« ぼくんち-2(西原理恵子) | トップページ | キャプテン(セイモア・シュービン) »

2008.09.26

ぼくんち-3(西原理恵子)

080926

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (3) (スピリッツとりあたまコミックス)
西原 理恵子 (著) 1998

只々唖然、とするほど強烈で凄いですけど、この最終巻、もう人生の指南書です!

なんでしょう? この感じ、とっても辛い話なのに晴れやか。
涙するほど笑った。
とんでもなく辛かった。
乾いた涙の後に、やっぱり笑った。
そして、なんだかウズウズ。
なにかしたい。なにかしたい。
なんだかそわそわ。
なにかしたい。なにかしたい。

なにか人のためになる、道徳的な良いおこないしたい!
私は〜偽善者?

さいばら、すごい〜
りえぞう、すげぇ〜

二太のお母さん代わりの神子(かのこ)ねえちゃんすげー
二太はきっと凄い大人になることでしょう。

全体の流れとは外れるけど、あまりにも強烈で笑って泣いた6ページを紹介してみたいと思います。

第12話から第14話です。「生きていく中華料理店」の話です。

町内に1軒だけある中華料理店。絶対に休まない店。
おすすめメニューは「ブタ肉キャベツいため」。
安くて量が多くて、ここ3年のうち食ったもんで一番まずいって、大の大人がゲロゲロしながら涙ぐんでゆう。
それでも客はたえない。

この店のカンバン娘はじゅんこちゃん。
5年ごしの青春シンナー中毒まっさい中。どんなフラッシュバックがきても店の手伝いは休まない。
ある日、髪を振り乱し大声を上げ、店に放火して、1/3も燃えてしまう。
その火をも利用したおっちゃんの「ブタ肉キャベツいため」はここ10年でも最高の出来だったそうな。
ゲロゲロゲロ〜

ここの長男はけんちゃん。
生まれた時に頭に虫がわいていたと評判の息子で、出前に行ったきり、よく帰ってこなくなる。
3つ以上角を曲がるとどこかに行くことが多いので、常連さんは出前を出前に行く。
けんちゃんー、ここよーって。
60年ぶりの大型台風がやって来たときも出前に行ったけんちゃん。
けんちゃんは3日後にどんぶりに土砂をもってやってきたそうな。
まいどーって。
けんちゃんが出前を終えて店に帰ると根こそぎ飛んでいた。
でも店は休まない。
「生きていく青空中華料理店」

おっちゃんもまた。
目のつぶれそうなメチル焼酎を飲んじゃ、料理をいため。
ぐっぽん。ぐっぽん。
かっぽん。かっぽん。
飲んじゃ、いため。
ぐっぽん。ぐっぽん。
かっぽん。かっぽん。
たまに打ちーの。
(注射器をもって店の隅で)
ちう〜。

この店のただ一つの良心。おかみさん。
ある日、突然倒れる。
この世のものとも思われない、力強い線で描かれる泣き顔のアップ。
おっちゃん。じゅんこちゃん。けんちゃん。

おかみさんの最後の言葉
はようはよう店開けんと。
人生とあきないは止まらん列車やから。

ってこんなん読んでもダメだよ。
コミックを読んでくれなきゃ!!

さあ、インストアライブ。
おおはた雄一と来て(まだ書いてないけど)、
プリシラッ・ア〜〜〜〜〜ンと来て(まだ書いてないけど)、
りえぞおのインストアライブ行くぞ〜
(at タワーレコード)

|

« ぼくんち-2(西原理恵子) | トップページ | キャプテン(セイモア・シュービン) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5108/42604762

この記事へのトラックバック一覧です: ぼくんち-3(西原理恵子):

« ぼくんち-2(西原理恵子) | トップページ | キャプテン(セイモア・シュービン) »