« New Album April 23 (Keren Ann) | トップページ | 2nd (Madeleine Peyroux) »

2007.01.30

北島健二さぁ〜ん

もう、久々に聴きましたけど、やっぱり凄く良いです。

070130

北島健二/ZODIAC(1981)
北島健二/a criminal aesthetics(1982)

あくまでもブリティッシュロックの王道路線を敬愛し、大胆に取り入れ、まさに自分のものにしつつ、正々堂々とど真ん中を突っ走ります。
やっぱり、
めっちゃ、
格好良いです。

プロロックキーボーディスト志望の青年Aとプロロックボーカリスト志望の青年Bが彼のプレイを見に、大阪のライブハウスはバーボンハウスに参上しました。
この2枚のアルバムが出た頃だと思います。

ライブが終わり、二人が放心状態になっていると、ほどなく北島健二さんが会場に現れました。

青年B「うわぁ〜、北島が来たで!」
青年A「うわぁ〜、ほんまや!」
青年B「話しに行こうぜ!」
青年A「おうよ!」
(その後、青年Aは終止ニコニコするだけで話はしませんでした。)
青年B「北島さん、初めまして、今日のライブ、めちゃ感動しました。」
北島さん「ああ、どうもありがとう。」(誰やこいつ等!)
以後、()内は北島さんの内面です。想像です。

二人の青年はド厚かましくも、どかっと北島さんの前の席に座り込みます。
北島さんは最後まで終止言葉少なにニコニコして居られたそうです。

青年B「あそこのギタープレイはどうだ、こうだの、あのアレンジはどうだ、こうだの云々かんぬん」
北島さん「はい、どうもありがとう。」(面白い青年達だな。でもゆっくり飲みたいんだけど…)
青年B「もちろんアルバムも愛聴盤だし、すっかりコピーもしていますし、どうだの云々かんぬん」
北島さん「はい、どうもありがとう。」(いや、分かったから、ゆっくり飲みたいんだけど…)
青年B「私たちもプロを目指しているボーカルとキーボードなんですよ。目指す音楽性は北島さんとぴったり合うんですよ」
北島さん「へぇ〜、そうなんだ!」(しつこいな、もう、ゆっくり飲みたいんだけど…)
青年B「もう、こうなったら、一緒にバンドしませんか?」
北島さん「エ〜、ハァッ、ハァッ、ハァッ」(何を言い出すの、だから、ゆっくり飲みたいんだけど…)
青年B「そんな訳で打合せとかあるんで電話番号を教えて下さい。」
北島さん「エ〜、ハァッ、ハァッ、ハァッ」(いい加減にせいよ、こいつ等!)
青年B「え〜じゃあ電話番号を書きます(と言いメモを渡します)。こちらに連絡をお願いします。私たちで日本のロック界の頂点を目指しましょう。お邪魔しました。では、また!!」

きっと、北島さんは、ふん!とか言いながら、ビリッ、ポイッ、とメモを捨てた事でしょう…

二十数年経った今でも、青年A(元)と青年B(元)はたまにだけど付き合いはあります。
でも、青年Aはブログとか私生活の一部の事だとかは、青年Bには言いません。
こんなバカな奴だし、今だに礼儀を知らないし、いろいろ、めちゃめちゃにされますからな!
と、青年A(元)が言ってました…

|

« New Album April 23 (Keren Ann) | トップページ | 2nd (Madeleine Peyroux) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北島健二さぁ〜ん:

« New Album April 23 (Keren Ann) | トップページ | 2nd (Madeleine Peyroux) »