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2008.09.29

メディア(山岸涼子)

080929

押し入れ (講談社コミックスアミ)
山岸 凉子 (著) 1998

より、「メディア」の話です。

夫は愛人を作り家に寄り付かない。夫のほうから離婚を迫られるが、頑として受け付けない。
そんな母親は、一人娘に強烈な依存状態。
ジャニーズ系のボーイッシュな短大生の娘のためにお弁当を作り、旅行や食事に出かけることが唯一の楽しみ。
娘が、夜遅く帰るとひどい落ち込みよう。
ある晩、娘は夢を見る。二人で行く予定の沖縄の海で熱帯魚になった母親をずたずたに切りさいてしまう夢。
娘は決心する。このままの依存状態ではいけない。隠れて、アメリカに語学留学することを決心し、準備を進める。
やがてばれて、猛烈に反対し、母親は落ち込んで寝込んでしまう。
でも、発つ前々日、頼るべきものがなくなることを悟った母親は突然。悲劇が訪れる…

そして、よく短大の授業の場面が出てきます。女性学とかいう心理学の授業。
日本の夫婦関係と欧米諸国の夫婦関係、他、いろいろと為になるようなこと。
その一節。
日本において大人とは、迷惑をかけない人とか、我がままをいわない人云々。
それに比べ欧米初め世界の先進国では、何に対して、イエスとかノーと思っているか、はっきりといえる人間のこと云々。

奇しくも先日読んだ、「変わった子でいいよ」のアンドレア・ハーシッグさんと同じことを言っていましたね。

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コメント

うーむ、山岸嬢は未だに心理路線を突っ走っていなさるのか。あの後は一挙にインパクトが薄れて来てしまって。
それほど強烈な者でした。「日出所の天使」の主人公。ずーっと彼を慕っています。あんなんになりたかったな~!そのシリーズでは、「早春スケッチブック」の山崎。ムイシュキン公爵。Clarel。たそがれ清兵衛etc...ワシって一体???

投稿: porkin | 2008.09.30 01:59

さすが、英文学部出身!
いろいろ知っていますね。
そう、つい最近、ムイシュキン公爵読みました。
前半だけで疲れ果て、後半はまだだけど…
あ、これはロシア!

投稿: mokomaki | 2008.10.01 00:10

欧米育ちですが、あのお話は
各国の教育論云々というよりも
「毒になる過干渉親」のお話だと思います。
一般論と絡めて見るのは適当ではないでしょう。

欧米にも「メディア」の母のような
子供を支配しようとする
狂った過干渉親は山ほどいます。

投稿: nicola | 2010.04.14 17:17

nicola さんコメントありがとうございます。
大分前に書いたので不確かなところもありますが、共依存の一例のつもりで書きました。
確かに文化的、教育的側面ともとれる書き方になっています。

投稿: mokomaki | 2010.04.15 22:05

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