俵が。
左手には池もあります。ザリガニがいて、オタマジャクシの大群やメダカ。
緑色のコケや水草が水面にびっしり。雨になると食用蛙の大合唱。
もう少し歩くと右手には真新しい体育館。正面には校舎。鉄筋コンクリートの4階建てや瓦屋根の木造2階建てまで。
入学当初は、その木造2階建ての2階の1年16組でした。木板の階段には穴が開いているし。木の廊下も、当初はなかったのに、いつの間にか穴が。ミシミシと今にも割れてもっと穴が開きそう。扉や窓枠も木製。歪んで、軋んで全開しないし。
そうそう、話を戻して、左手の池の向こうの小高いところに木々に囲まれた木造平屋建ての建物が見えてきます。
それは、古びた洋館風のものでした。そう、それが
「木立の中の音楽室」
です。
確か屋根だったか、壁だったか、土台だったかにエンジ色が使われていました。
入ると音楽室と準備室だけの小さなもの。ニスで真っ黒になった床。木の小さな椅子と、下敷きを敷かないと文字が全く書けないようなボコボコの机。壁の高いところには、バロックから近現代までの作曲家の肖像画が。大きな木枠の窓。
木々が茂っているのでそんなに明るくはなくて。柔らかなぼんやりとした光と、一筋、二筋とわずかに入る光線。ぼんやりと光の筋を見つめていると、舞い散るチリやホコリ。音楽に合わせてフーと拡散したり、収斂したり。
音と光と、そして匂い。
充満したニスと木とペンキの匂い。
窓を開けると漂ってくる草木の匂い、花の、樹木の蜜の匂い。池の匂い。昆虫の匂い。
…
そんな環境での音楽の授業は好きでした。
理解のある良い先生でしたし。
クラシックからポップスまでいろいろ聴かせてくれました。
リコーダー用のソロ曲やアンサンブル曲を作曲するのも楽しかったです。
私が作るのはAマイナーの暗い曲ばかり。
いやいや、リコーダーのキーは確か、FだったからDマイナーの曲ばかり!
筆記でも100点とかよく取っていました。得意科目でした。
でも、内気で、人前で歌うという大胆なことはとても出来ませんでしたね。
だから通信簿はもう一つ。
そんな良い雰囲気の
「木立の中の音楽室」
でした。
時は移り、中学3年生になった頃。
木立の中の音楽室も木造校舎も全部取り壊されてしまいました。
更地になったり、鉄筋コンクリートの新しい校舎が造られたり。
とても残念でしたね。
でも、最新鋭の音楽室が出来ました。グランドピアノと大きなオーディオ装置。
そのときの担任が、音楽の先生。
彼が言います。
さぁ〜真新しい音楽室のオーディオ装置で試聴会しましょう!
それぞれ聴きたいレコードを持ってきてね!
確か、私が持っていったのは「Tubular Bells」。
いろいろ聴けて楽しかったですね。
そして、グランドピアノの出番です。
弾くのは、ピアノの得意な佐々木さん。
彼女は学級委員長で、成績もいつもトップランク、可愛いし、家は金持ちだし。
ソロピアノを聴いたり、ビートルズやカーペンターズを合唱したり。
(私は恥ずかしそうに小声で合唱…)
そりゃもう楽しかったですね。
取りあえず、佐々木さんとカーペンターズのファンクラブに入りました!
それと、この担任の先生。
すごい有名人なんです。
あるときはNHKの教育番組に、あるときは「世界びっくりショー」か、なんかそんな類いの番組に。
人参や大根をくり抜いて穴をあけて笛に。あるときはホースを使い、笛に。あれやこれやを笛に。
ちょー有名人。
今現在では、正門から校舎までの池や木立は、大きな道になってしまい全部なくなってしまいました。
まったく面影がなくなった中学校になってしまいました。
あ〜あれは、夢、幻…
(真面目に始めたのにちょっと脱線…)
P.S.
いや、こんなこと書くんじゃなくて、2本のライブレポートや、新しく出会った素晴らしいアルバムのことを…
いろいろ誤解をされそうだけど、そんなことどうでも良いです。
本当に良かったと思います。
おめでとう。
誕生…
記憶にとどめておきたいし、記録に(070424)。
もう、思い残すことはありません。
さようなら。
ある所へ行こうと神戸方面に向かいます。
まずは腹ごしらえ、みたいな感じでこちらへ。
神戸が世界に誇る中華街、南京町。
いつ来ても独特の活気があって良いです。
ちょっと山側の路地裏では、花とか葉っぱとかを道に並べて貼り絵みたいにしていました。
なんですか、これ?
それよりも食いもんです。
飲茶や中華ちまき、それに豚まんも。
それに青島クレープ!美味しいです。
その場で焼いてくれるそれは、中華と洋風の混じった絶品の味。具の一つの揚げせんべいのパリッとした触感も食が進みます。
(ここでCMです。)
南京町の長安門入り口、右手にある新生公司という焼豚屋さんの前にある青島クレープ屋(飲茶もいろいろあるよ)さん。
日本ではここでしか(たぶん)食べれない青島クレープは、ダシ入りのクレープ生地に、卵と黒ゴマが片面に焼き付けられ、中身は新生公司のおいしい焼豚に中国の揚げせんべい、レタス、ネギ(嫌いな方は抜きます)、これを甜面醤=テンメンジャンとマヨネーズで味付けして包み込みます。
(CMは以上です。)
YOU'S BLOGを見たと言ってもまけてくれませんから!
…
ところで行こうと思っていた目的地。食い過ぎて、しんどくなって行きませんでした。
また近々。
表題の通りの結果発表です。
まあ、体脂肪5kg減(5000円)ぐらいちょろいもんだろ、と思っていたのですが…
今年始めと現在の数値の比較です。
体 重:75.8kg → 74.0kg(-1.8kg)
体脂肪量:13.3kg → 11.7kg(-1.6kg)
筋肉量 :59.2kg → 58.6kg(-0.6kg)
B M I:23.4 → 22.8 (-0.6)
体脂肪率:17.5% → 15.9%(-1.6%)
ウエストヒップ比:0.84 → 0.83(-0.1)
基礎代謝量:1584 → 1578(-6)
ヒップ :92.88 → 91.90(-0.98)
ウエスト:74.50 → 70.78(-3.72)
ウエスト脂肪圧:1.06 → 0.78(0.28)
まだデータはあるけど、これぐらいにしといたろか!
(後、首が細くなり、上腕も細くなり、胸も薄くなり、でも走り込んだおかげで、太もも肥大です。)
それで今回は体脂肪が100g減るごとに100円の金券がもらえるプランでした。
チッ!
1600円か!
途中までは順調に進んでいたんだけど、風邪をひいて、暫く行かなかったし…
第2四半期では、体脂肪率を10%程度に。それとともに体重は気にせずに必要な筋肉量は増やして行きます。
では、また。
そうそう、絵画展に行って来ました。
この美術館で開催されていた「大阪コレクションズ」です。
そして、この絵に虜になりました。
キスリング/青い服の婦人(1926)
です。
藍は青より出て…なんとかを体現出来るような深い藍。
ワンポイントの臙脂。
金色。
深い瞳。
バックの輪郭を縁取るシーグリーン。
…
ショップでは絵葉書しか売っていませんでした。
大きいポスターが欲しい〜。
部屋に飾りた〜い。
ネットで探せど、ないですね。この絵自体の画像も出て来ません。
キスリングの画集もヒットしません。
所蔵先のサントリーミュージアムに行ったら、ポスターとかありますかね?
これの事ですけど…
録画していたエピソード1とエピソード2を見終わりました。
本当に録画しといて良かったです。
ジムとかで見ていたら、ちょっと…恥ずかしい思いをする所でした!
本当に!
一番感動したのは、意外にもエピソード1での元教え子の神田和美の言葉。
(意外というのは、児童、生徒時代には、皆の中心にいて出しゃばるこんな奴大嫌いだったからです。いじめっ子に通報して、そそのかして、いじめられっ子に祭り上げる。私は、そんな悪い児童、生徒でした!)
真矢が言います。
「(どうの、こうの)あなたのやったことが本当に相手の為を思っているなら、あれこれ言い訳をしなくても、相手は分かってくれます。貴方の愛を感じ取ってくれます。辛くてもそう信じなさい。」
神田和美
「?…!」「先生みたいに!」
真矢
「?」首を傾げる。
神田和美
「そういう気持ちであたしたちのこと、教えてくれていたんですよね、先生。」
真矢
「…」
神田和美
「先生ってやっぱり凄いですね。帰ります。有り難うございました。」
真矢
「…」
もう、何回も繰り返し見ています。
感動しました。
それに、天海祐希さんのこと、周りの女の人達(おばちゃん)に凄い人気ですけど、何となく良さが分かりました。
でも本編は途切れ途切れしか見ていないし、本編の最終回も見ていません!
レンタルとかでありますよね?
この映画を見ました。
THE 911 / LEIGH SCOTT(2006)
出だしでは、こんなコメントで始まります。
「9.11コミッションレポート」に基づきドラマ化された作品で、登場人物及びその氏名は受刑者を除き架空である。
と。
すごい面白かったです。
でも普通のレビューは他のサイトでどうぞ!
別の観点で書きます。
音楽です。
これ、良いステレオとか低音の出るヘッドフォンでボリュームをあげて視聴して下さい。
緊迫した場面(そして、次の場面を予感させるように)になるとなんだか重低音の音が鳴りだします。
バスドラの音。ベースの音。シンセで作った重低音。
遠くでなる爆弾の音。地響き。そして、気味の悪い低周波。
崩壊をイメージさせ、死をもイメージさせる音。
それに重なる映像も不安定なハンディーカメラ(若しくはハンディーカメラ風)になり、よけいに不安がよぎります。
あまりにも効果的で気分が悪くなり何度か止めました。
そして、気を取り直して何回も見ています。
そんな音に重なる、ソプラノボイスの声。天使のような綺麗な声(パラディッソ!)。いや、美しさの中に、悲哀あり、苦しみあり、断末魔の叫び(インフェルノ!)
そんな音楽や歌を担当しているのが、エリザ・スウェンソン
出演もしています。
(これですよね。あまりにも他の写真と違うけど。)
RosalindというFBI捜査官の役です。後半にしか出てこないですけど重要な役を演じています。
Rosalindはいいます。ある不審なアラブ人男性を即刻強制送還(若しくは国外退去)するべきだと。
でも憲法上の問題で3週間はかかるだろうと別の捜査官は言います(9月17日)。
Rosalindはいいます。それは命取りになるわ。2週間でなんとかすべきだと(9月10日)。
でも結局、3週間後の国外退去に決まってしまったんです。
(意味分かりますよね?つまりあの事件は未然に防げたかもしれないのです。)
落ちを言ってしまいました!
この映画が始まって、2分頃経った場面です。
航空学校の職員と受付嬢が会話している場面です。
ほとんど聞こえないのですが、ラジオかなんかでBGMを流している様です。
なんと、ビクトリア・メッツェ率いるThe Divine Madnessの「gentle」が流れています。
つまりですよ(ここからが本題です!)。
ビクトリア・メッツェ=エリザ・スウェンソン
彼女は去年大活躍です。
映画に5本くらい出演したり、音楽を担当しています。
こんな社会派サスペンスアクションやらエログロなものまで。
モデルでも大活躍。
綺麗な衣装を纏ったものから、きわどいものまで。
そして、ロックバンドのデビューアルバムは2枚組。
もう、すでに今年に入り新曲も発表。
それにメール(メーリングリストやったかな)でこんなことも言っていました。
近頃、ラブメタルバンドの「HIM」がお気に入りで彼らの曲の「Wings of a Butterfly」をアップしました、と。
DL先のURLを教えてくれて、聴くとピアノの弾き語りで歌っています。しかも歌はオーバーダブしてはもったりしています。
それにマイスペースのブログも所っちゅう更新しています。
そんなに大活躍しているからでしょうか。いろんな噂やデマや質問が殺到しているのでしょう(米国でね。)。
The Divine Madnessのマイスペースで公開FAQ(ベスト20)を掲載しています。
貴方は三つ子ですか?
マドンナとアクセル・ローズの娘ですか?
結婚して下さい?
とか(なんか質問が当初から変わってる!?)。
私の英語の知識では何処までがジョークなんか本気なのか分からないです。
まだまだ続く、彼女の話…
…少年の世界に失踪する大人たち…
高校生の時は、凄く読書をしていて、ドストエフスキーやモーパッサンやらの世界文学全集から、数々の芥川賞受賞作家の作品やら、月刊誌の野生時代もSFマガジンも欠かさず、等々。そのなかで一番シンクロしたのが、GENと云う季刊誌の中の、金木静さんの「白の微笑−9月23日の夜」だった訳です(それは、当ブログの04/11/29に書きました)。
この雑誌はたった4回出ただけで廃刊になってしまって、しかも、最後の号に載っていた訳だからほとんど読んだ人はいないのかも知れません。それにこの作品は、この時しか活字化されていないそうです。
そして、2005年に年末に突然メールが来ました。
本人の金木さんから(そのことは、当ブログの05/12/31に書きました)。
そして、いろいろ教えてもらい、その関連した事を、06/02/10や06/02/18に書きました。
そうして処女作の、小説現代新人賞受賞作に出会いました(それについては、当ブログの06/04/09に書きました)。
メールを頂いてから、やり取りし、濃い手紙を沢山貰ったりして、最新の本も頂きました。
パヴァーヌ PAVANE FOR YU…/金木静(2000)
出版社はシー・エー・ピー(富山県の地方出版社もので絶版です)
これについてはいずれ感想を書こうと思っていて…
メルヘンや掌編集やセミ・フィクションや短編がつまったものです。
それに、年を取るほどに月日が立つのは早いものですね。
久しぶりに読んでいました。
インプレッション!エモーション!内容はともあれですよ、金木さんから申し合わせたように久々にメールを頂きました。やっぱりシンクロしてます。もちろん、タイトルはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」だし、スコット・ウォーカーの内証的な雰囲気もあるし、いろいろと…
で、どんな内容の本か、感想はというとやっぱり書きにくいですね!…
多くの男性は(一部の男性?)、いつまで経ってもロマンティストだったり、夢想家だったりして、音楽に感動したり、絵画に感動したり、一人旅をしてみたり、模型を作ってみたりするじゃないですか。
そして、正常な欲望がありつつそれに反して、無垢な存在、純白なハート、大人の世界を予見している少女に憧れたりするじゃないですか。少女の行く末にも。
そういう感想です。
つまり、ずっとロックンロールしているってことですよ!
これからも、命がつきても、誰かの記憶に残る、宇宙の記憶に残る、そんな存在が希薄になって、空間に漂う藻くずと一体化するまで、ロックンロールするんですよ!
素晴らしい音楽とともに…
〜
てなわけでまた勝手に興奮して、書きたい事は全て書けていません。
構想中の作品も期待しています。
また書きたいと思います。
〜
それにですよ、またとても面白くて、多大なる影響を受けてしまった小説に出会ってしまいました。
この投稿自体もちょっと感化されています。
それについても書きたいと思いますけど、これまた書きにくいです…
この映画を見ました。
無宿/斉藤耕一、青山八郎(1974)
高倉健、勝新太郎、梶芽衣子の主演です。
メチャクチャ良かったです。
二人に芽生える友情。
切ない、心模様。
美しい風景。
雰囲気たっぷりの斉藤耕一監督の映像。
そして、儚くも美しい青山八郎さんの音楽。
海辺の掘建て小屋で暮らす、3人。
海の底からバルチック艦隊のお宝を探しています。
さきえ(梶さん)が言います。
「抱いても良いんよ…」と。
もちろんエンディングは突然の悲劇で終わります。
なんだか、勝新が大好きになりました。
勝新に連れ出された、さきえは、置屋にいる女郎でした。
自分の出生の事を知らず、身よりもない。
外の世界の事はなんにも知らなくて、なんにも出来なくて、弱々しくて、馬鹿で…
夢は、海を見る事。自分は海辺で生まれたような気がするから。
そんな、さきえを見事に、梶さんは演じきっていました。

上の写真は、海を初めて見た時のものです。感激のあまり、さきえは涙します。
寂しげな弦楽奏で奏でられるこの曲、もう、なんというか…
我は海の子白浪の
さわぐいそべの松原に、
煙たなびくとまやこそ
我がなつかしき住家なれ。
生れてしおに浴して
浪を子守の歌と聞き、
千里寄せくる海の気を
吸いてわらべとなりにけり。
高く鼻つくいその香に
不断の花のかおりあり。
なぎさの松に吹く風を
いみじき楽と我は聞く。
待望のこの映画、やっとDVDで見ました。
Angel-A / Luc Besson (2005)
何もやっても駄目な冴えない小男アンドレ。数万ユーロの借金を、48間後に返さないと殺される運命。そして、死を覚悟。
そこに現れたる、身長180cmの美女、アンジェラ。次々とピンチを解決するアンジェラ。
あんまりヒットしなかったかもしれませんが、とても面白かったですね。
きっかけは、リュック・ベッソンはもちろん好きですけど、音楽担当がAnja Garbarekだったこと。
ご存知、ジャズサックス奏者Jan Garbarekの娘さんです。
音楽はもちろん良かったのです(Jan Garbarek入門には最適か!)…
でも、BGM的に小音量なので、緻密な音作りが堪能出来ません。
で、2005年に出たアルバム「Briefly Shaking」をほぼ風習(もちろん同時期に作られているので)、それと2001年に出たアルバム「Smiling And Waving」からの曲も含まれています。それに、「Can I Keep Him?」という曲のPVは映画の一場面にAnjaが登場するような映像ですが、映画発表の前から公開されていました(たぶん)。
Anjaさんの映像(6本のライブやPV)は、彼女のマイスペースからどうぞ(左のマイスペース欄からリンク)。
そして、映画のテーマは愛ですね。
恋人を愛する事。人間愛。そして、自己愛。
その場面がこれ。感動的ですね。
あなたもジュテーム。そなたもジュテーム。私もジュテーム…

白黒のパリの高見からの綺麗な映像。なんだかヴェンダースさんのベルリン・天使の詩を思い出します。
この映像が、アンジェラですね。しがみついているのはアンドラ。見えますか?

綺麗なパリの映像とともに映画は終わります。
本当にベッソンさん、これで終わりじゃないですよね?
先日の投稿は、えらい事しました。
来訪者が来る度に、みっともないお腹を見られます。
由々しき事なので、早くその写真が見られないように、次々と投稿しなけりゃなりません。
〜
梶芽衣子さん演ずる鹿島雪こと修羅雪姫のビデオを2本見ました。
まずは、
『修羅雪姫』(1973年)藤田敏八監督、主演:梶芽衣子
罪もなく監獄に入れられた母親が、復讐の念をその子に託す。その獄中で、母の死と引き換えに生まれたのが鹿島雪です。そして、復習を達成した雪は、その相手の娘に刺されて終わります。
そして、続編
『修羅雪姫 怨み恋歌』(1974年)藤田敏八監督、主演:梶芽衣子
死んだと思っていたら、生きていて、極悪指名手配犯になっていました。
今度は、国家権力と戦い、大活躍。
この、映画中での女子学生風の衣装と髪型がとっても良かったです。
この2年間で出演作が8本、主演が5本もあります。
この頃はメチャクチャ忙しくて、睡眠時間が移動中の2時間だけ、とかがざらだった様です。
まだ見ていませんが、1974年の最後の作品が「無宿(やどなし)」。
主演が、梶さんと高倉健さんと勝新太郎さん。
ストーリーの骨子は、アランドロンの「冒険者たち」だって!
すごく気になりますよ。
前の2本にも特典映像で梶さんのインタビューがあったり、またこの本を読んだの
で凄く詳しくなりました。
Hotwax 日本の映画とロックと歌謡曲 vol.2 /シンコーミュージック(2005)
梶さんの7時間弱にも及ぶ、インタビュー、映画やドラマやレコードを網羅した資料、ためになりました。
(他の特集は、モップスと深作欣二でした。)
ちょっと検索してみたら、釈由美子主演のハイパーSFアクション「修羅雪姫」というのがありました。
面白そうです、興味あります。
あと、梶さんにそっくりな猫がいました。
(個人ブログの管理人さん。勝手に掲載すいません)
〜
以上、画像で行数を稼がしてもらいました!
明けました。
お正月は休刊日ならぬ休肝日、いや、休ネット日でした。
そして、今年最初の投稿は、もちろん今年の目標ですね。
ここに書いておくと、やらざるをえないですからね。
ズバリ目標は、このジーンズからはみ出たプニョプニョのお腹をムキムキにする事です。
下半身はグッと絞って、胸から肩はモリモリです。
さっそく明日から実行して、鍛えます。
まずは、
籠でも担いで…
いやいや、違った。
飛脚にでもなって…
いやいや。
太鼓でも叩いて…
また、違った。
パラグライダー!
大分近づいたけど違いました!…
エアロビクスです。
ジムでのマシーンの数々と、ボクササイズ等の格闘技系のスタジオプログラムをする予定です。
多分スタジオは、すぐに付いて行けないと思うので、バイクやステアマスター等で持久力を付けます。
3カ所ほどの体験チケットをすでに手に入れていたり、これから手に入れたりします。
さあ、さあ、明日からです。
ほとんどのGIFアニメは「ぱたぱたアニメ館」より拝借しました。
http://www.pata2.jp/index.html
P.S.
やっぱり今年もろくでもないシャレを交えた投稿になりそうです。
仕事で夜なべの途中ですが、ちょっと一服。
この、iPodケースに惚れ惚れ。
新型iPodを買ったところなんですが、取り敢えず安もんのケースを買ったけど、乳白で薄汚いのでまた買い直しました。
だいたいこうなる事はわかっていたんですけど、やっぱりおしゃれなのが良いです。
http://iskin.com/社の「eVo3 for iPod with video」のブルーですよ!
近頃はクリックホイールの所もカバーする訳ですが、安もんだと感度が鈍くてストレスが溜まります。
しかし、iskin社のだと感度もバッチリ。ウェットスーツ素材とフロントのクリアーな高透明度のアクリルカバー(ポリカーボネイトかも!)の2重構造。素晴らしいグリップ感と空気孔も付き、ベルトクリップも付属。発光色にも惚れ惚れ。
そして、ディスクトップは「Emilie Simon」だらけ!
iPodはCat Powerこと「Chan Marshall」だらけ!

いろいろ気が多いのですけど、「Chan Marshall」が一番好きです!
でも、焼酎ロックでヘロヘロですけど。
ちゃんと仕事のデータは出来ているかな?
一番好きな漫画家、小手川ゆあさんの「小手川ゆあの極楽刑務所」のURLが変わっていたので更新しました(左の一番下)。
小手川さんの作品「死刑囚042」が絶品でしたけど、全作品のどれもこれもが最高です。
メジャーには成り得ない作品かも知れませんが、とても奥が深くて共心して…
画像は、これまた、とても感動した「アンナ・フリークス」の画像です。
勝手に掲載しました。ダメだったら連絡下さい。
すぐさま削除します…
そして、ニコール・キッドマンが綺麗で面白くて魅力的ですね。この映画。
MOULIN ROUGE / Baz Luhrmann (2001)
豪華なセットと、派手な演出、こったカメラワーク。
ちょっとだけミュージカル映画の、これぞエンターテイメントな面白さの映画。
もちろんエンディングの舞台が感動的で良かったんですけど、敢えて書きたいのは…
ナイトクラブだったムーラン・ルージュが改装して、初日の舞台を迎える前の晩。
パトロンの公爵の意向により台本が換えられそうになり、不安の面持ちでムーラン・ルージュで待つ出演者や関係者達。そして、サティーンは公爵と初めての夜の食事に。その気持ちをなんとか振り切ろうとする、ムーラン・ルージュでのタンゴの踊り。音楽はポリスのロクサーヌのタンゴバージョン。めっちゃ格好良い。ユアン・マクレガーの歌う、サブメロディーがめっちゃ格好良い。
そう、音楽がとても良いです。あちこちで使われる曲(歌)は、全てロックの名曲のミュージカルバージョン。ライクアバージンなんかとても笑わせてもらいました。
そこで、このタンゴのイメージ。
19世紀末の話を21世紀の始めに映画として公開し、時を同じく2001年にフランスでデビューしたあのバンド。
偶然なのか、はたまた関係しているのか?この、ロクサーヌの場面にぴったりなバンド。
偶然にも時を同じくして、この映画を見、そのバンドを聴きました。
タンゴ、タンゴ、タンゴ、タンゴ、タンゴ!
では、また今度!
そうそう、だからニコール・キッドマンですよ。ドッグヴィルと同じ年のこの映画。
The Human Stain / Robert Benton (2003)
ニコール・キッドマンの鋭い視線と眉毛を味わえてもう満足ですけど、そんなことを行ってる場合じゃない重い映画です。
主要人物の配役、コールマンの家族、コールマンの視線による場面、作家の視線による場面、フォーニアの夫の思い。
過去と現在を巧みに交差させた展開、最低限の状況説明。いろんな事象に幾通りにもイメージを孕ませてくれます。
イントロデュースとエンディング間近での二人の車の中でのほんの数分か、数十分の安らぎ。それだけで十分です。
こういうのを見ると、もっと知らない世界、知らない考え方を、もっと未知の物を既知の物に変えたいと思う欲求…かな!
ところで彼女の誕生年は1968年、それとも1967年?
P.S.
全然関係ないけど、一昨日にたまたま見たテレビ。辛くて、悲しくて嗚咽しました。それから思い出すたびに何回嗚咽した事か。とても…書けません。あの〜、キャロライン洋子!を思い出すベッキー!、良いね。
P.S.2
とことん独りよがりの文章です!
Hというあだ名の少年、妹尾肇の太平洋戦争最中の話。
あくまでも小説ですけど!、とても面白かったですね。
妹尾河童/少年H(1997)
何の知識もなしに(例えば、妹尾河童さんと国木田かっぱさんの区別もつかないぐらい!)読んだんですけど、後でレビューとか見ると賛否両論ですね。でも、あくまでも小説ですよね。
主人公Hがいろんな体験を通じての心模様が、刻々と成長していく様に、文章や話し言葉に感銘しました。
そして、あまりにも早すぎる成長が、葛藤がバランスを崩し、とうとうあんなことに…
丁度、読んでいる時に言った神戸私立博物館。その常設展示に神戸の歴史に関する資料があります。戦前などの街の模型や写真等の資料がとても参考になりました。
この家族その後はどうなったんですか?
妹さんなんか無事にお嫁にいったんですか?
ドラマはどんなキャスティングだったんですか?
さる11月2日に修理に出したiPodが、昨日帰ってきました。もちろん5年保証ですので無償修理です。セロハンに包んでピッカピカ。新品に交換されて戻ってきました。う〜ん、これなら高く売れそうですね(9500円プラス10%足して!)!
いや、芸術の秋です。
まずは、これ。
オルセー美術館展/神戸市立博物館
やはり特別な唯一の作品は光り輝いていて、心が震えます。
でも行く前に、鑑賞しながらPodcastです。魚住りえさんによるナレーションで、今回のテーマに沿った解説が6本配信されています。5つのテーマごとの背景やマクロな解説がとても役に立ちます。iTunes StoreのPodcastコーナーの「そして、芸術の秋」欄から入手してください。
さっさと済ませますので次!
エッセンシャル・ペインティング/国立国際美術館
大阪は中之島に新しく出来たこの建物、気になっていました。初めて行ってきました。1階は特徴的な造形でエントランスしかありません。本館は全部地下です。でも地下3階まで開放的な吹き抜けでとても明るい感じで良いです。
1990年代以降のヨーロッパとアメリカの13人の画家による絵画展です。とても刺激を受けました。前の展覧会より良かったくらいです。
そして、この美術館で同時に行われていた展示。
小川信治展—干渉する世界—/国立国際美術館
小川信治(1959〜)が描き出す6つの「世界」、絵画や映像の数々。
感動で鳥肌が立ちました(書き出すと長くなるので一言で!)。
そんな、芸術の秋でした…
『女囚さそり 701号怨み節』(1973年)長谷部安春監督、主演:梶芽衣子
そして、監督が変わった最終作の4作目(もう全て書いときます!)。
身を隠しながら働くさそりこと松島ナミの元に、細川俊之扮する、またもや悪徳の検察長官(だったかな?)に見つかります。一時捕まってしまいますが、護送途中に逃げます。そして逃亡を手助けする元学生運動家みたいな役の工藤こと田村正和。工藤は以前警察に捕まり拷問に合い不能者になったはずなのに、なんだかさそりと結ばれちゃいます!
やがて二人は警察に見つかり逃亡しますが、工藤だけは捕まってしまいます。母親の説得に負ける工藤はさそりを裏切ることになり、さそりは刑務所へ。
そしてやっぱり、警察関係者、刑務所員は悪い奴らばかりです。
やがてさそりはある陰謀により脱獄します。しかし、待っていたのは私怨がつのる細川俊之が作った首つり処刑台。もう今回こそだめだと思ったら、すごいアクションで執念に勝るナミ。逆に処刑します。
そして、いつものように黒づくめの衣装に着替えるさそり。
あの裏切った田村正和に復讐に行きます。あえて工藤の苦悩をわかりながら(やっぱり台詞はほんどないので目で演技!)殺ります。そう、恨み節を歌う馬鹿な女、松島ナミを自ら刺したんです。
地下道に消え行くさそり。
そう、エンディングです。
もう、梶さん満喫しました。
『女囚さそり けもの部屋』(1973年)伊藤俊也監督、主演:梶芽衣子
まだまだ続くよ、3作目。
衝撃の映像で始まります。
前回はエンディングではよくわからなかったのですが、無事脱獄したさそりは指名手配になっています。普通に地下鉄に乗っていると、刑事に見つかってしまいます。ガチャッと手錠を嵌められてしまう訳ですが、その刑事の腕を電車の扉にはさみ、刃物でブチぎってしまいます。千切れた腕を振り回しながら自動改札に切符を入れ逃げます!人ごみの中を疾走します。そして、逃げ込んだ墓場で、刑事の千切れた腕をくわえながらなんとか手錠をはずそうと、墓石にこすりつけます。疲労は極限に達し、気を失います。そのときに助けてくれたのは、あの1作目にに出てきたユキ(渡辺やよい)です。死んだはずの!?敢えて本編では同一人物だとか言及していませんが、さそりの良き理解者の象徴と云う事でしょう。気がふれた兄と関係を持つ売春婦です。
そんなユキ(やがてさそりを裏切るのですが、さそりは涙を流しながら理解を示します)の悲しみ、所場を預かる暴力団に無理矢理堕胎させられ死んでしまう売春婦の悲しみに涙をみせるさそり。益々怨念はパワーアップ。今回はサリー風の衣装に身を包み復習の始まりです。暴力団に、そのお抱えの医者を次々を抹殺します。でも暴力団の女幹部はさそりに怯え、敢えて刑務所に逃げ込みます。それを追うサソリ。
敢えて、指名手配犯ということを隠し、放火の現行犯で、女幹部のいる刑務所に入ります(3ヶ月の罪だそうです)。プレッッシャーを与え続け、やがて女幹部は気がふれてしまいます。やがて面会にくる憎き片腕の刑事。油断をした刑事は女幹部に針金で首を絞められます。助けを求める刑事。そこにいるのは廊下を掃除する囚人。振り向いた囚人はさそり。片腕の刑事はそこで息絶えます。
映像はそこで終わりましたけど、さそりは無事に刑期を終えたようです。
映像、演出のテンポは、ちぐはぐなところもありましたが、印象に残る映像美がたくさんあって、益々パワーアップする梶さんでした。
『女囚さそり 第41雑居房』(1972年)伊藤俊也監督、主演:梶芽衣子
そして、2作目。
この作品のテンポといい、演出といい、このシリーズの最高傑作です。本映像とイメージ映像の入れ替わり、なんだか浪曲風の感じになるところをいい、もうご機嫌です。今回も刑務所長を始めとする刑務官はますます悪く描かれていて、そりゃもうとんでもない奴らです。サソリは残虐に悪い刑務官どもを殺し、6人の囚人達と脱走する訳ですが、途中で遭遇する団体旅行者の男どもがまたとんでもない奴ら。
逃げ込んだ廃村で、地崩れとともに小屋が壊れ現れる、捨てられたお婆さんの演出もとても幻想的。やがて息絶えるお婆さんの恨み、団体旅行者の男どもに犯され、殺される一人の囚人の恨みを刃物に込め、益々サソリの復讐の念はパワーアップします。
そして、恨み節。いつもの黒づくめに衣装に着替え最大の敵、刑務所長から出世した憎き敵をぶっ殺します。
そして、エンドロールは囚人服に身を包んだサソリ達は、リコーダーの寂しい音楽とともに都会を駆け抜ける、訳のわかない場面で終わります。
もう、梶さん格好良くて最高!
はい、予定通り嵌っています。
『女囚701号 さそり』(1972年)伊藤俊也監督、主演:梶芽衣子
恋人である刑事に、おとり捜査に利用された裏切りにより逆上し、殺人未遂で刑務所に入れられ、復習の恨み節が始まります。
梶芽衣子が演ずる別名さそりこと松島ナミは、それはもう格好良くて。セリフは2言、3言だけ。凄まじい目だけの演技です。元恋人や警視庁の連中、刑務所長を始めとする刑務官の連中、囚人達もそりゃもう悪い奴ばかりで。唯一の理解者の囚人ユキ(渡辺やよい)も暴動の時に死んでしまいます。ますます恨みは募るばかり。
暴動にまぎれて一人脱走(2度目の脱走です)したさそりは、黒いパンタロン、黒いロングコート、黒いシルクハットの衣装で、恨み節を歌いながら、いや、BGMで流れている中、復習の敢行です。悪者の警察関係者、そして元恋人を次々に殺していきます。
警察署内で復習を終えたさそりは、エンドロールで刑務所に戻っていきます…
演出がとことん臭くて、エロ満載で、暴力満載。時代を感じさせる映像が、もう最高です。
そうそう、この前東京に行った時、折角だからいろいろ行ってきたんですよ。
一度書いたようにナム・ジュン・パイク展以外に、上野に行ってきたんです。
東京国立博物館で仏像展を、国立西洋美術館でベルギー王立美術館展を。
前者は、あの漫画「火の鳥」のなかでも取り上げられていた、円空、木喰の仏像が多数展示されているから。やっぱり円空の作品なんかすごい迫力でした。
後者の方は、めったに見れない作品が多数あると思いましたので。ルーベンスやマグリットとかすごい刺激を受けました。本当は上野の美術館を制覇したかったんですけど、とても時間も体力もなく、挫折しました。
そして、関西で上野のような場所と云えば、京都の東山の平安神宮あたりの場所(なんていうのかな?)に行ってきました。ルーブル美術館展ですね。何回か行ってますけど、今回は、厳選されたギリシアの彫刻ばかりでしたけど!

そこからは三条木屋町あたりまではすぐです。
このあたりに行くと思い出すんです。普段あまり食べないのに。
あの豚骨スープの味が。そう長浜ラーメン(みよし)です。
20年ぐらい前から時々食べにいきます。
儲かっていると思うのに、20年前のままのきた…ぼろ…いやごめんなさい。
けど味は最高です。
そう長浜ラーメンは本場にも食べにいきました。
1999年12月31日のことです。
ミレニアムを祝う花火が、がんがんあがり、地上では交差点で人と車があたり、人が飛ぶのが見れました(これ書いたかな?)。
芸術の秋は、また続編がありそうです。
なんか、東京に連続していったり、仕事も詰まっていたりして、一段落ついたので、燃え尽きて灰になって、ブログも忘れてました。
ところで携帯電話を買い替えました。
もう電池がすぐになくなるようになっていて(1年半ぐらいでおかしいいのとちゃうか!)、
4、5回電話を使ったら、電池切れになって、使い物にならなくなってきたので。
また、ソニーエリクソンです。
高機能なのに、また薄く軽くなりました。
また今までのメモリースティックデュオもそのまま使えました。
なんといっても魅せられたのは、背面パネルの「あかり」です。
30種類近くのパターンで明かりが動きます。
パネルも3種類ついていて、面白いです。
ここに紹介されていたのを見て、決めました。
http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/w43s/akari.html
http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/w43s/Style-up.html
一見、見た目はとても地味ですが、テレビ以外の機能は全て詰め込まれていて、
相変わらず、ミーハーです!
見てきました。これを。
さよならナム・ジュン・パイク展/ワタリウム美術館
コンテンポラリーに活躍したアーティストが今年亡くなりました。
ビデオアーテストであり、様々なミュージシャンとのコラボレート云々…
(すいません忙しいのでネットで調べてください!)
でも肝心のビデオを見るためのビデオ装置はあまり数多く設置されていないので、
思う存分見れません(見れるけどヘッドフォンは一つずつだし)。
ところがですよ、入場時に貰うパスポートを見せると何遍でも入場する事が出来ます。
次の日でも、明後日でも、次明後日でも、日曜でも、土曜でも、平日でも…
おまけにですよ、ぴあを持参すると200円引いてくれます!
でも、10月9日までです。
(簡単に済ませて、すいません!)
相変わらずマイペースで読んでます。
忙しいのでさらっと。
patricia D.Cornwell / Cause Of Death(1996)
(パトリシア・コーンウェル/死因)
いつもながら面白いです。
事件は、海軍が関わっていたり、カルト教団が出てきて、核に関わる大事件です。
そして、相変わらず、ケイが危機一髪のエンディングのくだり。
この危機に、一番に助けにくるのは、愛される刑事か、はたまた愛するFBI捜査官かと思いきや。
助けにきたのは美人天才プログラマーの姪でした。
そう、主人公は自立した女性ですから、男には頼りません。作家共々!
コックと泥棒、その妻と愛人/ピーター・グリーナウェイ(1989)
大泥棒の親分は大の美食家。
自分が出資するレストランは最高の食材と最高のコックを置き、毎夜一人でから騒ぎ。
超豪華な舞台セット、衣装はゴルチエのデザイン、美しくも退廃的なマイケル・ナイマンの音楽。
美食の追求。性の欲求。そして残虐性と滑稽さ。
食に対する、人の欲望は留まることを知らず、愛憎入り乱れて、おどろおどろしい音楽に乗って、最高の食材による最高の料理が、親分のためだけに提供される。
美味しかったのか、満足したのか親分の後ろ姿からは伺い知れない…
そして物語は終わる。
こんな偏った感想じゃ駄目ですか?
またお薦め出来ないような映画を書いちゃいました!
P.S.
「ZOO」もお薦め出来ないよ!
ひみつ戦隊モモイダー/藤沢とおる
ある近未来の出来事。
ラー将軍率いる悪の組織「KKK」は改造人間を使い世界征服を企む。
その悪の組織を殲滅するため、防衛庁直属の特殊隠密部隊が組織される。
それが、ブラック、ピンク、レッド、イエロー、グリーンと団長からなる「ひみつ戦隊モモイダー」。
格好良く、またお色気たっぷりに活躍するかと思えど、全然!
主人公のモモイダーピンクはドジばっかり。おまけにやる気なし。
指令を受けて現場に地下鉄で行くも、降りる駅を間違えたり。
愛車のスクーター「光男」で行くも、白バイに捕まったり。
はげ頭を見ると叩いちゃう癖があったり…
おまけに悪の改造人間もへなちょこばかり。
絵の雰囲気に反して全然期待はずれ。
でも最高に面白かった。
3年前に連載が始まって数回ですぐ終わっちゃいました。
それが3年ぶりに復活です。ヤングジャンプ「漫革」にて。
なんかこういうの書くの、恥ずかしいね…
なんやかやで真夏の夜は涼しげな映像を見て、快適に過ごそう第3弾です。
狩人と犬、最後の旅/ニコラス・ヴァリエ(2006)
ちょっとだけ全国ロードショー中。
今度は北極圏に近いカナダのロッキー山脈が舞台です。
実在する狩人、ノーマン・ウィンターの物語です。彼の元にやって来た駄目ハスキー犬、アパッシュ。その彼(雄だったですか?)が逞しくも成長し、狩人の決意も変えていくというもの。
でもあくまでも主役は大自然。ノーマン・ウィンターもアパッシュも脇役です。
なんといっても冒険家である監督も、本当の狩人である俳優も、大自然のプロフェッショナルですもん!
映画の中の言葉でこんなことを言っています。絶滅種が増えて来たりして生体系のバランスが崩れて来たのは、狩人が少なくなってきたからだと。いままで狩人が自然のバランスを支える手助けしてきたからだそうです。もちろんそれ以外にも無用な森林伐採や密猟等の原因もあるんですが。
でも本当はアパッシュが主役ですよ(客寄せ、客寄せ!)。
密猟者に出くわすとか、街に毛皮等を売りにいって悪人にだまされるとか、そんなメリハリはありません。
あくまでも大自然の美しさや雄大さを語る映画です。
公式サイトの著名人の感想を見ると、共感を覚えるのは、「カヒミ・カリィ」、「浅井慎平」、「岩崎元朗」、「加藤高道」(以上敬称略)のコメントです。
写真は前売り券に付いていた、アパッシュ君ぬいぐるみwithモバイルクリーナーwith携帯