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2008.12.06

魔女と呼ばれて(フェイ・ウェルドン)

081206

魔女と呼ばれて (集英社文庫)
フェイ ウェルドン (著), Fay Weldon (原著), 森沢 麻里 (翻訳)  原作:1983

まずは、アマゾンの解説からどうぞ。

ルースは身長185センチ、体重90キロの大女。夫のボッボより10センチも背が高い。黒髪で目はぐっと引っ込み、長く突き出た顎に毛の生えたホクロが3つ、見事な醜女だ。有能な会計士であるボッボは、若気の過ちで彼女と結婚したことを、もちろん後悔している。ロマンス小説のベストセラー作家、メアリ・フィッシャーが原因だ。彼女は美しい金髪で、ボッボより15センチも背が低い。夫は彼女との愛の生活にのめりこみ、海が見える灯台の塔の家に住む。ルースはくやしい。しかし、どうすることもできない。ある日、夫がへまばかりのルースに怒りを爆発させ、「おまえは魔女だ!」と怒鳴る。その瞬間、ルースはメラメラとめざめた。もしわたしが魔女なら、わたしはなにをしてもいいんだ。ふたりに対するルースの復讐がはじまる…。フェミニズム文学の最高傑作。

人間はやる気になればなんでも出来る、いや、悪魔に魂を売れば、復讐心から何にでも変われると、いう凄い話しです。

今までは何の取り柄もなく愚鈍な主人公ルースは、復讐心故に突然変わります。
夫と愛人を陥れるために。

頭と才覚が突然発揮されて、地下組織から、牧師や検察官や刑務所にまで精通し、あらゆる人に信頼されていき、莫大なお金を手に入れます。
(このへんのストーリーがホントに面白いけど書き出すと終りそうもありません。)
夫は云われのない罪で刑務所へ。愛人は失意のうちに死んでしまいます。

ルースは見かけも変わります。顎の骨を削り、足の骨を削り、あらゆる所を整形。
身長も20センチあまり低くなり、顔はメアリーフィッシャーにそっくりになります。

そして、復習の最終段階です。
あの灯台の塔の家を買い、夫を刑務所から出し、一緒に住み始めます。
夫はあまりにも不遇な人生故にもう鬱病でほとんど正気じゃありません。
ルースはある時は甘い誘惑で誘い、ある時は徹底的にいたぶったりし、夫は精神的にずたずたにされていきます。
我、復讐、完了なり。

と、云う話し。
怖いです。
もう、すっごいです!

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