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2008.09.30

童夢(大友克洋)

080930

童夢 (アクションコミックス)
大友 克洋 (著) 1983

すごい老人問題本です。

感想は、赤木かん子先生の書評を、以下引用します。すいません。

「マンモス団地住まいの老人チョウさんは、人の手を煩わすことのない程度にそこそこ健康、友達はいないからモメ事も起こさない、といった具合に、周囲から疎外されている。で、無視され忘れられているやり切れなさが、彼の超能力を暴走させるのだが、事件を何度起しても、彼を犯人だと思ってくれる人は現れない。
登場人物の心理をセリフでなく、建物の破壊、空気の振動で描いていく技術はさすがに大友だ。だからこそ、さらっと読めば、超能力の壮絶バトル、で終わってしまいかねないのだが、底冷えのように心に残る恐怖感は、やはり老人の孤独感の描き方の適切さから来るのだろう。たった一人、本気で長さんの相手をしてくれた少女のお仕置きの有効性が、老人との関わり方について考え込ませる。」

引用、以上。

主人公の内田長二郎さんは家族に捨てられて、置いていかれて、団地で一人住まい。その団地に引っ越して来た明るい、人懐っこい少女。その少女が、実はスーパーサイキック少女で、チョウさんの正体を見破る。二人のバトルは、団地モロごと崩壊させてしまうほどのもの。でもそのときのチョウさんはとても楽しそう。バトルは母親や警察の介入によって一時休戦。しかし、ほどなく少女はチョウさんに引導を渡す。
そのときのチョウさんの顔が上図です。レタッチしすぎました!

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