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2009.01.30

果しなき旅路(ゼナ・ヘンダースン)

090129_1

果しなき旅路 (ハヤカワ文庫 SF ヘ 8-1 ピープル・シリーズ) ゼナ・ヘンダースン 深町 眞理子 (文庫 - 2000)
Zenna Chlarson Henderson (1917~1983)
Pilgimage: The Book of the People (1959)

目一杯詰まった小さな文字で433ページ。
ハードで地味な内容でした。

彼らは宇宙を旅する途中で遭難し、地球に散らばった遠い星の種族です。
空中飛ぶことが出来、それぞれが特殊な超能力を持っています。
テレパシー、サイコキネシスものです。

でもそういう異質の存在は疎まれるものです。
化け物扱いされ無惨にも殺されたりします。

遭難時もあるものは炎に揉まれ死んだりと。
特殊な能力を持っているために、そういう記憶も共有しています。

でもそんなエピソードはちょっとだけ書かれているだけで、ほとんどは心の内面描写ばかりで哲学的で地味です。彼らのいろいろな心の問題、引いては地球人の問題でもあるのですが、ACだったり、アイティンティティ、共依存だったりがだんだん癒されていくという話。
孤立感、孤独感、不安で不幸で、でも、救われ、解放され、幸福になる、という話。

でも、途中で2回ほど大感動の場面がありました。
とても悲惨な事故や事件が起こり、最終的には圧倒的な超超能力で回避される、または回復する、のです。
SF的な場面ですが、作者の意図は、人のとても大きな愛、前向きな思い、真摯さ表現するための一つの表現法だと思います。そして、そう思ったことにまた大感動。大切なことを学んだような気分。
作者も自信も、癒し、癒され…

で、エンディングも、もうひとつ!
急いで書かれたような、とってつけた感じ。
題材的には良かったので、もっと話を膨らませていれば…

しかし、でもいくつかのエピソードは、そりゃ、絶品もん!

ゼナさんの写真、凄いよね。

090129_2

なんちゅうか

なんちゅうか

なんちゅうか
本中華!!

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