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2007.01.27

超フォーク(Espers)

彼らの錬金する音は、限りなく儚く、カビ臭く、極上に美しい。

070127

Espers / Espers II (2006)

取り敢えず結論を書いちゃいましたけど、すごいです。とても去年出たアルバムとは思いないほどのヨーロッパ(米国のバンドですけど)のメチャ暗い雰囲気です。
取り敢えず、曲名を和訳してみましたので、見て下さい。

「死せる女王」、「寡婦の喪章」、「無慈悲な嵐」、「石の子供」、「マンスフィールドとキュークロープス(?)」、「死せる王」、「月は太陽を蝕む」。

どうです。普通じゃないでしょ。

女王様も王様も死んじゃって、子供が石になってしまった未亡人たる母は、嵐の吹きすさぶ中、喪章を付けながら、とぼとぼ歩いているんですよ。おまけに月が太陽を蝕んじゃって、そりゃ、もうたいへんなんですよ。


どの曲もスローなテンポで始まり、やたら長い。
綺麗なアコギが鳴り、虚ろで幽玄な女性ボーカル、虚無な男性ボーカル。
やがてフルートやリコーダーやオートハープや、フィドルが重なります。
だんだんと曲はねじれて逝きます。
パーカッションやドラムの歪み。
不安定な音程のアナログシンセのフレーズ。
数々の効果音。電子音。
のたうち回るような苦しみ、死を迎える、彷徨える霊の、そんな恐怖の、悲痛な叫び…

ぎゃ〜〜〜〜〜!

そんな彼ら(内女性は二人)の写真もわずかだし、映像もありませんね。
おまけに写真はみんな長髪でヒッピーみたいで性別も分かりません。
でもメンバーの一人は、ヴァシュティ様のアルバムにも参加しています。

そんな、すごい類い稀な雰囲気を持ったアルバムですけど、話は半分にして下さいね!

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