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2005.11.03

白い犬とワルツを(Terry Kay)

051103白い犬とワルツを/Terry Kay(新潮文庫)

妻を亡くした80歳過ぎの頑固じじいの余生の物語。
車いす生活の主人公とその娘や息子たちとの家族愛の物語。
やがて主人公のサムの前に何処からともなく現れた白い犬。
サム以外の人の前には現れない。白い犬が現れても近所の犬は吠えない。
白い犬はく〜んと泣くだけで吠えたりしない。

サムの歩行器の半円の輪に前足をかける白い犬。
歩行器を後ろや横に動かし、一緒にダンスを踊る様な場面が好きです。
そして、犬は悲しそうな声で鳴く。

自ら運転して、ぽんこつトラックでサードギヤしか使わず(頑固じじいだし、ギヤチェンジの仕方がわからないので)、白い犬とともに出かけます。
道に迷い、死ぬ思いをして、やっと、同窓会の会場に着きます。
でも会場に入るのをためらい、遠くから眺めるだけ。
この場面が一番悲しい。

やがて白い犬は役割を終えると、何処へともなく消えて行く。

泣かす様な場面でも簡潔な文体でさらっとした流す所が良い。
でも文庫分260ページじゃ物足りなくて、もっとこの話に浸っていたい様な感じでした。

きっと映画化されたのなんか見ると、泣かす様な演出で臭いんだろうな?

BGMは Lucinda Williams の「Essence」
最高だよ、このアルバム。

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