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2005.03.03

破壊_2(Tool)

050303Tool / Ænima(1996)

独特のシンセパーカッションのような音から始まる1曲目の「Stinkfist」。そして、一気にハードで思いギターリフ。ベースもドラムも重量級。裏腹に歌メロはイコライジングされた囁くようなボーカル。もう Tool の音世界。サビになると目一杯シャウト。変拍子を上手く使っています。全編に流れる重いギターリフやフレーズが魅力的。

結構パーカッション的なシンセ音を上手く使っています。続く2曲目の「Eulogy」も木琴のような音から始まる。そしてだんだんとハードなギターが重なりハードでへヴィーな轟音です。うねるギターやベースのポリリズムが心地よい。

ノイジーなギターサウンドで始まる「H」は幻想的な曲。エンディングは一気にハードなギターサウンド。そして消え入るように終わる。

効果音を挟んで、ギターのリフで始まる曲「Forty Six & 2」。後半のドラムソロ的な部分がかっこ良い。

続くは、幻想的なピアノソロ曲「Message To Harry Manback」。イコライジングされたナレーション。

テンポの速いパンキッシュなギターリフ曲「Hooker With A Penis」。胸を締め付けるようなボーカルです。

安っぽいオルガンの小曲「Intermission」。

同じテーマをハードに展開する「Jimmy」。ドラムのパターンがかっこよい。

過激な音ばかりで構成された「Die Eier Von Satan」。不気味なナレーション。大歓声。

不思議なボーカルメロディーが魅力のハードな曲「Pushit」。

赤ん坊の泣き声で始まる不気味な効果音「Cesaro Summability」。

印象的なリズムのベースが印象的な「Ænima」。歯切れの良いボーカルのさびも良い。ボーカルのワンフレーズが時計回りに、また反時計回りに前から後ろに回り続けるギミックが印象的。

4分間の異次元体験「(-) Ions」。ずっとなり続ける嵐のような音。だんだん激しくなっていく。なんか薄いトタンの板を揺らしていて、音を出しているような感じかも。そして左右になり続ける。チ〜〜〜〜ッ、ツ〜〜〜〜〜ッ、という音。
〜これなんか、古い屋敷の地下で縛り付けられて、レーザーメスで体中を切り刻まれているような感じ。

そして最後の曲「Third Eye」。幻想的な展開とバンドの一体化したリズムが永遠に続く。終わりなく続く Tool ワールド。

ざっと書くとこんな感じですけど、この魅力を言葉にするのは困難でした。
とても暗くて思いこのサウンド、すごく心にググッと、繰り返し繰り返し、1.2時間の Tool の音とリズムに酔いしれました。

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コメント

こ、これは…私にアルバムを買えと言っているのと同じ…

LaunchのToolサイトです、見れるかしら?
http://music.yahoo.com/ar-266988-videos--Tool

投稿: hello nico | 2005.03.04 02:01

Tool はクリムゾンとツアーをしたときにアルバムを買って聴きました。Lateralus だったと思います。
ボーカルが表に出てこない、謎のバンドのようです?

投稿: taknom | 2005.03.04 23:00

ツアーをしたとは。クリムゾンもいろんな意味で勇気ある決断をしましたね!

なんかボーカルのメイナードは、ステージでは、ドラムの陰に隠れて歌うそうですね。素性もあまり明かさないみたいですし。

投稿: もこまき | 2005.03.05 00:31

Tool がメインアクトで、クリムゾンは前座でした。クリムゾンは、実験的(完成形になっていない)曲を演奏するときには、前座でツアーすることもあるようです。
前座ならば、客の入を気にしなくてもいいですからね(^^)

投稿: taknom | 2005.03.05 08:27

クリムゾンが前座!
そうなんですか。それにしてもこの組み合わせ強力過ぎです!

投稿: もこまき | 2005.03.06 00:26

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