« アカシアの道(近藤ようこ) | トップページ | ポコポコポコ(Poco) »

2008.10.12

ゆんぼくん(西原理恵子)

081012_1

ゆんぼくん (1) 〜 (5)(ばんぶーこみっくす)
西原 理恵子 (著) 1990〜1997

相変わらずのサイバラさんの叙情派路線のコミックです。

081012_2

母子家庭で貧乏。
母と一人息子の子育てマンガです。
自分は可愛がれなかった母。溺愛しながらも突き放すことも忘れずに。
いたずら好きで、時には我がままな母。
感受性の強い、優しい息子ゆんぼくん。
同い年の友達同士との共感と友情の物語でもある。
唯一の息子、只一つの希望である息子を育て、いつかは子供から自立しなければいけない。
自分自身を叱咤激励する母親の子離れ物語。

1〜4巻までは、そんな日常がつらつらと。
暖かい触れ合いや愛情、でもなんだか寂しくて。
3巻のゆんぼの初恋物語なんかとても良かったですね。

ある日、突然引っ越して来た。
村の外れの、とても人が住めるような状態じゃない小屋に。
父と娘と小さな男の子。
そして、あっと云う間に引っ越してしまう。

この場面凄くいいです。

(以下、ちょっとネタバレ!)

5巻目は急展開。
ゆうぼはどんどん大きくなって反抗期や、数回の家出や。
悩み多き思春期。自分探しで悩み、ぐれて、暴れて、母ちゃんと大げんか。
母ちゃん、ゆんぼを、包丁で、刺します。
プチッと!
そして、最後の家出でゆんぼは数年間どん底の暮らし。辛い日々を過ごしています。

また、エンディングも良かったです。
最後の6ページ。
ゆうぼも母ちゃんも出てきません。
出てくるのは年上の彼女とその子供。
山のかたち。

川の水。

ゆんぼの足。
遠くに見えるは育った家。
明かりがついて湯気が出てる。

毎度、毎度、感動しました。

P.S.
画像は表紙や裏表紙からトリミングしたものです。

|

« アカシアの道(近藤ようこ) | トップページ | ポコポコポコ(Poco) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5108/42768363

この記事へのトラックバック一覧です: ゆんぼくん(西原理恵子):

« アカシアの道(近藤ようこ) | トップページ | ポコポコポコ(Poco) »