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2008.09.12

少年文庫(リンドグレーン)

080912

さすらいの孤児ラスムス (岩波少年文庫)
アストリッド リンドグレーン (著), Astrid Lindgren (原著:1965), 尾崎 義 (翻訳)

小学4・5年生以上向きの本です!

孤児院を抜け出した9歳の孤児ラスムスの大冒険です。
孤児院には時々、商人など子供に恵まれない人たちがやって来て、子供を貰っていきます。
でもいつも貰われていくのは、ちぢれ毛の女の子ばかりで、ラスムスのような針毛の男の子は人気がありません。
これではいつまでたっても里親なんか見つけれないと思ったラスムスは、孤児院を抜け出し、自分で里親を捜し出す旅に出ます。
抜け出した次の日にひょんな事から出会った風来坊オスカル。
オスカルは手風琴を持った門づけ音楽師。僅かな報酬でその日暮らし。
子供好きで陽気なオスカルとすっかり意気投合したラスムスは、一緒に旅を続けます。
あるとき、強盗事件に遭遇し、犯人に追いかけられ危機一髪。
でもラスカルは機転を利かせ、犯人を捕まえる大手柄。
旅を続ける中でのスウェーデンの田園風景の描写。様々な草花の描写がとても綺麗で詩的な表現。
やがて理想的なお百姓さんに出会いラスムスは貰われることになります。
でも、でも、オスカルの人情にベタ惚れのラスムスは、その生活よりもさすらいの旅を選んじゃいます。

でも、でも大どんでん返しでラスムスは暖かい家庭の貰い子になってハッピーエンド。

孤児というのは親がいない事であって、はっきりと愛情不足の子供。
今では親がいても愛情不足の子供達が一杯いてます。
愛して欲しいと願う子供達の心情、痛々しさが明快に描かれています。

風来坊ってなんだか懐かしい言葉です。
何処からともなくやってきて定まった居所もなくぷらぷらしている人!
現代社会にも似たような人が一杯いますが、ちょっと違う。

きっとオスカルもラスムスのような子供を探して旅を続けていたんだと思います。
愛すべき風来坊でした。

子供向けの本って純粋に感動しますね。

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