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2006.04.09

鎮魂夏(金木静)

060409 Ariel Model VB 600cc Side Valve

「鎮魂夏」金木静著(1976)
小説現代新人賞全作品 4/講談社(1978)より

アリエルの600ccに乗るスージーこと静枝。
18歳のロックとファック。
4歳の時に実母(ママ)は自殺。
やがて義母(はは)と半義兄(あにき)が出来る。
やがてアニキと結ばれる。
事実を知った義母(はは)は自殺。
半義兄(あにき)の自殺未遂。
来年の夏のために、本来の自分自身を取り戻すために考える。
最高の演出を。半義兄(あにき)の為に。自分のために…

去年の夏のことをモノローグに淡々と綴る文章。
夏と言う特殊な季節に起こった「素敵」な出来事とスージーの生き様。

そして、去年と同じ日の夏に、神秘的な予感と希望に満ちて、太陽と愛し合う喜びを全身で見つけ出すために。夏の中へ微笑みながら入って行く。

遅くなりましたが、2月18日に書いたことは、この小説のことです。
28年間探していた小説がやっと読めました。
この時代なら数多くあった様な若者風俗を描いた、映画化でもされていたらもっと話題を呼んだであろうような小説。いまさらならではの話ですが、この年になって読めて良かったです。当時に読んでいたら強烈過ぎたことでしょう。

そして、金木静さんの作品を全て集めることとなりました。
ほんの僅かしか発表されていないのですが。
でも、まだまだ、そのうち新しい作品を発表されることでしょう

ところでバイクのAriel(アリエル)といえば、シェークスピアの「テンペスト」に出て来る風の妖精の名前。
シェークスピアの「テンペスト」といえばベートベンのピアノソナタ17番「テンペスト」。
ベートベンのピアノソナタ17番「テンペスト」といえばHélène Grimaudのアルバム「Credo」!

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