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2009.03.20

ふたりの老女(ヴェルマ・ウォーリス)

090320

ふたりの老女
ヴェルマ ウォーリス (著), Velma Wallis (原著), 亀井 よし子 (翻訳)

アラスカインディアンである著者が、遥か昔から、世代から世代へ、人から人へと語り継がれ、やがて母の元に届いた話を書き記したもの。

ある部族で、ある冬、飢饉を逃れるために役に立たないばあさん二人を残してキャンプ地を旅立ちます。(つまり、ばあさんを捨てちゃいました。)
そこからばあさん二人の物語は始まります。
愕然とした二人はいろいろ熟考。
今までは若いもんに甘えてた。こんなかわいくないばばあじゃ嫌になるのも納得だよなぁ〜と。
でも、どうせ死ぬんなら精一杯歯向かってがんばってみようぜ!と。
日々、力を振り絞って生き延び、日が暮れ、くたくたになって寝床に入る。
やがてがんばりが身になり、ほっとして寝入るそのひとときのなんと充実感のある幸福。

人間がこの世で果たすべきことをする能力には、限界などないこと。
だれにも驚くべき可能性が息づいていること。
人間の高潔さを示す物語。

最後には、ばあさん二人には願ってもない幸福が訪れ、天寿を全うしたとさ。

目出度し目出度し!

Velma Wallis のホームページもあるでよ。
http://velmawallis.com/

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