« シーラ(トリイ ヘイデン) | トップページ | ホープ弁護士(エド・マクベイン) »

2008.09.05

日本の将来を憂う(椎名篤子)

080905

家族の中の迷子たち―児童精神科医たちが診た衝撃のドキュメンタリーコミック
鈴木 雅子(作画)、 椎名 篤子 (椎名篤子)1998年

この本は椎名篤子さんの児童虐待コミック第3弾になります。
前作までは具体的な肉体的虐待、つまり、暴力が中心でしたが(らしい)、こちらは精神的な虐待ばかりが取り上げられています。

内容は6話からなり、それぞれの児童精神科医等が様々なケースを扱ったお話です。

ほんの昔の子供社会では、ガキ大将がいる縦社会で、人間関係の基本を学んだ一時でした。
それが今では奇妙な横一列社会。友達と目を合わせたり、けんかをしたりしません。
それと偏った偏差値至上主義。
核家族化。
親子崩壊。

そんな中の子供達からのSOS。それはその親のSOS。
急激に変わっていく社会のなかで、自分の力では抜け出せないぐらいに複雑な問題が発生しています。

医療現場の問題も取り上げられています。
乳幼児精神科医、児童精神科医、そして小児科医たちが従来にシステムに組み入れられてて上手く連携出来ないこと等。
心の相談にのれる小児科医をもっともっと必要としていること。

つま先を地面につけて歩けない、とか、ずっと帽子をかぶっていないとイライラしていられないとか。
理解不可能なふざけているとしか感じられないケース。
知識のない親や身内は対処しようのないもの。
そういう絡まった糸を精神科医達は解いていきます。

知ると知らぬは大違い。

日本の将来を憂うわよ!

知識は力よ!

|

« シーラ(トリイ ヘイデン) | トップページ | ホープ弁護士(エド・マクベイン) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5108/42390535

この記事へのトラックバック一覧です: 日本の将来を憂う(椎名篤子):

« シーラ(トリイ ヘイデン) | トップページ | ホープ弁護士(エド・マクベイン) »